山さんぽ花さんぽ

奥秩父や奥多摩周辺の山と花の風景を楽しんでいるデジカメ日記です

梅雨入り

2014年06月08日 | 日記
今週は山はお休みです。せめて傘を差して歩ける場所でもと考えていましたが、この土砂降りでは歩いてもそれほど気分転換はできません。そこで、本でも読みながら週末を過ごすつもりでいましたが、これといって読みたい本も無く、新聞、テレビを見て、家でゴロゴロしていました。「春を背負って」は読み終えたばかりで、もう一度という気にはなれませんでした。しかし、この本を読んで、目の前に浮かぶ光景はやはり石楠花の花です。計画ではもう一度テントを担いで奥秩父の石楠花の花を見たいと思っていましたが、天気予報を見る度にその計画もテント泊から日帰りへ、そして家でゴロゴロと予定が変わってしまいました。これと言って書くこともありませんが、今日はこの本を読んで感じたことを日記に残したいと思います。

まず、この本は奥秩父が舞台であり、読んでいて山の風景が頭の中に浮かんできました。梓小屋は実在しませんが、甲武信小屋や大弛小屋、それに雁坂小屋などが登場し、身近な山の風景の中で繰り広げられる出来事に引き込まれてしまったという感じです。全体的にはちょっと現実とかけ離れた部分もありますが、中でも「疑似好天」では冬の天候の変化と遭難、それに救助という実際に起こりうる内容に吸い込まれてしまいました。石楠花の花で埋め尽くされる十文字小屋にもこの時季に訪れたいものですが、この天気ではどうしようもありません。親父から小屋を受継ぎ、サラリーマンだった息子の「亨」、それに冬の小屋閉めの間は東京でホームレスで過ごすという「ゴロ」、石楠花を探し遭難してしまう「美由紀」、山小屋に起こる様々な出来事にこの三人の温かみを感じながら、奥秩父の山々を思い出して読み終えた一冊でした。

来週、この映画が公開されます。暇をみてはこちらも見たいと思っていますが、何しろ舞台は立山連峰です。奥秩父と違い、北アルプスの綺麗な山々をバックにこの物語が作られているようです。原作本とどこが違うのか、それもまた興味津々といったところでしょうか。また、この本の魅力は奥秩父の静けさと幽玄さがお似合いだと感じていますが、それも気になるところです。













そして、こちらはおまけです。



こちらは野暮用で実家へ行った帰りに、近くの菖蒲園へ寄り道した時のものです。

生憎の雨でしたが、それなりに人も多く

この季節の花をみなさん楽しんでいました。










この雨の中、モデルさんもいたりして…

思わず鼻の下を長くして撮ってしまいましたぁ~












まだ五分咲きといったところでしょうか

そう広くはありませんでしたが、散歩する木道も作られていました。

それに、出店も出たりして、それなりに賑わっていました。

今日は、お祭りだったようです。











お仕事とはいえ、笑顔を見せたり、ポーズをとったり

寒い中、ご苦労様です。

浴衣を着た方が5~6人いましたが

モデルさんが移動すると、カメラマンもそれにつられて

ゾロゾロと…、私も移動です。










これから益々梅雨らしくなって、アジサイも見頃になるかと思いますが

小さなお子さんがいらっしゃるご家庭では洗濯も大変な季節です。

せめて週末だけでも晴れてくれると会社勤めをしている私にとっては嬉しいのですが

こればっかりはそう都合よくはゆきませんよね。

とにかく、梅雨時は体調を崩しやすい季節です。

ご飯だけはしっかり食べて、それに睡眠を十分にとって

お互い健康には留意したいものですね。


6 コメント

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こんな週末は♪ (トムラウシ)
2014-06-09 05:55:13
おはようございます♪

私も山は諦めて、ラッキョウ漬け、青い実山椒煮、今週のおかず数品つくりおき、初の中近メガネ作り、その他下界の野暮用をやっつけまくりました。
お話拝読し思い出したことが2つあります。
U+2460昨年5月、奥多摩から渓谷歩き、やはり浴衣のモデルさんがいて70代の仲間の紳士が突然猛突進…唖然
(*_*)
U+2461小学生のころ地元の向ヶ丘遊園地へ母と二人で。何故か「世界の美女コンテスト」とかの催しがあり金髪水着美女がズラリ♪園内のお父さんは全員集合♪していました♪(@_@;)

今週末は山に行けるといいですね♪

(*^-^*)
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トムラウシさん (あんぱん)
2014-06-09 20:57:29
こんばんは、トムラウシさん^^
週末はたくさん雨が降りましたね。近くの川が増水していました。たくさん降ってしまうとこんどは水害が心配ですよね。野菜や稲に丁度良い程々の雨ならいいのですけれどね。
モデルさんを取り囲んでいたのは、やはり毎日が日曜日の方達ばかりだと思いました。雨が降っているにも関わらず、何故だか鼻息が荒かったですよ(笑)
もう直ぐ私もその仲間入りですけどね…。えへへ
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春を背負って (たそか゜れオヤジ)
2014-06-10 05:41:27
あの本を読んで、同じような感じを抱かれたようですね。
ストーリーの展開としてはおもしろかったのですが。
映画にお付き合いはないでしょう。やはり、奥秩父の舞台にこだわってしまいます。

アジサイもさることながら、花菖蒲も雨に似合った花ですねぇ。
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Unknown (風花爺さん)
2014-06-10 20:19:36
『春を背負って』の原作は、ウエットな人間関係で成立している物語ですよね。
なので、湿った苔が地表を覆う原生林の奥秩父が舞台であることの必然性があると思うのです。
映画は近々観ますが、大汝のロケーションがミスマッチにならないか心配です。
もっとも、原作と映画は別物だと割り切ればいいとは思いますが・・・。
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たそがれオヤジさん (あんぱん)
2014-06-10 20:35:13
こんばんは、たそがれオヤジさん。
アジサイ寺の能護寺は知りませんでした。機会あったら行きたいと思います。聖天山はその昔むかしに行ったことがあります。まだ国宝に指定される以前のお話しでして、冬でした。その帰りに熊谷でしたか、行田でしたか、「フライ」を食べて帰って来た記憶があります。
小雨なら山へ入っていたかもしれませんが、大雨洪水注意報が出ていては無理はできませんでしたね。床屋へも行けて丁度良かったというところでしょうか。
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風花爺さん (あんぱん)
2014-06-10 20:46:37
これはこれはいらっしゃいませ、風花爺さん。
風花爺さんのコメント、当たっているかもしれませんね。奥秩父なんてマイナーな山ばっかりですから。でも、それがたまらなくいいんです、好きなんです、なんて方もいらっしゃいますから、おっしゃる通り、別物として観て見ます。ハイ
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