図書館から借りていた「放っておく力」(三笠書房:知的生きかた文庫)を読了しました。
いちいち気にしない。反応しない。関わらない。
放っておく力で、仕事も人間関係もうまくいく。
もっと「ドライ」でいい99の理由
人生を”快適化”するヒント
表紙に書かれているこれらの言葉が、この本の内容を的確に表している感じです。著者の枡野俊明さんは曹洞宗の寺院の住職さん。自己啓発本ではありますが、この本に書かれていることの根底には「禅の教え」が散りばめられています。ちょっと「章立て」を見てみましょうか。
1章:むやみに「関わらない」~人間関係はもっとドライでいい
2章:いちいち「気にしない」~不安・焦り・怒りの手放し方
3章:やたらに「反応しない」~心をすり減らさない練習
4章:無駄に「疲れない」~自分で自分を苦しめない考え方
5章:無理に「白黒つけない」~人生を快適に生きるヒント
こんな感じです。ボク的には5章に書かれていた内容が一番しっくりきましたね。ボク自身が思って生きてきたことに近いものもたくさんありました。
◎「しかたのないこと」に心を注がない
◎そっとしておく、という人間関係のコツ
◎「いい人」の仮面を外しましょう
◎お世話や親切は“しっぱなし”でいい
◎後悔は、すべて“妄想”です
◎情報の“暴飲暴食”をやめる
◎「平均」を調べるべからず
◎極力、楽観的に考えるヒント
◎ちょっとした失敗なんて“かすり傷”
◎「得意なこと」だけ頑張ればいい
◎勝っても蹂躙すべからず
◎上手に「一歩引く」
◎「戦いの火種」を消す
◎”正論”で人は動かせない
こんな感じの見出しで、99の人生訓がコンパクトに述べられていました。なかなかためになりましたよ。どこから読んでもいいし、1つの内容が見開き2ページずつにまとめられているので、とても読みやすかったです。
ところで、「何でボクはこの本を図書館に予約したんだろう?」って実は思い出せないでいたんですが、さっきブログの検索機能でその理由がわかりました。
アルビレックスの守護神・小島亨介選手が、去年6月の新潟日報の書評欄で紹介していた本でした。