ふしょうなブログ

ご不要になった詩は粗大ゴミでお出しください

白樫物語について

2006年02月27日 07時19分31秒 | 詩に関わる話
 現代詩フォーラムに投稿した「白樫物語」なぜかHello Schoolというインターネットの各種学校、通信教育なのかな?の方の目にとまり同サイトの一般作品の詩部門にて紹介されることになりました。
 解説文も自身で書いて欲しいとのことで四苦八苦しながら書き上げました。このブログで自詩の解説もアップしているのですが、白樫物語についてはアップしておらず、投稿してから日数も経っているので詩を書いた動機を思い出しながらの自詩の解説は正直しんどかったです。

 作品自体は既にアップされており、朗読もしていただきました。お暇でしたら、ご覧下さい。尚、朗読は順次インターネット放送にて落合さんの作品同様に放送されるらしいです。なんだかなぁと思ってしまいます。


Hello School Library
URL: http://yslibrary.cool.ne.jp/hslibrary002.html

インターネット放送
URL: http://www.geocities.jp/kiki39k/






女性詩人85読了しました

2006年02月26日 23時31分55秒 | 書評のようなもの
 高橋順子編「現代日本女性詩人85」新書館を電車の中、サボリの喫茶店とかの空時間を有効利用して読了しました。読後の感想としては今の女性詩人達の感性は小池昌代あたりなのかなと思ったのと、男と女、やはり違うのだなと思った点です。何処が違うのかは、今回投稿した「女性詩」にも口下手ながら込めたつもりです。
 まあ、違うから判り合おうとするのかな?そうであるなら、男と女の違いを認め合うこと。どっちが優れているとかで無くて、違いを認め合って尊敬しあう。そんな姿勢が大切なようです。

 で、折角だからとレビューを書いて、mixiとアマゾンにも同文を投稿しました。



 台所からチッキンへ変わったのは単にカタカナ表記となっただけではなく、そこで紡がれる詩の内容も「女であることの苦悩、女であることを否定する詩」より「女であることを謳歌する詩」へと移り変わったようです。そしてチッキンそのものの在り方が不確かなものとなった今、女性の紡ぐ詩は何処へ向うのか大変興味があるところです。

 さて、高橋順子編による本著ですが、詩集等を刊行している所謂著名な女性詩人のみならず日の当らぬ場所に埋もれかけた女性詩人の作品をも暖かい眼差しの解説を添え丁寧に紹介されています。

 編者のまえがきからは本アンソロジーを編集するに際しての熱い想いが綴られており、「生きていくためには詩をかかずにはいられなくて、そういう現代詩との源流とははずれたところで自己流に書いてきた女性詩人は少なくない。その言葉は洗練を欠いているかもしれないが、破れそうなほど内圧が高かったり、血を流していたりする。そういう言葉を私はもう一度聞きたかったのである」と結ばれています。

 自らの拠るべき位置を確めようとする若い女性詩人はもとより、「台所で君に話しかけたい」男性諸氏にもお奨めします。


とまあこんな感じです。最近、こっち留守しがちなのですが、やはりブログはブログで大切にしたいかも(^.^)


インターネットラジオ放送

2006年02月25日 10時23分16秒 | 詩に関わる話
 現代詩フォーラム、詩遊会にて活躍されている落合朱美さんの作品「田舎道」が今夜インターネットラジオにて朗読されます。下記のようなスケジュールですので、是非聴いてみて下さい。


Hello Schoolの図書館にございます詩の朗読がインターネット
ラジオで放送されます。

第1回目は落合朱美様の「田舎道」です。
放送予定日時は

インターネットラジオ「ぽぽの放送」
2月25日23時頃

になります。
その日のご連絡となってしまいましたが、急な展開で
決まってしまいました。

ご参考になればと思い、メールを送らせて頂きました。
その他の掲載作品も順次、放送させて頂く予定でございます。

接続方法は
①Windows Media Playerを開けます。
②フル画面にして、左上(多分)のファイルをクリックします。
③「URLを開く」をクリック
④入力ボックスのところに http://tanpopo.ddo.jp:8000/ と入力
⑤音楽とかが流れたらOKです。

ただし、放送時間は22時~1時ですので、それ以外の時間は接続しても
接続できませんので注意してください。

詳しいイラストつきの説明は以下のアドレスです。
http://sapporo.cool.ne.jp/hara1102/popo/

インターネットラジオ「ぽぽの放送」
http://www.geocities.jp/kiki39k/

Hello School放送室
http://yslibrary.cool.ne.jp/hsbroadstatop.html

女性詩(をんな さが うた)

2006年02月24日 09時27分07秒 | 
あなたが一番きれいだったとき
しがらみの廃墟に靡く 硝煙を仰ぎ
自由とは このことかと
愛しき髑髏ひとつ 胸に抱き 街を彷徨う


あなたが一番きれいだったとき
一枚のルオーに なりたいと
無数の櫂に添える をんな の 手首は
愛しきものを慈しみ 立たせぬ一行に思い馳せる


をんなであることの 誇りを 求めつづけ
をんなであることの 明日を 求めつづけ
をんな が をんなであることを 求めつづけ


をんなの子宮で紡ぐ 人生 は
挙手の礼しか知らぬ ものどもには 判らぬと
あなた は しれっと答へ 墓の中




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どうしても書かざるを得ないこと

2006年02月22日 13時00分09秒 | 詩に関わる話
どうしても書かざるを得ないこと


 今回の恋愛詩に関わる幾つかの記事、コメントの中で「甘ったるい恋愛詩は読みたくない」と言い放っている方々が見受けられる現状に私は憂慮の念を示さざるにはいられません。

 たとえば、パソコンの前で現代詩フォーラムを眺めながら「なんだ、くだらない作品を投稿しやがって」と思われることは読み手として当然に自由な権利ですが、公の場所で、それを公然と言い放つことは例え緩やかであっても、ある種のコンセンサスを形成し、やがてそれは言論弾圧のベクトルとなって「表現の自由」を侵害する可能性があることを詩に関わる者として私は看過出来ません。
 
 しかも、非難の鉾先は、物言えぬ弱い立場の若い女性に向けられています。彼女達だって真剣に自らの想いと向き合いながら詩作に取り組み、衝き動かされるようにして投稿されているのです。彼女達の一大関心事である恋愛というテーマに取り組むことは、若いうちから死を弄ぶような詩を書くことより、よほど健全的で好ましいことだと私は考えています。そんな彼女達の純真な心を土足で踏み躙るような言動を、どうしても看過出来ません。

 なんだ些細なことを大げさにと思われる向きもあろうかと思いますが、総ての言論弾圧は些細なことより始まっているのは歴史を紐解くまでもない明白な事実です。また、戦後詩の原点は「表現の自由」を守ることであった筈です。

 詩に関わるものとして「表現の自由」を守ること、「表現の自由」を侵害する動きの萌芽に鋭敏であるべきことを決して疎んじてはならないと、ここに意思表明する次第です。

 また詩に関わる総ての人は常に平等であり、互いに尊敬し合うこと、紡がれた作品に対して暖かい眼差しで接すること、忘れてはならないと考えます
 

近況報告

2006年02月20日 23時30分52秒 | 日記のようなもの
 いやはや昨日は現代詩フォーラムでのばたばた、疲れました(苦笑)まあ、それはさておき、何気のmixi、今のところ便利なのでイジクリ倒しています♪
 なんだぁって方で詩に興味がある方なら、ご紹介メール送りますので、コメント寄せてください。



ラブレターを書きつづけた男の遺言状

2006年02月19日 05時13分57秒 | 
君の言う単なる恋愛に
僕は幾度となく涙を流してきた



君の言う単なる恋愛に
僕は幾度となく命をかけてきた



なぜなら
そこに世界で一番大切な真実があるから



なぜなら
そこにかけがえの無いものを見出したから




            恋ってヤツは素晴らしい!




僕は単なる恋愛の結実としてこの世に生まれ
幾度と無く単なる恋愛を繰り返してきた
そしてこれからも
単なる恋愛を繰り返し
単なる恋愛の果てに死ぬだろう



            愛ってヤツは最高さ!



どうか僕の葬儀には


単なるラブソングを葬送曲として流し
愛を信じる総ての恋人達へ宛てた
単なる恋文と単なる恋愛詩を
僕の棺に入れて欲しい




そして僕の命日には


「I love you」のラブソングを
愛に生き愛に死んだ僕の為に歌って欲しい



アイシアッテルカ~イ?



そうさ僕らは恋愛の素晴らしさを歌っているのさ
たとえそれがゲージュツとは認められなくとも



I love you,O.K



これが僕らの恋愛詩





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ミラーハウス(K.Mに)

2006年02月17日 07時44分22秒 | 
君の残した想い出は
遥か遠く浜茄子咲く北の国で
いつも優しく眩しいほどに輝いて
ここまでおいでと僕の名を呼んでいた


君の残した思い出を
僕は今超えようとしている
越えることなんて考えたくなくて
ずっと先のことだと思っていた


ミラーハウスの鏡の向う側へ
君は駆け足で去ってゆく
あまりにも素敵な想い出を残して


ミラーハウスの鏡の向う側へ
何も言わずに去ってゆく
あまりにも切ない想い出を残して




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お知らせ

2006年02月16日 12時50分45秒 | お知らせ
 ひょんなことから、現代詩フォーラムにてお知り合いとなったjinrokuさんより「mixi」を紹介していただきました。
 で、もしかしたら詩作品以外の部分はmixiに移行するかも知れません。ちょっと、考え中ですし、あちらへ移行して気が変わったら、またこちらへ戻すかも?
 う~む、良く判らん(苦笑)

小梅のエスキス

2006年02月14日 23時28分02秒 | 
屈めた背中を ゆっくりと伸ばすように
季節は移り変わる
それは水指に潜む 小梅の性
三寒四温の質感を受けいれては ひとり悦に入る

 
(ああ 春は素敵な季節
(水指の渇望は 
(滴り落ちる つゆに
(濡れて 満たされるのね


魯山人作の織部焼を写す 茶碗の縁に
鮮やかな 紅差す その細い小指で辿るのは
霞たなびく 交接 の 極み

(小梅 小梅なのね わたくし

何を計り茶碗を廻すのか くるり
終の旅行きを告げる暁 茶筅で捏ねる鞐の あなた


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