2013年10月19日(土) 曇り 吾妻渓谷と川原湯温泉散策
今週の山歩きはお休みをしました。ぎりぎりまで悩みましたが、お天気と先週のバカ尾根で痛めた膝が思わしくないので山は諦めました。あるラジオ番組で「群馬県、吾妻渓谷の紅葉は素晴らしい」という話を聞き、渓谷の散策を目的に訪ねることにしました。ここは「八ッ場ダム」の建設予定地になっている場所です。川原湯温泉はこのダム湖に沈む湯治場で、その昔、職場の慰安旅行で一度訪れたことがありました。その時の記憶では川原湯温泉駅を降りて坂道を登って行ったことを憶えていますが、他のことは忘れてしまったようです。しかし、慰安旅行二日目のリンゴ狩りでは駅からだいぶ遠くの農家の家まで歩いて行ったことを思い出します。どこのリンゴ園へ行ったか分かりませんが、そこの農家の方が驚いていました。連絡も予約もしないで20名前後の職場の同僚達が訪れたわけですからビックリするのも当然です。帰りは駅まで送って頂きましたが、テクテク2時間位は歩いたかと思われます。そんな事で川原湯温泉は懐かしい昔の思い出の場所でした。
ここは滝見橋から八ッ場大橋を眺める方向ですが、この上にダムが建設される予定になっています。完成は2020年の予定らしいですが、この周辺の道路が今、急ピッチで工事が進められているようでした。紅葉狩りにしてはちょっと早かったようでしたが、ここの渓谷を散策するのははじめてで、訪れる人もまばらであり、のんびり静かに歩けました。
<白糸の滝>
ここは白糸の滝だそうです。滝見橋の上から眺めました。三段滝のようですが、ここからは二段しか見えませんでした。
<白糸の滝>
遊歩道を一周して白糸の滝の見える橋まで戻って来ました。これから川原湯温泉駅に立寄ってみます。
丁度、電車が来ましたが、ここは八ッ場ダムが建設される場所です。この先に川原湯温泉駅がありますが、そこもダム湖に沈んでしまうことになっています。そして、お腹が空いたので駅の待合室でお弁当を食べました。駅の待合室には誰もいませんでしたが、駅員さんが「お客さん、電車が来ますが、どちらへ行きますか」と電車が来ることを教えてくれました。時刻表を見ればだいたい一時間に一本の運行です。今日は行楽シーズンなのでしょうか、臨時列車も走っていました。そして、新しい川原湯温泉駅も建設中のようでした。まだ時間もありますので、次は川原湯温泉街へ行ってみます。
<双体道祖神>
なんとも微笑ましい道祖神です。仲良く肩を組んでいました。
パンフレットによれば宝暦6年(1756年)のものだそうです。
思わずこちらも「にこ」っとしてしまいます。
川原湯温泉街はひっそりとしていました。
というか高台へ移転されたのでしょうか、家も少ないく、人影もありません。
そんな中、双体道祖神がこちらを向いて微笑んでいる姿に何か不思議な想いを感じました。
吾妻渓谷の自然遊歩道は約1.8Km、1時間のコースですが、のんびりぶらぶら歩いたので2時間半もかかってしまいました。紅葉にはまだ早かったのですが、静かな渓谷の景勝を楽しむことができました。道の駅へ寄り道して買ったものは、コンニャク、おやき、炭酸まんじゅう、手作り辛みそです。おやきと炭酸まんじゅうは美味しかったので運転しながら全部食べてしまいました。帰りは高速を使わず、上武道路を走り、尻の調子をみながら帰宅しました。長時間の運転には支障ありますが、奥多摩の山ぐらいなら車で行けそうです。今回は八高線と吾妻線を利用してぶらり訪れることも考えましたが、やはり費用面で車になってしまいました。この歳になるとローカル線で訪ねる旅も魅力的だと思っています。秋深まる季節の移ろいを楽しみたいものですね。
吾妻渓谷の紅葉が早いとはいえ、あんぱんさんの写真の手腕にかかれば、淡い紅葉が何ともいえませんね。
その辺の風景もまた秋の雰囲気がじんわりと伝わってまいります。
道祖神、なかなかいいですね。そんなものがあるとは知りませんでした。一見の価値ありですね。もっといくつかありそうな気がしないでもないですが。
車の運転、群馬の奥まで行けるようになって、いいご回復ぶりですね。
っていうか、毎週、クタクタ山ある記は楽しみに拝見していました。お陰様で車の運転も出来るようになり、明るい気持ちになっています。引き続きたそがれさんのご活躍、楽しみにしています。歳のせいでしょうか、完治するのはまだ先のようです。冷えるとピリピリっていう感じになります。でも、紅葉は待ち遠しいですね。富士山も冠雪したようですから。