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奥秩父や奥多摩周辺の山と花の風景を楽しんでいるデジカメ日記です

将監小屋ベースキャンプ三日目は悪天候の西御殿岩でCoffee break

2014年11月26日 | さんぽ


2014年11月24日(月) 曇り

将監小屋→山ノ神土→西御殿岩→山ノ神土→将監小屋→三ノ瀬

三連休もこれで終わりだ。そう考えると早く下山したくなるのは何故だろう。もう少しのんびりしたいと考えたり、そそくさと下山したいと思ったり、複雑な気持ちだ。今朝は西御殿岩でご来光を眺めたいと考えていた。ところが、山頂へ近づくと、まったく予想もしていない天候だった。小屋を出発する時には星空も見られたのに…、と思いながら温かいコーヒーを飲みながら天候の回復を待つ。


<西御殿岩>
最終日の今朝は3時前に目が覚めた。今朝も雑炊を食べて出発する。時間的には昨日よりも30分ほど早かった。岩峰からの情景は雲海が広がり、そして富士山が突出て赤く染まるという想定でいた。ところが空を見上げながら暗闇を歩いていると、雲が多いことに気付く。西御殿岩への分岐を過ぎれば風も強くなり、稜線へ上がる手前の岩陰で待機した。ただじっと待つのも退屈なのでラジオの出番となる。それから30分ほどしてヘッドライトを必要としない明るさになったので再び登りはじめた。稜線は思った以上に風が強く、雨具を身にまとい、西御殿岩の山頂へ立った。しかし、期待した風景とは裏腹にまったく展望がない。しかたなく腰を下ろしてコーヒーを飲むことにした。時折、頭上の空は明るくなるが、雲は切れずじまいだった。それでも1時間以上ラジオを聞きながら山頂で我慢した。タイムリミットは7時と決めていたので、諦め下山する。




<小さな標識>
数年前には赤茶けた小さなブルキの案内板が一つだけだったが、今では3つになっている。ここを訪ねる方も多くなったのだろう、踏み跡もりっぱな登山道化していた。笹刈りもされていて縦走路を歩いていれば見落とすこともなさそうだ。しかし、雪が降ると状況は一変する。思えばここを再訪したのも今年の正月以来だった。


<牛王院平>
牛王院平まで戻れば青空が見え始める。ここのカラマツ林もなかなか気に入っている場所だ。小屋までは20分程度で帰れるが、広く笹刈りされた防火帯を下る。冬はスノーシューでもあれば楽しめそうな場所である。


<下山すれば青空が見えてくる>


<きれいなカラマツ林>


<さて、テントも撤収して下山準備だ>


<そして、林道を歩いて三ノ瀬へ下山する>
久しぶりにテントを使ったが、食事の内容にもう一工夫欲しいと感じた。同じメニューでは食欲も減退してしまう。野菜もいいが、肉も食べたいところだ。日頃、日帰りばかりだが、こうしてのんびりと山に触れるのも悪くない。ましてや行き慣れた場所ならそれも有りだろう。山の楽しさは自然に触れられるところだが、見知らぬ登山者との会話もこれまた楽しい。常に単独だからそう感じるのかもしれないが、人の温か味と、日常のありがたさを気付かせてくれる。そして、午前11時には三ノ瀬へ下山したが、日帰り入浴に立ち寄って帰宅するのもこれまた極楽気分だ。


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