東京タウンウォッチング情報 & 経営コラム 「経営コンサルタント・安岡裕二」の情報とヒント

ホットな街、店の現場から“時代”が見えるタウンウォッチング。経営に関連するヒントを独善的に“切る”短文のコメント。

東京タウンウォッチング 居酒屋で駄菓子食べ放題なんてマジ!!??

2008-03-23 11:52:34 | 「東京タウンウォッチング」一般
東京タウンウォッチング 居酒屋で駄菓子食べ放題なんてマジ!!??

居酒屋で駄菓子食べ放題…という見出しにギョ!という思い。エッ!酒を飲みながら駄菓子を食べるの!? 駄菓子と聞いて、あまりの違和感に唖然とする。
 三軒茶屋の「さんちゃ駄菓子バー」という居酒屋のこと。よく見ると、「昭和30年代、40年代」の懐かしい雰囲気を演出したもので、個室なんかがあり、この辺り、今の職場仲間グループ客に対応している。仕切りの(のれん)には、「混浴」とあり(画像)、当時の男性のあこがれ感を掴んでいる。食べ物は当時のハイカラ料理、庶民的洋食系のようだ。
 共通項は、貧しくも純情だった頃の30~40年代という切り口。レトロ調ブームは飽きられたかと思いきや、まだ根強い所もある。何軒か体験してみたことがあるが、当時の味、素材を再現してもやっぱり不味い。雰囲気にレトロ調は出せても、味は現代人に合うモノでないと、長続きはしないと思う。
 内装、雰囲気という点に触れると、外装、内装などに(エージング)と言って、あえて古く見せる手法があるが、本当の年輪を経たモノでないという点で、これも一種の偽装と言えるかも知れない。
 先日(古材)の適正流通を志す愛媛の材木屋さんが話していたが、古民家の梁に使われた古材なんか、素晴らしい味がある。そこには、人間の刻んだ歴史がしみ込んでいる(本物)の匂いが伝わる空気感があるように思う。100年くらいの古材が最も堅さのある良い頃だそうだ。



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