パンダとそらまめ

ヴァイオリン弾きのパンダと環境系法律屋さんのそらまめによる不思議なコラボブログです。
(「初めに」をご一読ください)

NYUオーケストラ

2005-10-26 23:50:32 | 音楽
風は冷たいですがな一日。やっぱり気分もいいです。
さて今夜はNYUのオーケストラを聴きに行ってきました

NYUの音楽パフォーマンス部の生徒が中心で、フィルム部とのコラボもありました。ホールは2年前にできたピカピカのものです パンダさん、楽しめましたか?

 しっかり楽しみました音楽も歌も映像もすべてNYUの生徒と教授で作り上げていましたね会場は確かにきれいだったんだけど、響き(特に弦楽器)は残念ながらいまいちでした・・・というのもたぶん劇場(シアター)を意識しているのではないかな?今日のコンサートに行ったらその理由も分かったよねそらまめさん

そうねぇ、どちらかというとクラシックではなくて、ミュージカル寄り!?ヴォーカルの生徒たちはBroadwayにもうデビューしている卒業生かと勘違いしてしまいました 反面特にトランペットは 後で指揮者のプロフィールを見たら彼もミュージカル畑みたいでしたしね。そんなことより、今日はとんでもない大物がいましたね

 なんとALAN MENKENさんが来ていて、舞台で弾き語りもしてくれたんですぅいかにも彼をよく知っているか、のように書いちゃいましたが、無知なパンダは名前は知りませんでしたが、彼の曲は良く知っていました彼は今やディズニー音楽にはなくてはならない存在であろう「アラジン」「美女と野獣」「リトルマーメード」などのちょ~有名作品の作曲家だったのですそしてなんとNYUの卒業生だったんですよね。これらにはソラマメと二人揃ってでした。言い忘れていましたが、指揮者も2005年1月まで「ライオンキング」の音楽監督をしていたようですだからか、1階席はほとんどVIP席で、妙に警備などが厳しかったから不思議だね~ってコンサートの前に言ってたんです。まさか、こんなビックゲストの演奏を生で聴けると思ってなかったからそらまめさん、ALANさんの舞台、どうだった

 彼の紹介の時に「アカデミー賞8回、グラミー賞10回・・・」などと言っていて、最初はそんな人がこの世にいるとも思えなかったんだけど、まさか壇上に現れてライブまで聴けてこんなにラッキーなことはありません。あぁ、あなたの弾き語るジニーのテーマは最高のリズムでしたよ 彼一人で何千億と稼いでいるんだろうけど、たったの10ドルで聴いてしまってよかったのでしょうか(・ ・?)

ほんとにちょ~ラッキーだったとしかいいようがありません。すっごいリズム感でパンダもノリノリでも一番感動したことは、彼を囲んでパフォーマンスの生徒が気持ちを込めて、彼の歌を音楽を彼に捧げるように奏でていたことです。彼もかすかに涙していました。たくさんのプロの演奏を聴いてきたであろう、彼の涙。でもパンダは感じました。生徒の純粋な気持ちが声、音楽となって彼に届いたのであろう・・・と。パンダも心からジーンとしましたそして大学時代からお世話になっている大好きな作曲家・教授のH先生を思い出し、いつか先生を囲んで先生の音楽を奏でられることができればいいなと。
しかし、生徒にとっては素敵な経験ですよね。第一線で活躍するプロと同じ舞台に立ち、何よりもの肌で感じる教育。生徒も半端な気持ちではなく本気で舞台に向かうであろうし、今後もプロとして生きていこうって思うだろうな。とにかくこのジョイントにはでした。パンダもあのような舞台にのりたいなと思うのでありました。 

ソクラテス

2005-10-26 00:28:27 | ロースクール
といっても哲学について最近思索をめぐらせたわけでもなく、あるいは80年代のセレソンを彩ったクアトロ・オーメン・ジ・オーロ(いわゆる黄金の中盤)について語り始めるわけでもなく、ロースクールのティーチングメソッドについてです。
 「ソクラテス・メソッド」と呼ばれる有名な方法で、要するに教授が生徒を質問ぜめにしながら皆でディスカスしていくとういものです。授業は元来ディスカスの場で、アサインされるリーディングの内容を理解していることは前提で、むしろ生徒に自分で考えさせる・考えを深めるようにデザインされています。今日は当てられる(call on)日だったのですが、相変わらず次から次に質問してくるので分かっていてもタジタジになってしまいます
 ただ、先日ある教授が雑談の最中にいいことを教えてくれました。ロースクールの教授は山のように質問をしてくるけど、結局聞いていることはただひとつ、

 What am I thinking?

だと。うーん、確かに教授は本能的に自分の考えを話したがっていますね。言い得て妙だと思います。