今年は、水平社宣言100年を迎えました。7月24日開催の全国水平同盟第11回大会は、歴史的な大会になります。全ての皆さんの参加を呼びかけます。
世界戦争への始まりという時代を迎え、岸田政権は明確に戦時体制への転換に舵を切りました。今こそ戦争反対の大行動を起こしましょう!
資本主義は、コロナで行きづまり、私たち労働者の生命と生活を破壊し尽くそうとしています。こんな世の中を根底からひっくり返すときが来ました。
戦争とは、同時に差別と排外主義の嵐の攻撃です。水平社宣言の荒々しい闘いの息吹をよみがえらせ、戦争に反対し、労働者の世の中を作るために、全国水平同盟の旗の下に結集し、闘いましょう!
●戦争反対の大闘争に総決起しましょう!
ウクライナ戦争から、3度目の世界戦争ー核戦争の時代に入りました。
5月日米会談は、アジア全域を対中国の戦争に動員することを決めました。岸田政権は、NATO軍事同盟会議への参加と参戦に踏みきりました。「骨太方針」では、軍事費の倍増、軍事費優先、福祉解体・大増税と戦時体制に舵を切り、そのための改憲と核武装に走っています。今こそ戦争反対の総決起を実現しよう!
●ロシア革命を受けた水平社宣言の息吹をよみがえらせよう!
水平社宣言は永らく差別、迫害を受けてきた部落民が、自分たちの力で差別との闘いを宣言した歴史的な解放宣言文です。同時に、「吾等は人間性の原理に覚醒し人類最高の完成に向かって突進す」「人の世に熱あれ、人間に光りあれ」と、差別を受けてきた部落民が労働者の闘いの先頭に立つことによって、全ての差別の撤廃と人間解放を訴えた宣言です。
その先陣を切ったロシア革命は、労働者の団結と祖国敗北主義を貫き、始まった戦争に対して、戦争を内乱へ!を実現しました。民族問題、農民問題をはじめ社会の全ての階級分断、差別と闘うなかで労働者の団結を実現しました。「パンと平和」をスローガンに革命を実現したのです。これが私たち全国水平同盟がめざすものです。戦争は政治危機と生活破壊をうみます。今がそういう時代ではありませんか。
●生活破壊・更地化攻撃に対し労働組合で団結して闘おう!
戦争、コロナ、恐慌。岸田政権の戦争優先政治は、労働者の生活破壊と犠牲の上で進みます。今こそ命と生活を守るために闘いが必要です。西郡、高槻をはじめ全国で不屈の闘いを貫いてきました。これからが正念場です。
水平同盟は労働組合の先頭で闘います!資本の労働組合つぶしとの闘いは、差別・分断との闘いです。差別との闘いは、労働者の団結の闘いそのものです。国鉄闘争を軸に闘う労働運動を作りましょう!
●狭山再審闘争に勝利しよう!
狭山闘争は、再審か棄却かの決戦局面に入っています。「8月にも弁護団による11人分の鑑定人尋問の請求」が行われ、「東京高裁は11月か12月には、これを尋問するかどうかを判断する」(東京新聞)という決定的な情勢です。
狭山事件は権力によるデッチ上げ、権力犯罪です。59年の石川一雄さんの不屈の闘いは絶対反対を貫き、世の中の不正義を暴く闘いです。岸田政権による戦争攻撃としての狭山再審棄却攻撃を打ち破る夏秋の狭山闘争の爆発を実現しましよう。