八尾北医療センター労働組合

藤木 好枝 執行委員長

4月21日(日)午後1時よりJR尼崎駅北広場において「尼崎事故弾劾集会」を開催

2024年04月08日 | 労働運動






2024年4月8日
国鉄闘争全国運動・関西事務局

 きたる4月21日(日)午後1時よりJR尼崎駅北広場において「尼崎事故弾劾集会」を開催します。午後2時20分からは尼崎事故現場に向けてデモ行進に出ます。
 今年の尼崎闘争はまず何よりも毎年11月全国労働者総決起集会を呼びかけてきた3労組にとって、重大な試練のときであることを訴えます。
 警察・検察・裁判所と大阪広域生コン協組が一体となり、2018年から関西地区生コン支部に対して威力業務妨害や恐喝容疑をでっち上げて次々とのべ89人を不当逮捕し長期間勾留して、労働組合をつぶそうとした大弾圧。
 これを引き継いで、今年2月28日、昨年の8・6広島原爆ドーム前で行われた反戦反核集会に参加して闘った仲間5人が、右翼の妨害との闘いの規制に入った市職員が転倒したことを口実にして、警察権力に暴力行為等処罰法違反をデッチあげられて、不当逮捕され、起訴されました。
 さらに、昨年11月20日年末一時金ストライキに決起した港合同昌一金属支部に対して、ストライキ直後から民事再生法を使った、倒産・選別解雇攻撃が資本からかけられています。
 これらはすべて、岸田自民党政権による、米国と一体となった中国に対する戦争をやるための攻撃、戦争に反対する労働組合を組織的に壊滅しようとする攻撃です。岸田首相は本日、4月8日訪米し、国賓として日米首脳会談に臨み、安保体制の大改編―「米軍・自衛隊の司令部機能の一体化」、すなわちアメリカ軍の指揮系統のもとに自衛隊が入り中国に対する侵略戦争の最前線に立つ決断をしています。首脳会談の翌日から対中国戦争が始まってもおかしくないのです。
 私たちは重大な決意をこめてこの弾圧・解雇攻撃を粉砕する闘いに総決起しなければなりません。
 おりしもJRにおいては、鉄道を安全に運行すること、地域住民が生きていくための生命線となるローカル線を維持すること、これをすべて放棄して、ただただ戦争のための軍事輸送体制のためにJRを組織的に大再編する攻撃が東日本でも西日本でもかけられてきています。
 そもそも1987年の国鉄分割・民営化は、国をあげての労働組合つぶし、国家的不当労働行為でした。そこで組合つぶしに施策を集中したため、ローカル線廃止や広域統合による合理化はあとまわしにせざるをえなかった。JR西日本については、それに加えて2005年尼崎事故があり、合理化が大幅に遅れました。
 しかし、戦争突入情勢にあって、もはや後回しにしてはいられない、JRにおいて早急に戦時体制をつくるための大量解雇攻撃と労働組合つぶしの攻撃が始まったのです。地方自治法改悪は国の戦争政策には地方自治体は命令に従う義務があるという大改悪です。ローカル線廃止反対をしている地方自治体を黙らせ、従わせる攻撃でもあります。
 しかし、こうした一連の攻撃は、資本主義が完全に行き詰まり、アメリカ帝国主義・日本帝国主義が中国侵略戦争―世界戦争に訴えるしか延命できないところまで追いつめられたからです。危機はチャンス。根本からこの社会を作り直し、労働者が本当に社会の主人公となる世界を実現しましょう。
 24春闘は日教組奈良市の仲間が「春の嵐」と名づけたように、ストライキ、ストライキ、ストライキの嵐になりつつあります。動労千葉は3月ダイヤ改定阻止の3・15~16ストライキに渾身の決起を組合あげて行いました。動労西日本はJR芸備線廃線のための再構築協議会の開催に反対して3月26日、岡崎副委員長の指名ストライキを貫徹しました。翌27日には関西合同労組恭誠社分会がストライキに決起し、日教組奈良市が奈良市役所前のスタンディング・反戦春闘行動に総決起しました。さらに、4月10日、高槻医療福祉労働組合が戦争協力を拒否し賃上げと過重労働許さないストライキに立とうとしています。
 さらに特筆すべきは沖縄における労働組合の闘いです。
 米駆逐艦「ラファエル」入港に反対して、全港湾沖縄地本八重山分会は3月11日にストライキを闘いました。右翼マスコミによるバッシングや市議会でのスト中止勧告案が提出される中で、その反動を打ち破ってストライキを貫徹したのです。
 うるま市では沖縄コールセンター労働組合が、資本による委員長解雇攻撃を打ち破り、新委員長体制を確立しました。ミサイル配備や自衛隊新基地建設の計画されるうるま市勝連のど真ん中に闘いの旗が打ち立てられたのです。
 「闘えば勝てる」時代です。戦争を担わされるのは、どこの国でも青年労働者です。しかし、その青年労働者の中から戦争を拒否し社会変革をめざす、新たなうねりが起こりつつあります。
 皆さん。私たちはこの日のために、どんなつらい弾圧や、資本による団結破壊の攻撃や職場での困難な状況にも負けず、闘い続けてきたのではないでしょうか。今こそ人生をかけた闘いに立ち上がりましょう。4・25尼崎事故弾劾 総決起集会に集まろう。


 ●第二の尼崎事故を起こさせるな! 日米による中国侵略戦争阻止!
 ●ローカル線廃止反対! 生きる手段を奪うな! 地方自治法改悪反対!
 ●8・6広島弾圧粉砕!関生支部弾圧粉砕!港合同昌一金属支部つぶし許すな!

 尼崎事故弾劾 総決起集会
 とき  4月21日(日)午後1時開始 午後2時20分デモ出発
 ところ JR尼崎駅北広場