mama 横田裕子 ☆ 食品館 写真館 ☆ 

・戯言・適当レシピ・育児記・バイク雑誌の締め切りに追われる話しなど

岡田美佳 刺繍画展

2006年08月21日 | 休日美術館
MIKIMOTOの地下サロンにて
とても柔らかな風に吹かれました。

岡田美佳さんの刺繍画展

風・空気・草の棚引く様・川のセセラギ・滝の水飛沫
海の香り・大空・熟れた果物・・

全て、糸の一本一本が斬新に表現されています。
毛糸、刺繍糸、綿など素材感から柔らかさや
美香さんの感じた夏を存分に味わえる画展。

美香さんは情緒障害をお持ちだそうです。
おしゃべりが得意でない美香さんの言葉が沢山詰った作品。
作品から彼女のお話を聴く事が出来た気がします。

素敵な夏を過ごしたのですね!(勝手な解釈ですが・・)

9月12日まで
ミキモト名古屋 地下1階にて



江戸の誘惑

2006年07月31日 | 休日美術館
葛飾北斎や喜多川歌麿など江戸時代の浮世絵を
ボストン美術館が所蔵している肉筆画を集めた
”浮世絵展 江戸の誘惑”

小粋に浴衣や着物で行くと
入場料は半額に!!

前から行きたかったので、情報チェック万全!
引っ張り出した浴衣の準備も万全!!


私が高校生の時から着物の着付けを始めた理由の一つに・・
”永谷園のお茶漬け”を買うと
中に浮世絵のカードやゴッホのカードが入っていて
小さい頃、その綺麗な色使いが万華鏡を覗いたような
繊細な模様に魅力を感じ・・
”私もこんな着物が着たいなぁ~”から始まり..
親とお茶会に一緒に行けるように着付けの世界に足を踏み入れました。
(なかなか着る機会も失せてしまいましたが、夏と正月には必ず着るようにしています。)

そんな浮世絵を着物で伺えるとあれば
あとはスケジュールのみ!
日程を合わせ、名古屋ボストン美術館に出かけた。

土曜日の美術館は大賑わい!

浴衣の姿もチラホラみられ、粋を感じます。

初めての肉筆画に心躍らせ、
観る物全ての繊細な線・柄・色使い
完全な形で発見されたという北斎の幟絵など
極めて貴重な作品を観る事ができ
鮮やかな色に囲まれ至福の時を過ごす。

時代の風俗を代表されるという美人図は
女性の艶やかさを繊細な色、筆使いで写真には出せない魅了を感じます。

北斎の”鏡面美人図”のポストカードを買って帰りました。
美術館でついつい買ってしまったポストカード
今年は暑中見舞いに使おうかな?!






不思議発見!

2006年06月06日 | 休日美術館
あんまりかわいくないアヒルを発見!
ううん。。
ある意味インテリアをプチ壊しされそうな・・・
(シンプルモダンなリビングに東京タワーの提灯が飾られていて、”あれっ?”という驚きの感覚を獲られる)

インテリア・・・

小学校の文集の将来の夢に”インテリアコーディネーターになりたい!”と書いていた私。。(意味を知ってか?知らずか?)
今でも雑貨巡りは大好きで・・・クリマ(クリエーターズマーケット・以下省略)でも
変わった雑貨に目を奪われては関心していた。高くて購入に辿り着けないのが事実。。

絵を飾りたいなぁ・・と思うも”コレだ!!”に巡り遇っていない。

ふらふらと人混みを歩いていると、洒落た絵を飾っている区画に突入する。

ふと目に飛び込んでくる絵を発見!!

何ともホンワカした
柔らかさとキャラクターの無邪気さが・・

ナチュラルが似合うその絵。

今回のクリマで一番じっくり見たアートスペースでした。

”気に入ってるけど、売れない絵”の中から
迷わずポストカードを2枚買い、自分の店に戻りました。

そんな素敵な絵描きさんを紹介します。
森本ひであつさん
http://www.hideatsu.com
いつか子供が出来たら、彼の絵本をプレゼントしたくなりました
いつまでも童心で居られるようなそんな雰囲気を感じます。







名古屋市美術館

2006年05月27日 | 休日美術館
念願のルオー展
生きることの苦しみや孤独、戦争を生む人間の愚かさです。しかしまた、贖い主キリストや聖母の姿からは、慈悲の心や平和への祈りが自ずと伝わってくる、感動的な作品です。
「ミセレーレ」 42 母親に忌み嫌われる戦争[1927年] ~ 作品について引用


行く前に、行ったヤツに”面白かったよ!”と聞いていたので
何が面白いのか??早く確かめたかった。

今にも雨が落ちてきそうな空、バイクを走らせ
白川公園内にある名古屋市美術館へ
ロッカーに荷物を預け、前日画材屋にワザワザもらいに行った割引券を提出。

1000円のところを900円に割り引いてもらい、いざルオーの作品と対面!

展示の仕方が大まかなブロックに分かれていて
初期の(水浴びの女 道化師)から最後は(キリスト)で締めくくっている。

白と黒で表された死への道程(戦争)、様々な人、
様子は彼のユーモアさを感じた。
コントラストの強弱が女性、子供の柔らかさを表現する一方で・・・
彼の描く女性は皆、切なげな感じが伝わってくる。
画題に”優しい女”とするも優しさの中にどこかしら刹那さを感じてしまう。
しかし、紙に油絵具で何十にも色を重ねて描かれた力強いタッチや
人間の丸み曲線は、独特で
題のつけ方も、辿って行くととても面白い。

初めて面白さが判った瞬間は、一人笑顔がこぼれた。

土曜とあつて、ギャラリーが多くゆっくり一点一点を眺めるゆとりこそ無かったが、気に入った道化師のポストカードを買って帰りました。

今日はそれを眺めて一杯やるとしよう。



片岡鶴太郎さん。

2006年05月01日 | 休日美術館
昨日、凄いオーラーを見た。

場所は名古屋、星が丘三越。片岡鶴太郎展を観た後で、
私はナント200人限定の握手できる券を手にしていた。
あの憧れの鶴太郎氏の手を握れると思うと手が汗ばんでしまって・・
自分のミーハーっぷりに恥じらいさえ感じ、狭いこのフロアに溢れんばかりの人が一目見ようとひしめいている状態の中、一人この場から立ち去りたい気持ちと握手して帰りたい気持ちが複雑に絡み、心なしかお腹が痛くなる始末。。
ひしめく人並みを掻き分けて3回もお手洗いに行った。
(手は石鹸で2重洗い、高いハンドクリームを塗る!)

生まれてはじめての握手会。どうしたら印象深い握手が出来るのか?
真剣に悩んだ結果、握手する前に自分を名乗り出てみることにした。。
多分、握手する側からしたら”マタ変な奴きたよ。。”と軽く引いてる感じ。。
私の鶴太郎さんへの思いを語るのには短すぎる握手の時間(トキ)。
絵(作品)も芝居も物まねも大好きです。と一言。。
何がどう好きなのか!?そこまで語る事も出来ず(語られても嫌だろう)・・
その場を去りました。

表現者としてあやかりたい所ばかりです。
あの絵の色使い、魚の色、花の色、あの軟らかいタッチ・・・呂山人を思わせる器(焼き物)。人間味のある芝居。
大好きな所をあげるときりがないので・・・ちょっと一杯飲みながら話しましょうか?!と連れ出したい程・・・(笑)
(きっとそこに居る皆がそう思っているはず!!)

皆に対し、目をじっと見られて握手する鶴太郎さんの眼力や滲み出る人柄をタダタダ凄いなぁ..と思いました。
その日は贅沢な時間を過ごすことができました。

私も大田プロ目指そうか?!(笑)

田村 能里子展

2006年04月30日 | 休日美術館
昨日は”アジアの風 田村能里子の奏でる世界”という
古川美術館15周年特別展に足を運んだ。

彼女の”浴びる朝”という作品が印象深くて、ちょっと息抜きに。。

彼女はインドに4年間暮らし、アジアの風土や人、壁画が好きでスケッチをしていたそうです。作品も女性や壁画が多く壁画と人が上手く溶け込んだ作品であったり
観ていてアジアの街に旅行に来たかのような感覚になりました。

なぜアジア・シルクロードの人に拘りを持っているのか?という質問に
”彼女たちの骨格、堀の深さ、女性の穏やかさ”に魅了されて、書きたくなる被写体なのだとか・・

私も被写体に選ぶのは人が多いのですが、人間味を出せる写真が好きで、
女性の柔らかさの表現というよりは、その人の強さの瞬間を切り取っています。
私の理想とする女性像が”カッコイイ”という所からそういった表現になってしまうのかな?

彼女の絵(作品)を観て素敵なところは、背景に強い色を持ってきても
そこに居る女性が負けていない所にも感心しました。
必ず使われている”赤色”強さも優しさも様々な赤色で表現されています。

私も柔らかさを表現できるようになろう!と思いました。頑張るぞ~~♪