この映画は先月見たのだろう。ドイツ映画だが、何となく軽い感じで、ストーリー立ても無理がなく、出て来た脇役を気になりながら通しで見てしまった。
後から、重厚な演技の脇役はマカロニ・ウェスタンのフランコ・ネロだと分かった。2020年公開だから、彼はまだ健在なのかと嬉しかった。
監督 マルコ・クロイッパイントナー/俳優 エリアス・ムバルク・フランコ・ネロほか/2019年制作 ドイツ映画
慈善活動もする名声の企業家が突然やってきた客に殺された。完全黙秘を貫く犯罪者の国選弁護人が、偶然にも、殺された企業家の援助を受けて弁護士になったトルコ人が担当することになった。
周囲からは恩知らずと誹謗されながら弁護人は完全黙秘の犯罪者の犯行の真意と根幹を突き詰めていくというストーリーである。
ネタバレだが、殺された企業家は第二次世界大戦でナチス側の将校で、占領地のイタリアで民間人を殺した復讐を受けたのである。地続きのヨーロッパであるが故に起きうる事件のような気がした。
この圀の大東亜戦争でも同じようなことが東南アジアや中国、韓国等で日本軍によって行われた違いない。
海を隔てているが故に、この圀は外国からの抗議や報復が少ないようである。
逆に、海を隔てているが故に、ヒロシマ・ナガサキの原爆投下の理由や東京大空襲等の米軍の戦争作戦を問い質す理性的な国家主権を取り戻したいものである。
裏金作りに狂奔する自民党政権には到底無理であろうが…。