北海道昆虫同好会ブログ

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8年ぶりに再発見、北見市から消えていたオオモンシロチョウ

2019-05-29 07:28:56 | オオモンシロチョウ
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8年ぶりに再発見、北見市から消えていたオオモンシロチョウ


オオモンシロチョウ Pieris brassicae Linnnaeus 1758  は ヨーロッパ原産でもともと日本にはいなかった。1995年に北海道京極町で発見され注目されたが、その後北海道全域に急速に分布をひろげ、その際、各地で在来種のモンシロチョウを駆逐していった。2007年頃から理由は不明だが各地で急速に激減しはじめ北見市からは2011年9月4日を最後に完全に姿を消した。


2018-8-26 (日) 曇り



庭の徒長した小松菜(こまつな)に、本当に久しぶりにオオモンシロチョウ の終令幼虫多数と2-3令幼虫少数を発見し驚いた。
 

















モンシロチョウ4令幼虫も3匹いたが一匹は、はや寄生蜂アオムシコマユバチの黄色い繭ができていた。

 

北見市ではかって外来種のオオモンシロチョウだらけになってしまい 在来種のモンシロチョウが消えてしまった。



外来種のオオモンシロチョウに負けて在来種のモンシロチョウが消えてしまったのです。



私はオオモンシロチョウをよぶために、わざわざ庭に野生のワサビを大量に繁らせて、オオモンシロチョウに多数産卵させ、そこで多数の個体が羽化して乱舞するのをながめて悦にいったりした時期もありました。




しかし10年前からオオモンシロチョウはパッタリと姿を消し在来種のモンシロチョウが復活しはじめた。



理由は種々推測されましたが本当の理由はわかりません。 



野外では、最近はすべてが在来のモンシロチョウにもどり、この10年ほどはオオモンシロチョウを見かけることがなかった。



不思議なもので、本来なら存在してほしくないとおもっていた外来種オオモンシロチョウですが いなくなってしまうと急にさみしい気持ちになったものでした。



いなくなるのがわかっていたなら展翅標本を沢山作っておくべきだったと嘆いていた北見市の蝶愛好家もいました。








今回、北見市でオオモンシロ発見は少なくとも私にとっては、まさに8年ぶりくらいでしょうか。











      この項、続く。





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