やおぶろ vol.2

スキー大好き、やおりのブログ。

ウィスラー旅記:キャットスキー(壱)

2006-02-15 | Whistler 2006
1月31日(火)/滑走3日目/キャットスキー

スキーヤーの朝は早い。早くてツラい(あたしにはね)。

今日は待望の「キャットスキー」に挑戦だ。
7時00分、ホテルに『Powder Mountain Catskiing』から、お迎えのバスが来る。
今回の参加者は、
タツ兄・かず03・Iちゃん・どんくみ・モンチ・ツ○コ・キ○コ・やおり。

隊長と鶏子はお留守番。ゲレンデで軽く滑って、本日到着のふっしーを待つ。
シホちゃんは気分転換のため、バンクーバーへ繰り出し一人旅を楽しむという。
やん様は今日は、有り余る時間を利用しお医者さまへ行くことにしたようだ。
みんな玄関まで出てキャット組を見送ってくれる。
ありがとう、みんなもよい一日を。

走ること約10分。
ウィスラ-・マウンテンの「あっち側」のベース、クリークサイドに到着する。
ここのサウスサイド・ダイナーで朝食の提供を受け、同時に免責書(waiver=
権利放棄書:キャットスキーが自然を相手にしたアクティビティーであることを
認識し、参加中にどんな事故に遭っても、運営会社を訴えないことを誓います。
とする書類)にサインをする。

これってすごく大事なことが書かれているんだけど、当然、すべて英語。
読むの大変だし、ヘリスキーやキャット@ファーニーでもサインしているので、
るるるる~っとナナメ読みで目を通したことにし、必要事項を埋めていく。

やがて、
キャメロン・ディアス似のお姉ちゃん・ジェニファーがテーブルに歩み寄る。
彼女は今日、我らのテールガイドを務めてくれる。


ジェニファー「書類へのサインは済みましたか?」

この日のためにNOVAで英会話の修行を積んできたくみどんが応対する。

どんくみ  「え? あ、サインね。イエスイエス。書きました♪」

ジェニファー「もちろん内容を理解した上でサインしてくれてるわよね?」

どんくみを見るジェニファーの目がいたずらに光る。

ジェニファーの鋭いツッコミにどんくみの目が泳ぐ。

どんくみ  「え、内容? えっと、ノー! あ、いやいや、イエスイエス♪」

ジェニファー「ホントにわかってんの~? ぬわっしゃっしゃっしゃっしゃっ!!!」

なんかね、ジェニファーって、本当にこんなふうに笑うんだ。
チキチキマシンのケンケンみたいに しゃっしゃっしゃっしゃっ!……って。
それがどうにもおかしくて、みんなで真似してたら本人に怒られた。


ところで、ダイナーのあるこの建物、キ○コとわたしには特別の感慨がある。

階上の『サウスサイド・ロッジ』という相部屋ロッジは、5年前、あたしら2人が、
シドニーっ子やロンドンっ子ら、自由奔放なティーンエイジャーと1週間にわたる
壮絶なルームシェア生活を送った宿なのだ。

築何年よ、ってくらい古いし、最後に掃除したのいつよ、ってくらいキレイじゃ
ないし、薄暗いし、階段は歪んでるし、トイレットペーパーは自己管理(トイレは
マイペーパー持参で利用します)、ルームメイトは脱いだ服を散らかし放題、宿に
かかってきた電話は、そのとき電話のいちばん近くにいる人間(客)が取って応対
するのがルール……等々。
1階のダイナーだって当時はガランとして、お化け屋敷みたいな廃屋だったと思う。

とにかくサウスサイド・ロッジでの1週間は、とても語り尽くせないくらいすべてが
非日常的で awesome で amazing だった。
今となっては懐かしいが、もう一度泊まってみるかと問われれば、即答で「ノー!」


朝食を終え、再びバスに乗り込み、いよいよキャット小屋へ向かう。
ハイウェイ99を下ること約30分。3台のキャタピラが停まっているのが見えた。
小屋に入り、ブーツを履き、身支度を整える。
我らのスキー板とストックは、スタッフがきびきびとキャットに乗せてくれる。

「みんなが乗るのは、あっちの赤いキャットだよ~♪」
と、Karlくん。

「オーケー! じゃあみんな、乗ってちょうだい。出発しましょう!」
とジェニファー。


ガガガガガガッ。
キャットが動き出した♪



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