4.刑事事件と弁護士-なぜ「悪い人」を弁護するのか?
ここまでのお話を聞いて、弁護士の仕事ってイメージと違うなあと思ったかもしれません。みなさんの中には、例えば人を殺したりモノを盗んだりといった悪い人を守るのが弁護士の仕事か、と思っているかもしれません。刑事ドラマなんかで、弁護士が、悪い人からお金をたくさんもらって、ホントは有罪なのに無罪にしてしまう、なんてシーンを見たかもしれません。
弁護士 . . . 本文を読む
3.弁護士-法律を使ったトラブル解決する仕事
これまで、法律と裁判の話をしてきました。みんながスムースに生活していくルールとして法律があり、不幸にもトラブルが起きてしまったときは裁判で決着をつける、裁判では証拠と法律にしたがって判断され、みんな平等に扱われる、と言いました。そうすると、法律と裁判所があればすべてOK・・・でしょうか?
先ほど、クラチくんとニシオくんの交通事故の話をしました。仮に . . . 本文を読む
2.裁判-トラブルを公正に解決するための制度
法律というルールがあるから、安心して生活できると言いました。それでも、みなさんだってうっかり法律違反をしちゃう可能性はあります。例えば、自動車は、止まれの標識がある場所では一旦停止しないといけないと道路交通法に書いてあります。ですが私も恥ずかしながらうっかり標識を見落としてしまったこともあります。これは道路交通法違反ですね。もっと悲惨な事故や事件、例 . . . 本文を読む
参照:日本弁護士連合会 子どもページ、碧海純一・法と社会[1967年]
こんにちは。今日は、皆さんに向けて弁護士の仕事をお話しします。
1.法律-たくさんの人が生きていくためのルール
弁護士と聞くと、法律とか、裁判といった言葉が浮かぶでしょう。そのイメージはまちがっていません。
まずは、法律というものを考えてみましょう。みなさんは今日も、家から学校まで、歩き . . . 本文を読む
今年も中学生(中2、女子)が職場にやって来た。相も変わらず事務所見学は10分ほどで終了。その後は、即席のレジュメを渡して「弁護士の仕事」を説明した。
やはり中学生からすると「弁護士=刑事裁判」のイメージなんだね。無理もないけど。
大変素直な生徒さんで、とても気持ちよく話ができました。来年までには事務所にテミス像を置かなければ・・・。
それとは別に、中学校にお邪魔して「模擬裁判 . . . 本文を読む
単位会からの依頼で、(1)中学生を「職場体験」で事務所に招いたり、(2)中学校に出張講義に行くことがある。
大体、(1)→刑事裁判傍聴・事務所見学・適当な講義、(2)→模擬刑事裁判、というのがパターン。
折角の機会なので有意義な経験にしてもらいたいのだけど、いまいち手ごたえがない(特に(1))。
刑事裁判はそれなりにインパクトがあるかもしれないけど、弁護士事務所を見てもつ . . . 本文を読む