では、詰合いを使って、どのように弓を引けばよいのだろうか。
詰合いの前準備。それが「打起し」と「大三」である。正確には打起しによって馬手の詰合いを、大三によって弓手の詰合いを完成させる。
詳しく見ていこう。
まず、打起しは「馬手先行」と言われるとおり、馬手によって行われる。このとき、垂直上向きから45度の角度まで打起すことが基本とされているが、実はこの角度が馬手が詰め合う位置なのである。
すなわち、馬手が詰め合うように打ち起こしていった結果、だいたい45度くらいで詰合いが完成するということだ。
感覚的には、円相に張った馬手をさらに張るように打起していき、下筋(二の腕の下の筋肉)が限界まで張り切るまで上げていけばよい。
打起しが完成したら、今度は大三である。既にご存知の通り、大三へは「弓手先行」でこれを行う。
これも打起し同様、「弓手の詰合いを完成させる」ことが目的である。したがって、円相に張った弓手を伸ばしていき、こちらも下筋が張り切るまで伸ばしていく。
このとき、手首を折り、手の内を決めてしまうよう指導されることが多いようであるが、詰合いの観点から言えばこれは正しくない。
なぜなら、手首が折れている時点で、手首の詰合いが崩れているからである。詰合いを重視するのであれば、大三の段階で腕に対して手首がまっすぐに伸びている必要がある。
こうすることにより、打起しから大三までの過程で、馬手、弓手両方の詰合いが完成するのだ。
詰合いの前準備。それが「打起し」と「大三」である。正確には打起しによって馬手の詰合いを、大三によって弓手の詰合いを完成させる。
詳しく見ていこう。
まず、打起しは「馬手先行」と言われるとおり、馬手によって行われる。このとき、垂直上向きから45度の角度まで打起すことが基本とされているが、実はこの角度が馬手が詰め合う位置なのである。
すなわち、馬手が詰め合うように打ち起こしていった結果、だいたい45度くらいで詰合いが完成するということだ。
感覚的には、円相に張った馬手をさらに張るように打起していき、下筋(二の腕の下の筋肉)が限界まで張り切るまで上げていけばよい。
打起しが完成したら、今度は大三である。既にご存知の通り、大三へは「弓手先行」でこれを行う。
これも打起し同様、「弓手の詰合いを完成させる」ことが目的である。したがって、円相に張った弓手を伸ばしていき、こちらも下筋が張り切るまで伸ばしていく。
このとき、手首を折り、手の内を決めてしまうよう指導されることが多いようであるが、詰合いの観点から言えばこれは正しくない。
なぜなら、手首が折れている時点で、手首の詰合いが崩れているからである。詰合いを重視するのであれば、大三の段階で腕に対して手首がまっすぐに伸びている必要がある。
こうすることにより、打起しから大三までの過程で、馬手、弓手両方の詰合いが完成するのだ。