ふしょうなブログ

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金魚再び

2005年12月13日 14時38分47秒 | 日記のようなもの



  会期もあと僅かとなった(18日の日曜日まで)プーシキン美術館展に行ってまいりました。目的は言わずと知れたマティスの金魚を観るためです。次に会えるのは何時になるのか分からない金魚。この目に、心にしっかりと焼き付けてきました。
  天気も良くて小春日和とまでは行きませんでしたが、それでも耐えられぬほどの寒さでは無くて会場は大勢の人々で溢れ返ってしました。2度目なので、お目当ての金魚以外はざっと眺めるにとどめました。
  そして金魚、やっぱり良いです。良すぎます。金魚鉢の置かれた丸テーブルの足などとってつけたように描かれていますし、左上の水草らしきものもデフォルメされていて、ある意味童話の挿絵の趣があります。ラファエロとかレンブラントあたりがお好きな方には、もしかするとつまらない絵とうつるかも知れません。それでもYockには例え様も無い程に素晴らしい絵に思えてなりません。
  存分に眺めてから前回鑑賞しなかった版画を観ることにしました。ロートレックの版画もよかったのですが、印象に残ったのはゴーギャンの木版画の3作品と同じく、ヴラマンク作のモンラールです。木版画、多く展示されたした石版画よりタッチが柔らかく曖昧にも思える輪郭がかえって心を揺さぶります。
  最後にピカソのアルルカンと女友達に別れを告げて会場を後にしました。美術展巡り、これからも行いたいと思います。でも、入場料、ちょっと痛いかなと思ってしまいます。まあ、いろいろな意味で費用が掛かるでしょうし、幾ら入場料を取っても採算取れないのでしょう。でも、もう少し安くならないのかな?




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