魚梁瀬森林鉄道遺産ファンクラブ

国の重要文化財に指定された”魚梁瀬森林鉄道遺産”を保存・活用し、関係5か町村の活性化を図る取組みを応援しています。

青空編集発行人・谷口總一郎  さんの記事

2009-11-18 | イラストで訪ねる懐かしの魚梁瀬森林鉄道

青空編集発行人・谷口總一郎  さんの記事

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イラストで訪ねる懐かしの魚梁瀬森林鉄道・・・熊野神社の春の大祭?
イラストで訪ねる懐かしの魚梁瀬森林鉄道・・・魚梁瀬駅から
イラストで訪ねる懐かしの魚梁瀬森林鉄道・・・索道搬出作業
イラストで訪ねる懐かしの魚梁瀬森林鉄道・・・石仙駅風景
イラストで訪ねる懐かしの魚梁瀬森林鉄道・・・酒井式8トン・ディーゼル車
イラストで訪ねる懐かしの魚梁瀬森林鉄道・・・田野海岸での船積み作業
イラストで訪ねる懐かしの魚梁瀬森林鉄道・・・谷を渡り、走る「林鉄」
イラストで訪ねる懐かしの魚梁瀬森林鉄道・・・馬路駅の停車場風景
イラストで訪ねる懐かしの魚梁瀬森林鉄道・・・魚梁瀬橋を帰る小学生たち
イラストで訪ねる懐かしの魚梁瀬森林鉄道・・・馬路駅からの一番列車
イラストで訪ねる懐かしの魚梁瀬森林鉄道・・・積込風景
イラストで訪ねる懐かしの魚梁瀬森林鉄道・・・大谷口の複線
イラストで訪ねる懐かしの魚梁瀬森林鉄道・・・昭和25年の魚梁瀬駅
イラストで訪ねる懐かしの魚梁瀬森林鉄道・・・Lー57ディーゼル機関車
イラストで訪ねる懐かしの魚梁瀬森林鉄道・・・女性のファッション
イラストで訪ねる懐かしの魚梁瀬森林鉄道・・・「アメリカ牛」
イラストで訪ねる懐かしの魚梁瀬森林鉄道・・・積み込み
イラストで訪ねる懐かしの魚梁瀬森林鉄道・・・蒸気機関車
イラストで訪ねる懐かしの魚梁瀬森林鉄道・・・木馬(きんま)でも搬出作業
イラストで訪ねる懐かしの魚梁瀬森林鉄道・・・石仙土場(こくせんどば)
イラストで訪ねる懐かしの魚梁瀬森林鉄道・・・橋を渡る蒸気機関車
イラストで訪ねる懐かしの魚梁瀬森林鉄道・・・馬路村全景(昭和26年)
イラストで訪ねる懐かしの魚梁瀬森林鉄道・・・はじめに


  

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国指定重要文化財 ー旧魚梁瀬森林鉄道施設ー

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魚梁瀬森林鉄道遺産 重要文化財指定記念のシンポ開催 

2009-11-18 | 魚梁瀬森林鉄道遺産 イベント情報
昨日、10月24日 田野町ふれあいセンターにおいて、

魚梁瀬森林鉄道遺産 重要文化財指定記念のシンポジウムが開催されて、根木さんと一緒に参加しました。

旧魚梁瀬森林鉄道施設(18物件)が近代化遺産として国の重要文化財に指定されました。

(森林鉄道としては全国初、また、5町村という広域での指定もわが国初だそうです)

この遺産を地域の宝として後世に引き継いでいくにはどうすればよいのか・・・を考えるシンポジウムでした。







主催をした「中芸地区森林鉄道遺産を保存・活用する会」の清岡博基会長が開会の挨拶で、これまでの取組みなどのいきさつの説明がありました。



共催をした奈半利町・田野町・安田町・北川村・馬路村などを代表して有岡正幹・中芸広域連合長(安田町長)が、5か町村が連携してこの遺産を地域の宝として活用し、後世に引き継いでいく・・・旨のご挨拶をされました。



はじめに、文化庁文化財部参事官(建造物担当)の北河大次郎・調査官より"重要文化財「旧魚梁瀬森林鉄道施設」の価値と活用"~全国初5町村連携の重要文化財をどう活かすか~と言うテーマで講演がありました。

画像で現地を示しながら説明していただいたので、どこに価値があるのかなどが良く分かりました。





その後のパネルディスカッションは、高知県教育委員会文化財課・溝渕博彦課長補佐が明快にコーディネーターをされて、5人のパネラーが、それぞれの立場から思いやこれからの取組み・活用方策などを語られました。

舛本成行さん(RMライブラリー「魚梁瀬森林鉄道」著者)は、幼少の頃からの鉄道ファンだそうで、全国各地の鉄道の話とともに、国有林に勤めていた写真家の故寺田正さんの貴重な写真をもとに出版されたいきさつ等が聞けました。

帰りに販売されていた、RMライブラリー「魚梁瀬森林鉄道」と馬路村教育委員会刊の「森林鉄道物語」を購入しました。

北川村ゆずサンサングループの西岡和さんは、仲間10名で、地元の食材を使った田舎寿司等をつくっておもてなしの交流を進めており、これからも来てくれた人達との交流を通して地域の活性化を・・・と話されていました。



ホテルなはりや北川温泉を経営する㈱カゴオ 代表取締役社長の籠尾信之さんは、観光業者と言う立場から語られていました。

有岡正幹・中芸広域連合長は、行政担当者の立場から、また「中芸地区森林鉄道遺産を保存・活用する会」の清岡博基会長は、今後のニーズの高まりの中で、どうしても常勤で窓口業務が出来る体制の確保が必要になることを話していました。

北河大次郎・調査官のパネルディスカッションを聞いての、総括的なまとめも良く理解できました。

①地域の子ども達にも森林鉄道のことを知らすという話では、"地域教育の中に林鉄を活かせて行く" ②観光案内のボランティアについては"ボランティアガイドさんが、お金がいただけるガイドに育って欲しい"など・・・

最後に、コーディネーターを努めた溝渕博彦課長補佐が、県東部で実施されているひな祭りを学んだ四万十町大正では、大正の歴民館の裏にある古民家でひな祭りを飾り、一万人が訪れて、ついでに歴民館の入館者や近くの道の駅の売上げが3倍になり、近くの老人施設の人達までが華やいだと言う話をされました。

そして、観光振興とそこにある美味しいものを食べると言う、地産地消を連携させることが大切・・・

"年に1回くらい「森林鉄道まつり」を紅葉の時期にやって、5か町村を絡めた取組みで、全員が自分達のものだと思うと発展する"

前が見えて、希望が涌いてきたシンポになったと私は思いました。



会議には、長野県木曽郡上松町で森林鉄道を文化遺産にしたいと運動を進めている方も来られていました。勉強しに来ました・・・と当地での取り組みの資料を配りながら語られていました。

根木さんと記念写真を・・・



HN:お宝探検隊

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魚梁瀬森林鉄道遺産・・・加茂(かも)隧道 に関する記事

2009-11-18 | 魚梁瀬森林鉄道遺産 こんなところも
魚梁瀬森林鉄道遺産・・・加茂(かも)隧道 に関する記事

北川村内の鉄道遺産 奈半利川線 

加茂(かも)隧道



● 田野町から北川村に入った加茂地区にある。重文指定を受けなかったが、価値の高い隋道である。

● 全長28,1mでほぼ直線である。

● 断面は馬蹄形を呈し、内法高さは路盤から天端まで3.930mm、内法幅は路盤高さで3.332mmでる。

● 路面からスプリングラインまで6石、スプリングラインより笠石まで10石

昭和6年ごろ建設




加茂(かも)隧道近辺は、しっかりした石積が現在の道路に添って残っており、今になお寸分の狂いもなく技術の高さを見せつけています。
石組みは、布積み(形状は方形)と言うことを同行していた、河本さんが教えてくれました。




魚梁瀬森林鉄道遺産・・・加茂(かも)隧道


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「旧魚梁瀬森林鉄道施設 重要文化財指定記念シンポジウム&見学会」のご案内

2009-11-18 | 魚梁瀬森林鉄道遺産 イベント情報
「旧魚梁瀬森林鉄道施設 重要文化財指定記念シンポジウム&見学会」のご案内



中芸地区森林鉄道遺産を保存・活用する会の主催で、24日(土)・25日(日)に標記シンポジウムと見学会が開催されます。地域づくりに関心のある方参加しませんか。

「高知ファンクラブ」でも現在連載されています。

国指定重要文化財 ー旧魚梁瀬森林鉄道施設ー

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10月24日(土):シンポジウム 13:30~16:30


【会 場】田野町ふれあいセンター 1階ホール
     高知県安芸郡田野町1456-42
     TEL:0887-38-2511(田野町教育委員会)
【定 員】250名
【参加費】無料

10月25日(日):遺産見学会 8:30~16:00


 バスで遺産を巡ります(森林鉄道の体験乗車付)
【定 員】45名(先着順、定員になり次第締め切ります)
【参加費】2,000円(昼食代等)


プログラムやアクセス、参加申込み書等、詳細はPDFのちらしをご覧ください。
PDFはこちら



山村再生より一部引用しました



HN:イベント案内人

国指定重要文化財 ー旧魚梁瀬森林鉄道施設ー

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イベント情報

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魚梁瀬森林鉄道遺産・・・長山橋脚 に関する記事

2009-11-18 | 魚梁瀬森林鉄道遺産 こんなところも
魚梁瀬森林鉄道遺産・・・長山橋脚 に関する記事

魚梁瀬森林鉄道遺産・・・奈半利川線 長山橋脚を「中芸地区森林鉄道遺産を保存・活用する会」の清岡博基会長に案内していただき訪ねました。

北川村内の鉄道遺産 奈半利川線 長山橋脚



● 北川村長山の西谷支線跡にある橋である。

● 高架橋の北側の橋台、橋脚15基とコンクリート桁(けた)、南端の橋台基礎、川を渡る橋の橋脚基礎が残る。

● 昭和18年頃の西谷線が開通した時建設されたものと思われる。

本線と比べ簡易な構造がとられている。








魚梁瀬森林鉄道遺産・・・長山橋脚


国指定重要文化財 ー旧魚梁瀬森林鉄道施設ー

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魚梁瀬森林鉄道遺産・・・⑱法恩寺跨線橋(ほうおんじこせんきょう) に関する記事

2009-11-18 | 国の重要文化財 指定箇所
魚梁瀬森林鉄道遺産・・・⑱法恩寺跨線橋(ほうおんじこせんきょう) に関する記事

奈半利町内の重要文化財  奈半利川線 

⑱法恩寺跨線橋(ほうおんじこせんきょう)




● 場所は奈半利貯木場の西側の、三光院から南の旧街道へ至る跨線橋である。

● 三光院のある高台の斜面が南の旧国道まで下りていたが、鉄道を通す際、斜面を切り崩すことになり、路線を越えて三光院へ至る参道として設けられたものである。

● 安田川線の隋道と違って、馬蹄(ばてい)形断面のトンネルである。



● 全長2,85mである。

● 内法(ないほう)高3,631mm、内法幅(路盤高さ3,300mm、スプリングライン3,510mm)路盤から笠石上端までの全高4,670mmである。

● 側壁は幅340mm高さ365mmの切石を7段、スプリングラインから笠石まで6段、アーチの追石は要石まで15石、いずれも布積で積み上げている。

● 要石は盾形の五角形、他より幅広の形状である。

● 隅石は算木積みとし、横面の長さは580mm程度である。

● 跨線橋の東西の斜面には、擁壁あるが、これは軌道にともなって構築されたものであるが、平成16年に解体した上、積み直されている。

昭和6年頃建設されたものと思われる。




魚梁瀬森林鉄道遺産・・・⑱法恩寺跨線橋(ほうおんじこせんきょう)



国指定重要文化財 ー旧魚梁瀬森林鉄道施設ー
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魚梁瀬森林鉄道遺産・・・⑰八幡山跨線橋(はちまんやまこせんきょう) に関する記事

2009-11-18 | 国の重要文化財 指定箇所
魚梁瀬森林鉄道遺産・・・⑰八幡山跨線橋(はちまんやまこせんきょう) に関する記事

魚梁瀬森林鉄道遺産・・・安田川線 ⑰八幡山跨線橋(はちまんやまこせんきょう)を「中芸地区森林鉄道遺産を保存・活用する会」の清岡博基会長に案内していただき訪ねました。



● 森林鉄道を跨(また)いで八幡神社へ至る参道として設けられた。

● 鉄筋コンクリート製で、橋台に桁(けた)を3本架け歩行面を受ける構造。

● 橋桁の長さは6,960mm、高さは3,710mm、橋幅は2,540mm、階段は22段

欄干に建設は昭和8年4月架設と刻まれている。








魚梁瀬森林鉄道遺産・・・⑰八幡山跨線橋(はちまんやまこせんきょう)

田野町の重要文化財 安田川線 

⑰八幡山跨線橋(はちまんやまこせんきょう)


国指定重要文化財 ー旧魚梁瀬森林鉄道施設ー
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魚梁瀬森林鉄道遺産・・・⑯立岡(たちおか)2号桟道 に関する記事

2009-11-18 | 国の重要文化財 指定箇所
魚梁瀬森林鉄道遺産・・・⑯立岡(たちおか)2号桟道 に関する記事



● 田野町待井東の道路端から奈半利川に向けて遺構が残っている。

● 立岡分岐より盛土の土手(74,000mm)を通って、10連のコンクリートガーダー橋(61m)を渡り、また盛土の土手となるが、途中農業水路を回避するためのガーダー橋がある。

● 鉄橋の橋脚はコンクリート製、小判型断面の重力式橋脚で、3基残るが、完全な形で残るのは立岡側の1基のみである。

● 奈半利川鉄橋(三連トラス橋167.94m)の石積高架(土手)、一部コンクリートガーダー橋、橋脚3基が残っている。

昭和8年の建設である。



魚梁瀬森林鉄道遺産・・・⑯立岡(たちおか)2号桟道

田野町内の重要文化財  奈半利川線  ⑯立岡(たちおか)2号桟道


HN:お宝探検隊

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魚梁瀬森林鉄道遺産・・・⑭二股(ふたまた)橋 に関する記事

2009-11-18 | 国の重要文化財 指定箇所
魚梁瀬森林鉄道遺産・・・⑭二股(ふたまた)橋 に関する記事



● 北川村堂ケ平の南の小川川に南北方向に架かる橋である

● 全長43.6m、幅3.9(道路幅3.2m)最大支間長(スパン)21.8m

● 両岸に切石材を布積した重力式橋台を置き、橋の中心に橋脚を立てて、二連アーチを架けている。

● 「高知林友」264号には「無筋コンクリート」とあり、鉄筋を使用していない。

● 昭和14年7月着工、昭和15年7月竣工。

● コンクリートアーチ橋と石積が山川に風景の中に映えて景観上も重要な遺構である。



● 無筋コンクリート造橋梁(きょうりょう)として近代における最大級の径間(けいかん)を実現した構造物であり、コンクリート技術史上、価値が高い



魚梁瀬森林鉄道遺産・・・⑭二股(ふたまた)橋


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馬路村の見所・ウオッチング

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魚梁瀬森林鉄道遺産・・・⑬堀ケ生(ほりがお)橋 に関する記事

2009-11-18 | 国の重要文化財 指定箇所
魚梁瀬森林鉄道遺産・・・⑬堀ケ生(ほりがお)橋 に関する記事



魚梁瀬に向かう県道上に位置し、二股橋の上流にある。奈半利川を東西に架かり、堀(ほり)ケ生(がお)隋道が隣接している。





● 全長43.1m、幅4.1m(道路部幅員3.5m)の一連アーチ橋で最大スパン43.1m

● アーチ橋としては、魚梁瀬森林鉄道では最長である。

● 昭和15年5月着工、昭和16年3月に竣工

充腹式鉄筋コンクリート造橋梁として、近代における最大級の径間(けいかん)を実現した構造物であり、コンクリート技術史上、価値が高い。



魚梁瀬森林鉄道遺産・・・⑬堀ケ生(ほりがお)橋


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