八尾北医療センター労働組合

藤木 好枝 執行委員長

3・21 抗議デモ! 維新と吉村知事の 戦争改憲のための 民族教育つぶし 許さんぞ!

2022年03月24日 | 闘争報告
 関西労働組合交流センターと 朝鮮戦争に反対する在日朝鮮人の会の主催による
抗議デモ! 維新と吉村知事の 戦争改憲のための 民族教育つぶし 許さんぞ!
労働組合は今こそ起とう! 3・21 布施デモ 八尾北労組と地域の仲間も参加し、ともにたたかいぬきました!!
 



 3月21日、東大阪市にて関西労組交流センターと「朝鮮戦争に反対する在日朝鮮人の会」の主催で、維新の会による民族教育つぶしを許さないデモ行進がおこなわれました。三ノ瀬公園から布施駅を経て近鉄沿線を練り歩くデモで、在日・日本人・地域でつくりあげてきた民族教育を守り抜き、改憲・戦争情勢と一体でかけられている排外主義・差別分断に対し今こそ怒りの声を上げ、3月27日に東大阪で開催される「戦争・改憲のための民族教育つぶしを許すな!関西教育労働者集会」への参加をアピールしました。





【東大阪市の教育労働者からの報告】

「朝鮮文化に親しむ東大阪子どもの集い」(以下「集い」)の廃止を許さない実行委員会を立ち上げたきっかけは、教育委員会・校園長会・人権教育研究会・在日外国人教育研究協議会・東大阪市教職員組合の5つの団体の主催で行われている「集い」から、教育委員会がトップダウンで主催から撤退すると表明したことでした。



多くの人たちが熱意と使命感と誇りをもってバトンを引き継ぎ、37回も続いてきた「東大阪の宝」と多くの人たちが思っている「集い」からなぜ撤退するのだろうか?教育委員会は「外国籍の子どもの割合が多文化へ移行してきていること」を理由にしていますが、直感的に「集い」にとどまらない母国語学級の解体-民族講師の解雇にまでつながる攻撃ではないかと危惧しました。日本政府がアメリカと一緒に中国への戦争をする決断をしたことが根底にあることをはっきりさせなければいけないと思いました。それが現実のものとなってきています。

昨年の大阪府の9月府議会において、西野弘一府議が「府費で採用されている民族講師3人について、母国語学級では朝鮮のことばかり教えている。多文化共生・国際理解をすすめないならば府費の加配はやめるべき」と解雇を迫るような質問をし、それに維新の吉村知事が応じるというやり取りがありました。また西野府議は強制連行について「戦時徴用は242人だけだった。多くは自由意志だった。反日史観を見直すべき」と言っています。また、今行われている2月府議会においても、「大阪府で採用されている韓国籍の小中学校の教員は98人。竹島問題について、『日本固有の領土であり、韓国が不法占拠している』と指導要領通りに教えない教員は教壇から去ってもらうべき」「その通りに教えているのならば、そのことを世界中に発信するべき」と言っています。在日の誇り、尊厳を奪う同化政策、皇民化政策の復活そのものです。絶対に許すことはできません。

維新が民族教育をつぶそうとするのは、在日の存在と戦後の闘いをたたきつぶし、日本の植民地・侵略の歴史を抹殺することなしに、憲法改悪と新たな戦争はできないからです。攻撃の矢面に立たされている民族講師・在日の教員を孤立させるな!今求められているのは、在日と日本人労働者の団結した闘いです。

私たちはこの1年間に5回の「集い」廃止を許さない地域交流会を開いてきました。毎回意義のある交流会になりました。第4回の交流会では、39年前に「集い」の立ち上げに尽力された先生をお招きして講演をしていただきました。多くの困難を乗り越えて開催に導かれた信念、バイタリティに感服しました。同時に「ストライキで勤評闘争を闘った当時の布施教組の団結が土台にあった」というお話を聞いて、やっぱり今の攻撃が労働組合の解体、在日と日本人との団結破壊にあると確信しました。

2月25日には、多くの皆さんに協力していただいた「教育委員会は主催から撤退するな」の署名887筆を市教委に提出しました。

民族学級解体・府費講師解雇攻撃が強まる中で、市教組は今年度から「集い」は4者でやっていくことを決定しました。市教組の屈服にもかかわらず、そのあとも署名が分会から送られてきています。「集い」の廃止を許さない実行委員会が今後どう闘っていくのか、真剣に見守っているということだと思います。

ウクライナ情勢の中で岸田政権・維新による戦争攻撃が一気に加速しています。私たちの「集い」・民族教育・府費講師の解雇を許さないこの闘いは、この戦争攻撃に反対する具体的な闘いです。「教え子を戦場に送るな!」…問われいているのは労働組合です。闘う労働組合をよみがえらせる闘いに全力で立ち上がります。今日は大きな声で元気よくデモしたいと思います。皆さん、ともに頑張りましょう。
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