劇団夢桟敷 ☆2018.6〜山南ノート5

熊本アングラ万華鏡〜演劇とプライベートの徒然

女俠

2019-08-23 23:58:48 | 40周年2019 制作日記

料亭の女将。熊本の女俠と言われた三浦じん。

辛亥革命の孫文を匿った宮崎滔天を匿った。匿いの女。

劇では芸妓や遊女を匿う女親分として登場する。

新政府の政治家や実業家とも通じており、大黒幕としての謎が深まる。

通称、ヒゴちゃん。福岡県久留米市在住。


「おてもやん」の歌より

2019-08-23 10:19:43 | 40周年2019 制作日記

「おてもやん」の歌にある「春日ボウブラ(南瓜)」と「ゲンバク茄子」を食べたことも見たこともありません。
見た目の悪い男どもをそれに例えて茶化して笑っている歌に思います。ご愛嬌たっぷりですね。

「おても大明神 Liberty」の演劇は、
高級料亭や遊郭で政府のおエラいさんや内乱の志士が企み密会をしていた二本木が舞台になります。

おてもやんは富永チモさんという実在した人物でしたが、歌では個人名では収まりきれない、当時の肥後の女性たちの明るさや力強さを呼称したものに見えます。


アングラ肥後にわか「おてもやん」

2019-08-22 11:58:20 | 40周年2019 制作日記

熊本弁はダサイか?
肥後もっこす、猛女(婦)は頑固か?
おてもやんは不美人だったか?
何故、熊本甚句「おてもやん」は熊本を代表とする民謡として全国に広がったか?

それを解明することは社会科学(歴史)に及ぶ。

ばってん、演劇やお芝居では迷路にハマる。
バーチャル化される。
彷徨。
これが力。

夢桟敷40周年記念公演は「おても大明神 Liberty」に向かう。
11/30-12/1(3ステージ)
熊本市国際交流会館5F和室大広間。

夢桟敷が「おてもやん」?…らしくないね、という声もあがった。
歴史を紐解くと、「おてもやん」「大明神」「Liberty(自由)」はパズルゲームのように〈現在〉と組み合わさる。
一つひとつ、謎が謎を呼び深まり拡散する。
登場人物は実在した者ばかり。
実像から出発して虚構を組織化する冒険が劇の面白さ。
夢のドキュメンタリーとは、時代に媚を売るものではないという信念に基づく。
「おてもやん」の歌には滑稽さの中に女性の力強さが込められている。
江戸幕府崩壊後、明治新政府が樹立し、それに反発した内乱 西南戦争や自由民権運動も起こる。
男尊女卑の封建制度が色濃く残っていた時代である。

何だ!この明るさは?
「おてもやん」の歌は熊本弁で歌われており、全国では意味不明に思われるだろうが、面白がって広まる。
これだ。
大衆から受け入れられた。
流行は大衆が渇望しているところに突き刺さる。
一部の権力者に都合の良いように作られるものではない。

虚構の劇ではあるが、ポロリぽろりと涙が溢れる場面を作ろう。
悲しみと苦しみの涙ではない。
「情」である。
アングラ肥後にわか?…謎が謎を呼ぶ。


画廊喫茶ミック(八代市)

2019-08-21 09:18:54 | 40周年2019 制作日記

おてもやん巡りは、
トンチ彦一どんの街、八代市に続く。
おや?巡りがイージーライダーのように?
演劇の旅はヒッピー化する。
意味がわかるまい。(笑)

give me Liberty. アングラ肥後にわか。

熊本市から鹿児島県霧島市に移住出店したBungaママさんが画廊喫茶ミックで展示会をしているからだった。
ママさんの娘(元劇団員 東京在住の女優)カヤちゃんと同行者遥ちゃんは同級生であり、ミック-Bunga-夢桟敷との糸は絡んでいる。
ミック50周年!…マスターも元気だった。


春日-二本木

2019-08-20 22:47:09 | 40周年2019 制作日記

次回公演「おても大明神Liberty」取材を兼ねて、「おてもやん」ゆかりの地、熊本駅周辺(春日-二本木)を巡る。

同行者は静岡市より出演する宮下遥さん。

彼女は「おてもやん」の歌を全国に広めた赤坂小梅を演じる。

時代風景は移り変わり、今、何を想うか…。

大きく空気を吸い込み、演劇を吐こう。