東京下町・新小岩駅の不動産屋二代目のつぶやき

東京の下町・葛飾区新小岩で今年創業49年を迎えました不動産屋の二代目が気ままに書き綴った独り言ブログです。ブツブツ・・・

映画:「おくりびと」

2009年09月21日 09時35分13秒 | 映画の話
先日「おくりびと」を借りて観た。本日地上波で放映されるとは知らずに・・・説明するまでも無く第81回アカデミー賞外国語映画賞である。

【解説】 ひょんなことから遺体を棺に納める“納棺師”となった男が、仕事を通して触れた人間模様や上司の影響を受けながら成長していく姿を描いた感動作。監督には『壬生義士伝』の滝田洋二郎があたり、人気放送作家の小山薫堂が初の映画脚本に挑戦。一見近寄りがたい職業、納棺師に焦点を当て、重くなりがちなテーマを軽快なタッチでつづる。キャストには本木雅弘、広末涼子、山崎努ら実力派がそろい、主演の本木がみせる見事な納棺技術に注目。

【あらすじ】:楽団の解散でチェロ奏者の夢をあきらめ、故郷の山形に帰ってきた大悟(本木雅弘)は好条件の求人広告を見つける。面接に向かうと社長の佐々木(山崎努)に即採用されるが、業務内容は遺体を棺に収める仕事。当初は戸惑っていた大悟だったが、さまざまな境遇の別れと向き合ううちに、納棺師の仕事に誇りを見いだしてゆく。

冠婚葬祭の中で一番悲しい出来事である「葬」ではあるが、そこでいつもテキパキと旅立ちのお手伝いをしてくれる納棺士さんや葬儀場関係者さんはとても素敵に思っていた。だから主人公の妻が「けがらわしい」と拒否反応を示すシーンや同級生の批判的な職種としての認識には「世間はそんな風に見ているんだな~」ととても違和感を感じた。

画面には山形・庄内地方の移り変わる四季の自然と白石譲のメロディーがとても心地良く、それだけ見ても「いい旅夢気分」になる。

この中で色々な旅立ちシーンがあるのだが、その中で遺族の女学生が亡くなった祖母に「履きたがっていたルーズソックスを履かせる」シーンがある。そして最後に女学生が「バイバイ」と言葉を掛ける。お別れには色々な言葉があるが、彼女の言ったバイバイにはとても愛情が溢れていた。

とにかく様々なシーンで色々な事を思い浮かべてしまい、その度にホロホロとしてしまうとても素敵で厳粛な映画だった。

ちなみに山崎努つながりで「おくりびと」と「お葬式」を続けて観れば一連の流れが把握出来るかも?

有限会社やな瀬不動産
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 人志がやって来た | トップ | 犬と私の10の約束 »
最新の画像もっと見る

映画の話」カテゴリの最新記事