Op.17 春の気配は未だ… 2006年04月07日 22時11分16秒 | 詩 春の気配は未だ切れるような氷の 冷たさでコートの裾にまとわりつき うつむいたまま 泣きべそかいているのは誰のせい こんな街の片隅でも確かに芽生える やるせない泣きべそ顔の奥で 見つけたもの よわよわしくても確かなもの 木立より高く陽が昇れば このてのひらの上で芽生えた 柔らかな想いを ふわり感じて いつからだろう こんなにも 移ろいやすくて 待ち遠しさに心焦がして #ポエム « 九つの銅貨レビュー他 | トップ | スピーチ・バルーン(清水哲... »