今の歌声は

ohtaと申します。M!初演の中川晃教さんに感動してこのブログをはじめました。ゆるゆると更新中。よろしくお願いします。

ミュージカル・ゴシック ポーの一族

2021-02-05 02:46:09 | musical


昨日、観てきました。
いや〜素晴らしかった!

2021年2月4日
国際フォーラムC
原作  萩尾望都「ポーの一族」
脚本・演出  小池修一郎(宝塚歌劇団)
作曲  太田健(宝塚歌劇団)
美術  松井るみ
衣装  生澤美子
出演  明日海りお 千葉雄大 小西遼生 中村橋之助 
    夢咲ねね 綺咲愛里 福井昌一 涼風真世 他


先月16日、23日に大阪公演の配信を観てから、この日をとても楽しみにしていました。

配信でもとてもいい舞台だというのはわかっていたけど、実際にこの目で観て、配信ではわからなかった部分がいろいろわかって、素晴らしさが実感できました。

舞台全体がゴシック感に溢れて、とても重厚な感じでした。

セット、照明、衣装、全てがシックな雰囲気で、宝塚のゴージャス感溢れる舞台とは対局と言っていいくらい。
配信の時も書きましたが、私はこの梅芸版の方が好きかも、です。


特に感じたのが、衣装の素晴らしさ。
主役の二人、エドガー、アランは配信でもよく映っていたのでわかっていましたが、ポーツネル男爵夫妻とかも素晴らしかったです。

特にポーツネル男爵!
小西遼生さん、雰囲気ぴったり!
長身、小顔、抜群のスタイルの良さで、クラシックなコスチュームを着こなされていて、素晴らしい。

そうなんです、白状します(大袈裟でごめんなさい)
私、ポーツネル男爵に目を奪われたというか、心奪われました。

シーラとの婚約式の衣装が素敵で・・・ため息です。
くるぶしまであるロングコート、ベージュ色に金色っぽい刺繍が前たてと背中にあって、後ろのサイドベンツがプリーツになってる。
こんな分量のあるロングコートをすっきり着こなすって、ハードルかなり高いと思われる。
もう、目が釘付けでした。

2幕で傷ついたシーラと消え去る場面は、黒のシルクハットにマント。
で、このマントが床を引き摺るほどの長さがあるんだけど、それが全然おかしくない。
カッコいい!
いや〜参りました!

宝塚でも男役のカッコいいマント姿は見ていますが、小西さんは当たり前だけど、本物の男の魅力あるマント姿で感激しました。

マント好きなんです、私(笑)
マントでこんな盛り上がってるの、私だけかもしれないけど、でも、構わない(笑)

そして、ポーツネル一家は小西さん以外宝塚OGなんですよ。
元だけどジェンヌの中に一人入っている小西さん、違和感なく溶け込んでいるのも凄いなあと。

佇まい、立ち姿が美しくて、しかも気負った感じがないのも素敵です。

なんだか、小西さん絶賛モードで先に進まない(笑)
とにかく、興奮冷めやらずな気分なのでどうかお許しを。

福井さんのキングポー、涼風さんの老ハンナポーも声に力があって、抜群の存在感でした。
福井さんはガンダルフのようだった。

東京公演はまだ始まったばかりですが、なんと、配信が3回もあります。
凄い!
エドガーアングル、アランアングルの日もあります。
男爵アングルもお願いしたいわ(笑)

そして、名古屋の大千穐楽は配信とライブビューイングも。

それまで、無事に完走できますように。

エドガー、アラン、そして小池演出については、また、いずれ、ゆっくりと書きたいと思います。








宝塚宙組 アナスタシア

2021-02-02 20:42:26 | takarazuka



宝塚宙組東京公演 ミュージカル アナスタシア

観てきました。
とても良かったです!

本当は、昨年、梅芸版に続いて上演されるはずでした。

が、緊急事態宣言になってしまい、梅芸版は東京公演は一部中止、大阪公演は全公演中止になってしまいました。

梅芸版も観たかったなあ。。。

宝塚版は今までのところ、なんとか無事に公演できています。
このまま千穐楽までいってほしいです。

物語は、ロシア皇帝ニコライ2世の末娘アナスタシアを巡る物語。
ディズニーらしい、ファンタスティックな心温まる物語でした。

舞台全体がとて美しかった。

アナスタシアの王冠をデザインしたようなセット、パリのアレクサンドル橋の再現、そして背景の映像が綺麗で、夢を見ているような感覚になりました。

そうですね、このお話自体が夢のような・・・

映像が場面に応じて動きがあるのも良かったです。
映像とセットと演者の動きが一体となって、舞台に動きがあって、スペクタクル感があって、とても楽しかったです。

そして、何と言っても音楽が素晴らしい!
親しみやすい、懐かしさを感じるメロディが心に残ります。
「あの日の12月」とか、心に沁みる。

コロナ対策で、下級生がA、Bチームに分かれているので、通常より少ない人数での公演となっていて、その点はちょっと寂しかったです。

特にフィナーレのロケットは一列になると舞台が広く感じてしまう。
いつもの半分くらいじゃないだろうか。
でも、皆頑張っていて、右へ左へいつも以上に移動を大きくして、精一杯踊っていました。
早く組全員で公演ができますように。

主演の真風涼帆さんは、スッキリと温かみのある雰囲気で、アナスタシアを思う気持ちが溢れる素敵なディミトリでした。

アナスタシア役の星風まどかさん
この公演を最後に専科へ異動、、、寂しいです。
困難にめげずに前向きなアナスタシアがピッタリでした。
歌もとても上手かったです。
実力のある人だから、どの組にいっても輝いていられると思います。

グレブ役は芹香斗亜さん
アナスタシアが本物だったら、ロマノフの血を引く者として生かしておくわけにはいかない、と追い詰める役どころ。
歌が上手い!
いや、それは前からわかっているけれど、特にこういうドラマチックな内容は響いてきます。
場面がグッと引き締まる感じがしました。

後はやはり生オケの復活が待ち遠しいです。
そりゃあ、録音でもいいけど、いや、我慢しますけど、って一体どっち?な感じですが・・・
コロナ対策だから文句は言えませんね。

しかし、曲が良いだけに生オケで聴きたかった、というのが本音です。

今月21日まで、宙組の皆さん、頑張ってください。

21日は千秋楽ライヴ中継と配信があります。
楽しみ〜