やおぶろ vol.2

スキー大好き、やおりのブログ。

ウィスラー旅記:キャットスキー(弐)

2006-02-16 | Whistler 2006
最初のポイントへ向かう車内、ジェニファーの日本語への対応力に驚かされた。

ジェニファー
「みんなの名前を覚えるわね。え~っとあなたは…キク、それからユミ、クミ、
ジュンコ、セイコ、タッツ、カズゥ、アイ、それからカール! オーケー?」

オーケーです。すごいねジェニファー。
学生時代、クラスに日本人留学生いたそうで、日本語には馴染みがあるらしい。


キャットが停まり、一同、一旦下車。
ビーコンの使用説明を受け、2人一組になって使い方を練習する。
続いて、先頭ガイドのダグから滑走時の注意を受ける。

ダグ
「先の人が滑ったラインの隣、隣……と、ある程度、間隔を揃えて滑るように。
くれぐれも勝手な方向には行かないこと。万が一のときには、テールガイドの
ジェニファーが、みんなをフォローします」


1本目はみんなのビーコンの動作チェックと足慣らしを目的としたショートラン。
すぐ先にキャットが待機しているのが見えるくらいの短い距離だ。



よっしゃぁ! 滑るぜ~~~~~~~~~~っ!



っと、スタートしてはみたものの……



あら?(思った以上に深い……)



あららら?(深いうえに、この雪ちょっと重たい……)



どて。




いきなり転んでしまいました。

起き上がり、ダグとKarlが待つポイントまで、おたおたと滑り降りる。
腰の引けたわたしの滑りを眺めていたKarlくんが口を開く。

Karl
「太い板に替える? キャットに1台、スペアのファットスキーがあるんだって。
それ貸してもらえるように、ダグに頼もうか?」


そっか~。今回、みんなはファット履いてるんだよね。
ロシニョール[B3]、K2[SETH](だっけ?)、 サロモン[1080]などなど。
いずれもパウダー滑走のために作られた、3サイズがすべて3ケタという武器ばかり。

対するわたしの板は、K2[T-nineX]。3サイズは上から 111/70/101。
決して細くはないのだが、ウエスト2ケタ。みんなのと比べたら激やせレベルだ。

この5シーズン、かなりの深雪もこの板で滑ってきたんだもん。大丈夫じゃん?
などとタカをくくっていたけれど、う~~ん。

やおり
「レンタルも検討すべきかも。でももう1、2本、様子見てからでもいい?」

含みを持たせた返事をする。
確かにこの日のわたしときたら、終始オタオタ気味だったけど、でも結局は、
なんとか自前の板で乗り切った。エラかったぞ[T-nineX]牝5歳。


↓激やせ疑惑のK2[T-nineX]で遊ぶ。

深く、深く積もった雪を蹴散らして、ボクらは滑る。
この身を覆い尽くすほどに舞い上がる粉雪が、ボクらを夢心地にさせる。
雪は、天からの贈りもの。雪は、ボクらの宝もの…。
(なんつって♪ Copy by Yaori)



急斜面や危険箇所もなく、少し林間を抜ければ、その先には、必ずかなりの距離が
とれるオープンスロープが広がっている。

ただ、本日の天気は雪。曇天。

雪面の見づらさは少々気になるところだ。
ズーンと重たそうな雪雲が空を覆い、空も雪面も単調なグレイホワイト一色。
影が出ないので、斜面のうねりや凹みは、そこに足を取られて初めて気付く。
しかもこの雪は、やや湿気を帯びて重い。
案外、気が抜けないな。


そんなことを考えながら林間を進んでいたとき、前方で事件が起きた。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
詩人だね (つ●こ)
2006-02-16 12:53:18
きゃ~!!やおりってば何だか素敵な詩が書かれているじゃないですか(感動♪)



この日の雪は結構重めだったよね~。

私も武器を手にしながら、バタバタ転んじゃったわよ~。。。

転び癖がつくと腰がひけちゃってまた転ぶじゃん!前半はかなり焦ってたよ わたくぴ。



そしてこの後・・・ドキドキしてきた(汗)
返信する
仕事で (やおり)
2006-02-16 16:47:37
こじゃれたキャッチコピー書くことも、たまにあったりして。



この湿雪は思いのほかクセ者だったよね~。あたしも何度、足をすくわれたことか……。いつかリベンジしたいです。



軽い気持ちで書き始めた旅記だけど、けっこう盛りだくさんで長篇化の様相。ドキドキのドラマはまだまだ続く(汗)
返信する