今回の四国行きの荷物に、ボクは1冊の単行本を入れていきました。相場秀雄さんの「ガラパゴス(上巻)」です。NHKのドラマで見てとても面白かったので、図書館に予約を入れて借りた本です。NHKのドラマについても、先月にこのブログで記事にさせてもらいました。
今回は新幹線と飛行機を乗り継いで松山まで行きましたのでね。移動中に結構「読書タイム」を取れるんじゃないかな?という思惑だったんですよ。先週から読み始めたこの「ガラパゴス(上巻)」なんですが、実は松山への出発時には50ページくらいしか読んでいなかったんですよ。ちなみに上巻は全部で270ページあります。往路と帰路の両方の移動時間を使えば、旅行中に読み終えるかもね?って感じでイメージしていました。
いやぁ~読み進めると面白くてね。往路の上越新幹線の車内と、羽田から松山のANAの機上でも夢中で読んじゃって、残りが50ページくらいになりました。義妹一家と夕食を一緒に食べて楽しく過ごした後、さらにホテルで残りのページを読了!なんとまぁ!帰路の飛行機と新幹線での読書タイムを残して、「ガラパゴス(上巻)」を読み終えてしまいました。
一応、ストーリーを軽く紹介しておきますね。amazonからの一部コピペです。
警視庁捜査一課継続捜査担当の田川信一は、身元不明のままとなっている死者のリストから殺人事件の痕跡を発見する。不明者リスト902の男は、自殺に見せかけて都内竹の塚の団地で殺害されていた。
遺体が発見された現場を訪れた田川は、浴槽と受け皿のわすかな隙間から『新城 も』『780816』と書かれたメモを発見する。竹の塚で田川が行った入念な聞き込みとメモから、不明者リスト902の男は沖縄県出身の派遣労働者・仲野定文と判明した。田川は、仲野の遺骨を届けるため、犯人逮捕の手掛かりを得るため、沖縄に飛ぶ。
仲野は福岡の高専を優秀な成績で卒業しながら派遣労働者となり、日本中を転々としていた。田川は仲野殺害の実行犯を追いながら、コスト削減に走り非正規の人材を部品扱いする大企業、人材派遣会社の欺瞞に切り込んでいく。
はい。下巻ではいよいよ田川が、大企業と人材派遣会社のドン、さらには警察組織内部の暗闇に挑んでいきます。頑張れ!織田裕二(ドラマ内での田川役)!
お待ちかねの「ガラパゴス(下巻)」は、松山のホテルから図書館(もちろん長岡のね)に予約しましたので、明日から読み始めることができます。楽しみだな。
ちなみにこの小説、「ハイブリッドカーは、本当にエコカーなのか?」とか「日本の家電メーカーはなぜ凋落したのか?」などの社会・経済問題の提起をすると共に、「城」は沖縄では「ぐすく」と読むことなどもボクに思い出させてくれました。「新城」は「しんじょう」ではなく「あらぐすく」なのです。