劇団夢桟敷 ☆2018.6〜山南ノート5

熊本アングラ万華鏡〜演劇とプライベートの徒然

新春初笑い 肥後にわか

2019-01-12 23:40:26 | 山南ノート5
昼から肥後にわかキンキラ劇団「ヨ!三代目」を楽しむ。
2日前に大田黒浩一さんがインフルエンザにかかり、急遽、キンキラ一太さんが代役を務めあげた。お見事!
座長のキンキラ陽子さんもほっと一安心したことだろう。
わがレイコ女史も出演していた。芸名キンキラ玲子。
昨年のブラジル公演では女史の関係でキンキラ劇団より衣装を借りれた。感謝。

悪役商会の八名信夫親分もトークで盛り上がった。
親分が監督の熊本を舞台に映画「駄菓子屋小春」を昨年の9月に上映されて全国をドサ回りしている。被災した熊本の人々も映画で元気を頂いた。
東映時代の話も聞けて満足。悪役のエピソードをもっと聞きたいほどだった。

熊日の松尾さんより夜の交流会に誘って頂き、「にわか」の話も聞けて発見が多かった。
全国に「にわか」があるらしく、にわか学会という専門の研究会があることも知った。
「熊本の俄とつくり物」(安田宗生 編著)という分厚い本も頂き、夢桟敷の今年の芝居「おても大明神」(仮題 10月公演予定)は大いに参考になる。感謝。

笑いはいいね。熊本弁もいいね。
地方の方言が薄れていく中、肥後にわかには頑張ってもらいたいものだ。
芝居や演劇は色々あって楽しめる。

上乃裏通り 新年会

2019-01-11 23:15:58 | ブラジル2018メモ 【記録・報告】
ブラジル公演2018のお礼で裏から支えて頂いた三枝先生(崇城大学芸術学部)と会えた。ポスターのデザインを作ってくれた方だった。
今年もよろしくお願います。
そのまま新年会となった。
上乃裏ラーメン紅組からミシェル君が働くワインの店へと移動する。
会う度に新しい情報交換となる。
寺山修司学会に所属する氏より原稿「バロック演劇」を読ませて頂く。
話の中心はブラジルから寺山演劇に広がる。

エンヤコーラ

2019-01-10 10:33:39 | 山南ノート5
我が家は足場やシートに囲まれて、まるでテント劇場の様相。一昨日より壁の塗装作業に入った。
マンションオーナーが発注して2年目の今になったと言う。

建築業者の人手不足は深刻らしい。現場の人から聞くと身につまされる。…力漲る若い世代の労働力不足は特に未来の先細りという。
人的な負の連鎖反応が地方の経済界を覆っていることがわかる。
そのひとつ。
来年のオリンピックで職人さんたちが東京へ駆り出されているのも要因だという。
熊本地震や西日本豪雨災害の復興の遅れも東京オリンピックの影響だという。

うるさい!と言う気持ちが失せる。
静かなファミレスでモーニングサラダを食べながら思いに耽る。
テント芝居か!…こちらも人手不足である。
負の連鎖反応を食い止めなければならない。
アクション!…田舎へと草木をなびかせる。これが劇団夢桟敷40周年の活動になる。

おてもや〜ん。♪

検査の日

2019-01-09 14:17:20 | 山南ノート5
「白い巨塔」(山崎豊子)がサンデー毎日に連載されて60年近くなる。
映画化されたのが1966年。私は小説よりも映画で見たのが早かった。中2の頃、医療界の人間ドラマに衝撃を受けた。
以降、大学病院を見る度に「ここにも財前五郎のようなイシャがいるのだろう。」と思うようになった。

今、私は「白い巨塔」で術後の定期検査に通っている。5年間は検査を続けなければならない。
担当医は財前というより「ねじ式」の青年に似ている。本人に言ったことはないが、こころの中で「メメクラゲの先生」と呼んでいる。
直腸癌とリンパ節への転移の切除手術をして3年半にもなるのか。…今月には4度目の手術(大腸ヘルニア)をする。

今日は血液検査、胸部、心電図を受けた。異常なし。
しかし、空いているベッドがなく、入院手術の日程が決まらなかった。空き次第、連絡するという。
という訳で、今週までの予定は立った。
1/12(土)の初笑い「肥後にわか」は見に行ける。夜の懇親会も楽しみ!
ブラジル公演では衣装でキンキラ劇団さんには大変お世話になりました。
お礼ができる。

夢桟敷と肥後にわか。次回公演では「おてもやん」を10月に予定しているので勉強のためにも関係が深まりそうだ。

注: 写真は診察の待ち時間に編集したもの。
ふざけているのではありません。映画や演劇のことから離れられないのです。

皮膚感覚

2019-01-08 13:04:45 | 40周年2019 制作日記
朝から塗装工事の足場組み立て作業が始まり、午前中は近所のファミレスに避難した。原稿書きに集中する。
昼時になるとお客さんが増えて、ファミレスから避難する。
集中できないので道具部屋の整理をすることにした。
肉体労働は良い。働いている気分上々である。
汗を流すと「演劇ワークショップ」のアイディアが次々と浮かんでくる。
動きながら考える。細胞が活性化する。
演劇は皮膚感覚を目覚めさせる。
ナマの舞台作りはお客さんたちと俳優たちの「肌」の関係作りだ。
猫と孫たちを同レベルで言ってはならないだろうが、感情は単純明快だということを教わった。
原稿書きは脳で作るのではなく、皮膚で作ろう。
静まるまで皮膚へ避難する。