八尾北医療センター労働組合

藤木 好枝 執行委員長

八尾北労組の2.26「ストライキ宣言」

2009年02月19日 | 労働運動
2・26森本さんへの強制執行絶対反対!八尾北医療センターの民営化絶対反対!
         ス ト ラ イ キ 宣 言

2009年2月19日
                          八尾北医療センター労働組合

 八尾北労組は、2月26日森本さんへの強制執行のその日に、ストライキにたつ!労働者の根源的な怒りと誇りをほとばしらせ、資本家や国家権力、その手先となって襲いかかる者たちに、団結に生きる労働者の行動をたたきつける。
 強制執行くるならこい! こう言い切った時に、労働者は自らの身体にまきついた賃金奴隷の鎖をひきちぎり、社会の主人公となって登場する。
 これまで1000人を超す労働者が、団結を奪われ西郡から去っていった。しかし、ついに森本さんが「私は絶対に出ていかない。仲間との団結に生きる」と全国連西郡支部に団結し、絶対反対の闘いにたちあがった! 八尾市と地区協(解同本部派)の結託による住宅闘争破壊とムラ支配はついに破綻した。資本家や体制内勢力がまきちらしてきた「労働者は闘っても勝てない」「資本あっての労働者」という奴隷の思想はうち破られた。八尾北労組は森本さんの手を絶対に離さない。資本が打ち込んだ差別による分断を全国連西郡支部と共に実力でぶち破り、ひとつの労働者階級として決起する。
 「地域医療を守れ」「よりよい医療」という考え方は、私たちを長い間資本主義のもとに縛りつけてきた。「赤ひげ」「ナイチンゲール精神」で、自己犠牲や奉仕を尊いものとされ、資本への怒りを曇らされてきた。「看護師の賃金を半分に」!道州制の突破口に位置づけられた公立病院の閉鎖・民営化攻撃は、労働者の生首を切り、生存条件以下の奴隷労働にかりたてようとしている。私たちは奴隷じゃない!人間だ! 300年続いた資本主義が目の前でガラガラと音をたてて崩壊している。私たちは、労働者の武器である労働組合を今こそよみがえらせ、資本の墓堀人としての労働者の団結と誇りをとりもどす。それが2・26ストライキだ。
 今ほど労働者と資本が非和解であることがはっきりした時代はない。公務員も民間も、正規も非正規も、全国のあらゆる職場で「生きさせろ!」の闘いに起ちあがるときがきた。道州制を「大企業の新たなビジネスチャンス」と資本主義の「再生」を請い願い、道州制推進の提言運動に労働者を組織し、「絶対反対」の闘いを弾圧する連合・全労連に未来はない。彼らは、すでに22年前に国鉄分割・民営化の攻撃で完全に骨が折れてしまった連中だ。資本の首切り・団結破壊の攻撃に労働者を放り出し、自主退職と自殺に追いやった張本人だ。絶対に許さない。彼らがかかげる「地域医療を守れ」は、労働者にトコトン犠牲を強い、患者(労働者)と分断・対立させる資本家の考え方そのものだ。
 「絶対反対」をかかげ、1万の機動隊を敵に回してストライキに立ち上がった動労千葉労働運動が光り輝く時代がきた。森精機ストライキがそれにつづいた。
 世界金融恐慌は資本主義の終わりを告げている。労働者の団結した闘いだけが人間を労働力商品=モノにまで落とし込めた階級支配を終わらせ、あらゆる抑圧・差別からの解放と、人間的共同性にもとづく社会をつくりだすことができる。
 八尾北労組は、2・26ストライキに決起する。