山さんぽ花さんぽ

奥秩父や奥多摩周辺の山と花の風景を楽しんでいるデジカメ日記です

将監小屋ベースキャンプ三日目は悪天候の西御殿岩でCoffee break

2014年11月26日 | さんぽ
三連休もこれで終わりだ。そう考えると早く下山したくなるのは何故だろう。もう少しのんびりしたいと考えたり、そそくさと下山したいと思ったり、複雑な気持ちだ。今朝は西御殿岩でご来光を眺めたいと考えていた。ところが、山頂へ近づくと、まったく予想もしていない天候だった。小屋を出発する時には星空も見られたのに…、と思いながら温かいコーヒーを飲みながら天候の回復を待つ。 . . . 本文を読む

将監小屋ベースキャンプ二日目は静かな和名倉山とちょっと気になるカバアノ頭

2014年11月26日 | さんぽ
今朝は3時頃目が覚めた。テント内は結露もなく快適な一夜を明かす。今日の予定は運が良ければ和名倉への縦走路で朝焼けに染まる富士山を眺めたい。そんな感じで朝飯を作り始めた。メニューは至って簡単で、サトウのご飯で雑炊にした。味付けはカニ雑炊の粉末を鍋に入れてかき混ぜれば出来上がりだ。おまけとして生玉子を落とした。デザートはリンゴ、仕上げはコーヒーでくつろぐ。三ノ瀬から和名倉の日帰りは結構忙しい。しかし、今日は余裕を持って歩けるので途中の気になるピーク、カバアノ頭へも立ち寄ってみたいと思う。今頃の季節は日の出が遅いので、適当な時間に出発することにした。ラジオを聞きながら雑炊を食べたが、昨夜の地震の震源地が長野県北部だと知る。崩壊した家や負傷した方もいるという。被害が大きくなければいいがと出発準備を始めた。改めて山ではラジオが貴重な情報源であることに気付く。これが関東だったらいち早く下山して家族の安否を確認しなければならないところだ。空を見上げれば星がキラキラと輝いていた。吐く息は白く、温かい食べ物が美味しく感じる。他のテントの方が起き出す頃、ザックの中身を点検して、忘れ物がないかを確認した。そして、ヘッドライトを点けて暗闇の中へ歩き出す。 . . . 本文を読む

将監小屋ベースキャンプ一日目は青空が広がる竜喰山と大常木山と飛龍山

2014年11月26日 | さんぽ
今週の三連休は将監小屋にテントを張り、そこから飛龍山、和名倉山、西御殿岩などを回る事にした。将監小屋までは三ノ瀬から林道歩きになるが距離も短く三日分の食糧を担ぎ上げるにはそれほど苦にならない。小屋は水も豊富で今年からバイオトイレに改修している。ここは交通の便が悪い為か比較的登山者も少なく、静かな山の雰囲気を楽しむには好都合な場所だと考えた。そして、今日は飛龍山よりも竜喰山と大常木山を、それに展望の良い禿岩を目的にしている。車は登山口に最も近い三ノ瀬の民宿に駐車した。この日は和名倉山を日帰りするという単独の方と同時に歩き出し、牛王院下で別れる。 . . . 本文を読む

富士山の眺めはいいけど、北風に悩まされた小金沢連嶺と南大菩薩

2014年11月16日 | さんぽ
毎年、この時季になると富士山がやたらと見たくなる。それも雪化粧した絵になるようなあの白い富士山だ。しかし、初冠雪が例年よりも16日遅かった為か、その姿は迫力に欠けていた。奥秩父の山々も紅葉シーズンが終わり、甲斐大和駅から上日川峠へ向かうバスも比較的空いているだろうということで電車を利用して出掛ける。そして、気掛かりだったすずらん昆虫館からの牛奥ノ雁ヶ腹摺山へ向かう登山道は地図に記載れていないものの、ちゃんと整備されているまったく極普通の山道だった。それから、晩秋の日川渓谷もついでに見たかったので、米背負峠から下山した。でも、甲斐大和駅まで車道をひたすら歩いた為か、ひざ痛になってしまい、しばらくは様子をみなければならないようだ。小金沢連嶺とは石丸峠から湯ノ沢峠までの尾根を一般的にそう呼んでいるらしい。この長い尾根には小金沢山や牛奥ノ雁ヶ腹摺山、それに川胡桃沢ノ頭や白谷丸などの展望の良い頂が連なっていて、日本一の山を眺めながら、または南アルプスを眺めながら歩くのには絶好の場所だと思う。南大菩薩は湯ノ沢峠から南下して滝子山へ至る尾根をさしているようだ。 . . . 本文を読む

元気ならいいが、「浦山大日堂のママを訪ねてウノタワから大持山西尾根」

2014年11月09日 | さんぽ
しばらくお逢いしていない、浦山大日堂のおばあちゃん。集落のみなさんからはママとの愛称で親しまれているらしい。お茶を飲みに訪ねる方々がそう呼んでいるようだ。玄関を開けて「ママぁ~いる~?」という具合にやってくるという。春の彼岸頃にもなれば大ドッケの福寿草が満開になり、大勢の登山者がやって来る。私もその一人であり、ある時、下山して来ると「ちょっとお茶でも飲んで行きなさい」と見知らぬ私に声を掛けてくれた。そんな事がきっかけで、この地を訪れる度に寄り込んでしまう浦山大日堂のママである。そして今回は元気でやっているだろうか、どうしているだろうかと、約8ヶ月ぶりに訪ねることにした。今年の大雪では秩父の浦山も孤立状態にあって、一時は大変な思いをしたという。寒さが日に日に増してくる今日この頃だが、相変らず口が達者ならいいがと気になっていた。 . . . 本文を読む

贅沢極まりない秋深き縦走の二日目@酉谷避難小屋から熊倉山宗屋敷尾根

2014年11月01日 | さんぽ
眠れたのか眠れなかったのか昨夜は相当長い間意識があったように思う。慣れぬ環境でのことだからしょうがないとしても、寝不足という感じではなかった。テントならこのようなことはないのだが、やはり他人様を横にすると無意識に気を使ってしまうのだろう。頭がもうろうとするぐらい飲めば良かったのかもしれないが、日本酒一合ではまだ足りないということなのか、これが適量なのか、気分はそう悪くない。天気はどうだろうかと小屋の窓を開ければ雨は止みそうな気配だが、昨日と変わらないタワ尾根の風景が見える。夜更かしをすることもなく、暗くなって寝て、明るくなって起きたのだからだいたい10時間前後は横になっていたかたちだ。今朝のメニューはまずみそ汁を立て続けに2杯飲んだ。喉が渇いていたのだろう。次はカレーライスで朝飯にした。生憎の空模様だが、予定通り酉谷山から熊倉山への尾根を歩き、宗屋敷尾根で下山する。一時はそそくさとタワ尾根を下って帰宅しようかと悩んだが、天気が回復することを願って計画した尾根を歩くことに決めた。小屋は避難小屋の常連さん達が大丈夫だからということで、掃除もせずに出立したしだいである。昨晩は大変ご馳走にもなった上に後片付けまでお願いしてしまうという後ろ髪を引かれる思いだった。 . . . 本文を読む

贅沢極まりない秋深き縦走の一日目@矢岳北尾根から酉谷避難小屋

2014年11月01日 | さんぽ
自分へのご褒美として今日はリフレッシュ休暇をとった。特にこれと言って用事もなかったが、ただ過ごすのももったいなく。そこで、深まる秋と静寂な時間を求めて、普段歩き慣れていない身近な山を縦走することにした。せっかくの休養なのでここはのんびりと電車を使って酉谷避難小屋で一泊し、熊倉山宗屋敷尾根を下って再び下車駅へ戻るという周回コースにしてみた。考えてみればこれが一番格安な山旅であり、贅沢極まりない充実した縦走だと感じた。おそらく誰一人として出会うことなく深山幽谷の世界を充分に堪能できるような気がした。久しぶりの山に気分は高揚し、避難小屋で飲むお酒も準備してしまう。但し、お酒は好きだが、あまり飲めないので日本酒一合だけでにとどめた。何よりも日常生活から抜け出し、秋深き季節を満喫できるのがいい。 . . . 本文を読む