山さんぽ花さんぽ

奥秩父や奥多摩周辺の山と花の風景を楽しんでいるデジカメ日記です

川場スキー場から上州武尊山と光り輝く残雪の峰々(復路)

2014年03月30日 | さんぽ
※『川場スキー場から上州武尊山と光り輝く残雪の峰々(往路)』の続き。 さて、お昼ご飯を食べる前にこの絶景をゆっくり眺めたいが、この暑さでの重装備は応える。上半身は直ぐに脱ぐこともできるが、下半身はそうもいかない。寒さ対策で二重に履いているので蒸れる。アイゼンを外してからスパッツを外して、靴を脱いで…、てな事はできない。陽当たりがいいと、実際蒸れてくるのは下半身だ。しかし、若者の姿を見れば、サイドファスナーを開けて涼しげにしているではないか。ならば私もと、サイドを開けて新鮮な空気を一気に入れる。すると、下半身は実に清々しく、爽快だ。もう少し早く気付けばよかった。皆さんが山頂でくつろいでいる側で、カメラを構えてウロウロした。どこから来たのかBCの男性が山頂へ到着する。どこをどう滑走するのか、山頂で休憩に入った。まずは展望をぐるっと眺めよう。それからご飯だ。 . . . 本文を読む

川場スキー場から上州武尊山と光り輝く残雪の峰々(往路)

2014年03月30日 | さんぽ
武尊山(ほたかさん)は北アルプスの穂高岳と区別するため、上州武尊山とも言われている山だ。関越道を走っていれば赤城SA付近でその山容は良く眺められ、主峰の沖武尊をはじめとする、中ノ岳、家ノ串、前武尊、剣ヶ峰山などの峰頭が南面の川場谷を囲んでいる。今日は残雪期の上州武尊をはじめて登ることにした。この時期、谷川もいいが駐車場代やらロープウエイ代とやらで往復のガソリン代が出てしまう。その点、ここはリフト代がその半額で済むという計算だ。それに駐車場は無料で、スキー場のフタッフが登山者にも気遣いをしてくれるという評判だ。春休みもたけなわ、桜も咲き始め、ここ数日間で季節は春の陽気になった。スキー場がクローズしてしまう前に好天を狙って、谷川連峰や上越国境の峰々を展望してみたい。それに尾瀬の至仏山や燧ケ岳も以前から残雪期の眺めを求めていたような気がする。高速を使えば沼田ICまではそれほど時間はかからない。奥多摩や奥秩父の山へ行く時よりもずっと遅くていい時間だ。だが、不運な事に、前橋IC付近で事故渋滞になってしまい、やや遅れて川場スキー場へ到着した。ここのスキー場もはじめてであり、様子がいまいち分からない。しかし、係員の誘導で迷うことなく無事駐車場へ到着した。身支度をするもみなさんスノーボードのいでたち、一風変わった格好でカウンターでリフト券を購入した。窓口には登山届も準備され、積雪期の登山者をむかえている。そして、2本のリフトを乗り継ぎ、剣ヶ峰山の下へ一気に駆け上がった。 . . . 本文を読む

雪解けを待ちわびて大ドッケの福寿草

2014年03月23日 | さんぽ
今年も大ドッケの福寿草(花新田)を見に行くことを考えていた。しかし、先月の大雪でどれほどの福寿草が顔を出しているのだろうか、気がかりになる。カラ沢に残る雪がどの程度なのかも不明だ。ここは尾根から福寿草の自生地へ降下するのがいいだろう。そう決めて峠ノ尾根から登った。今となってはここも有名になってしまったようだ。大日堂の駐車場へは二番手で滑り込んだ。一番手は他県ナンバーの方達である。この時期にここを訪れるのは大ドッケの福寿草と決まっている。声を掛ければやはり福寿草がお目当てらしい。その方達はカラ沢から入ると言っていた。 . . . 本文を読む

よたよたと三ツドッケの巨木たちを訪ねて

2014年03月21日 | さんぽ
奥多摩へは車が便利だが、今日は電車バスを乗り継いで出掛けた。電車バスなら中央線沿線の山も距離的にも料金的にも同じだ。しかし、今回は天目山(三ツドッケ)の展望を楽しむのと同時に、ブナ、ミズナラ等の巨樹たちの写真を撮りたいと考え訪ねることにした。春になると、いつの日か新潟のブナ林で眺めた幹の根元が円形に融雪する情景を思い出し、そのイメージを頭の中は描いている。予定ではハナド岩と三ツドッケで展望を堪能し、仙元峠にいたる尾根でブナの巨木たちの写真を撮り、下山たいと考えていた。中央線沿線なら何度も通った滝子山、もしくは本社ヶ丸か鶴ヶ鳥屋山、そしてお坊山、米沢山辺りの静かな山域も魅力的だと常日頃気に掛けている。しかし、どちらかといえばやはり奥多摩に親しみを感じ、大雪後の状況把握も兼ねて天候と勘案した結果、行き慣れた三ツドッケに決定してしまった次第である。それでは、三脚をザックにくくり付け、軽アイゼンを持参して、熱々のラーメンでも山頂でゆっくり食べたい。そんな思いだ。並びに、万が一のことも考え、食糧は大目に準備する。あの天祖山での犬のこともあるので、何があるのか分からない。準備する食べ物はその天祖山以来増えてしまった。しかし、持参した食糧をすべてが食べられる訳でもなく、毎回下山後はその後始末に追われる有り様だ。それに今日はザックの中に放り込んである非常食の入れ替えもするので、それを優先的に食べてしまいたい。既に賞味期限が切れてしまった状態なので、それをいつまでも放っておけないだろう。 . . . 本文を読む

眺望の城峰山と里山に咲くセツブンソウ

2014年03月15日 | さんぽ
秩父は四方八方が山に囲まれている盆地だ。奥多摩や奥秩父をはじめ、両神山や熊倉山、そして武甲山あたりに身近な存在を感じる。中でも奥武蔵は比較的アプローチも容易で首都圏からも多くのハイカーで親しまれているようだ。「岳人」の今月号には地元の高校生の山岳部が紹介されていたが、山を楽しむには恵まれた環境にあるように思う。また、群馬県境に至る山々は二子山をはじめ、父不見山や城峰山はマイカーの利用を迫られる山域だろう。今日は野暮用を済ませてから、この人里離れた静かな山村の集落を訪ねながら、のどかなたたずまいが感じられる風情に春を探してみた。城峰山の山頂には一等三角点が設置され、三角測量で求められる基準の山となっている。埼玉県内にはこの一等三角点が11箇所ほどあるというが、そのうちの5箇所は、三宝山(2,483m)、雲取山(2,018m)、堂平山(876m)、物見山(375m)、そして城峰山(1,038m)となっているようだ。また、ここから見える男体山、袈裟丸山、赤城山(地蔵岳)、武尊山、子持山、谷川岳(一ノ倉岳)、榛名山(榛名富士)、赤久縄山などにも一等三角点が設置されているという。城峰山の山頂には展望台があり、そこから眺める山々は360度で楽しめる。車なら石間峠から歩けば簡単に山頂へ立つことができるので、休日ともなればそれなりに人も見掛けるが、今は先月の大雪で通行不能らしい。早春の花、セツブンソウの自生地で知られる堂上はまだまだぶ厚い雪が覆いかぶさっているようだ。既に3月も半ばだというのに、これでは桜を想像することもできない。春よ来い、早く来い、と言いたい今日此の頃だ。 . . . 本文を読む

三窪高原から富士山と南アルプスと奥秩父の山々を展望

2014年03月09日 | さんぽ
ここ数日は寒気が抜けない。もうそろそろ春めいてもいい頃だが、山は先日の大雪の後遺症がまだ残っている。通勤電車の車窓から眺める山々はまだまだ白い。その中でもひときわ目を引いたのが、奥多摩の奥に輝く白い峰々であった。レンゲツツジで知られる三窪高原は比較的簡単に楽しめるコースだと思っていたが、記憶は既に20年以上も前の事だった。先週は天気も悪く、山はお休みにして登山靴を洗った。本来はお湯がいいようだが、水でジャブジャブ。風通しの良い所で日陰干しにして、よく乾燥させた。そして、防水ワックスを塗る。そうすると靴はピカピカになり、早く山へ行こうという思いになる。この数週間は大雪の為、しばらくは山らしい景色も眺められず、中途半端な思いだった。そんな事でラッセルの少ない場所で展望の良い山を考えて出掛けた。雪山なら靴も汚れない。綺麗になる。 . . . 本文を読む