劇団夢桟敷 ☆2018.6〜山南ノート5

熊本アングラ万華鏡〜演劇とプライベートの徒然

鏡の中

2018-06-23 12:17:35 | ブラジル稽古日記
人は死ぬ間際、走馬灯のように歴史を見ると言う。
息を切らしながら、高熱にうなされながら見る夢とは?

万華鏡を覗くと百年前のブラジル移民に時間が遡る。
気が狂ったのでも死にそうになっているのでもない。
「万華鏡〜百年物語」の稽古では死者が蘇り、昔のことを未来に向けて語りかけてくれる。

ブラジル移民110年
プロミッソン入植百年祭
7/16 祝 14:00-16:00
熊本市国際交流会館2F交流ラウンジ
入場無料
問 090-4581-5190
夢桟敷プロジェクト IN ブラジル

さあ、行こう!

2018-06-22 17:25:42 | ブラジル2018メモ 【記録・報告】
ほんなら行こうか、稽古場へ!
今日は7/16イベントに向けて大まかな構成を練る。
トークショーに劇の部分、歌ありオドリ有り!寸劇と即興で繋ぐ。
この記録はイベント終了後、プロミッソン市の方々へ映像やお祝いメッセージを運ぶことにしています。
7/22プロミッソン入植百年祭が盛大に行われる!

7月 event 熊本市国際交流会館

2018-06-20 17:12:25 | ブラジル2018メモ 【記録・報告】
プロミッソン入植 百周年祭 in 熊本
7月16日(月 ㊗️)14:00-16:00
熊本市国際交流会館2F交流ラウンジ
入場無料

ブラジル移民110年とプロミッソン市に入植百年を祝して劇団夢桟敷は「万華鏡〜百年物語」と題して10月4日〜13日までのブラジル公演に向かっています。
7月16日の交流イベントでは「移民」をテーマにしたトークに沿って劇の部分(歌・オドリ・寸劇)を紹介します。
尚、このイベント後、7月22日に行われるプロミッソン市での祝賀会に出席するために座長 坂本真里(代表 台本)と山南(演出)が現地での打ち合わせも兼ねて訪問します。
熊本でのイベントも報告致します。

予約を受け付けています。
090-4581-5190 (制作)

稽古終わって

2018-06-19 13:34:45 | ブラジル稽古日記
記念写真は寡黙である。
声なき声が聞こえる。
古い写真に取り憑かれる。

稽古中に場面が静止画像のように時間が止まることがある。
悲しいのか?狂っているのか?散漫化?集中化?

まだまだ何が出来るのかを探す。
適材適所とは?…良いアドバイスを頂く。
同じ土俵(舞台と言い換える。)に立っていると一言でピンと感じ合えるから不思議だ。

稽古が終わって、これからの進め方や問題点を話し合う。
生ビール2杯でこころの洗濯ができた。
噛み合うと形が具体化する。

日常となっている予算の再検討である。これも大仕事だ。
時間を押す。押忍!
全体を見渡せるように!

6月18日 ブラジル移民記念日

2018-06-18 12:58:18 | ブラジル2018メモ 【記録・報告】
6月18日の今日が日本人ブラジル移民の歴史の始まり。
110年になる。
加えてプロミッソン入植百年(プロミッソン市政百周年)
サンパウロ州プロミッソンにブラジル移民の父 上塚周平の第1植民地としてジャングルだった土地を開拓した。
明治政府は日本の過剰労働を海外に向けて国益を図った。ブラジルの労働力不足を補うための契約移民として開始された。
移民した多くの日本人は「金のなる木=コヒー」の従事労働者として海を渡った。果たして天国だったか?
大変な苦労が待ち受けているのだった。…

劇では人間のドラマを描く。
歌ありオドリ有り!といえばミュージカルを思い浮かべるだろう。演劇としての分野、伝え方に苦労するが、表現の方法としてはシュールリアリズム路線。
移民一世の人々が舞台上では生き返ってくる。
今を生きている私たちがタイムスリップして時間を遡り出会うという仕掛けでドラマを構成する。

名付けて、「万華鏡〜百年物語」は時間の魔法である。
脚本◎坂本真里…美術と音楽と演劇の総合的な融合を実験してお祝いしよう。

喜びも悲しみも、共有できればと思う。ここには笑いも涙もある。日本式伝統も取り入れる。未来型演劇も重なる。
過去や現在を物語ることは、演劇自体に未来に向けたメッセージを秘めていることを意識したい。

移民問題は今からも大きな課題になるだろう。
文化の交流、民間の小さな関係がこれからは見逃せない時代になることを信じて!…今日も稽古である。