劇団夢桟敷 ☆2018.6〜山南ノート5

熊本アングラ万華鏡〜演劇とプライベートの徒然

4年前の日記より

2023-11-23 10:51:30 | 2023年
4年前が夢桟敷40周年ならばアト6年で半世紀を迎える。
40周年(2019年)では“アングラ肥後にわか”と銘打ち「おてもやん」に取り組んだ。明治-大正-昭和(戦前)までの色町として知られる熊本駅近くの二本木が舞台。
女性解放の歴史もあり、宮崎滔天も孫文を連れて来られた記録も残っている。
このお芝居でも流山児さんから反則と言われた子どもを出演させている。
反則抜きでは夢桟敷は止まらない辞められないか?(笑)→大いに大人気ないのである。

◎以下、2019年11月23日より

おてもK古(34)11.23

「おても」稽古、最後の場面を詰める。
そこへチビッコたちの部分稽古。こりゃ、チビッコたちに食われるよ。(笑)少し膨らませましょ。
タレント養成所では考えられない奔放さがあった。…ひひ、本番で何が起こるか?秘密である。

「ご案内

劇団夢桟敷40周年記念公演「おても大明神Liberty」

晩秋の候、皆様におかれましてはお元気でお過ごしのことと思います。慌ただしい日々を送られている中、大変恐縮ではありますが演劇公演のご案内をさせて頂きます。

今年は劇団創立40周年という節目の年に当たります。1979年、東京にて「劇団ブラックホール」を旗揚げし、1984年に熊本に帰郷。それと同時に劇団名を「夢桟敷」に改名し、現在に至るまで演劇活動を続けております。

この熊本で「ポストアングラ演劇」を標榜し、切磋琢磨して参りました。時には「演劇はパフォーマンスである」と捉えて肉体表現に拘り、物語の構築と解体を繰り返す実験劇を行ったり、また、演劇を通して世界を自由自在に想像・創造することができるという信念のもとで、事件や歴史を劇化することにより未来に向けて想像力を駆り立てて行くような演劇作りも行ってきました。また一方で、障がい者演劇支援、学校演劇、公民館講座「キッズミュージカル」にも携わらせていただき、地域社会との関わりも生まれました。その他、旅公演も忘れることはできません。ブラジル、韓国、インドネシア、札幌、東京、名古屋、大阪、山口、九州各地、沖縄・・・それぞれの地でお世話になった方、出会った人々、劇場・街の風景、全てが劇団の血と肉になっております。

気がつけば40年・・・。皆様のご支援をいただいたからこそ迎えられた40年でもあります。本当にありがとうございました。心より感謝申し上げます。

さて、今回の40周年記念公演は熊本名物「おてもやん」を題材としております。熊本を切り口とした歴史劇に夢桟敷独自の夢世界を仕込みました。劇の流れは山あり谷あり、熊本駅近くの二本木(遊郭や料亭が並んで賑わっていた時代の街)が舞台です。おてもやんの歌に表れる滑稽さを裏側から探ります。当時(明治-大正-昭和)のデモクラシーと熊本での内乱や中国革命、更には女性の地位向上の動きがあったことなどをベースにしています。

嘘か真か?おてもやんの謎や秘密が不思議な世界に運び込まれて行きます。解釈は見終わってから!アングラ肥後にわか、古くて新しいこれまでにないジャンルをどうぞお楽しみください。

尚、今公演につきましては、下記トークプログラムも予定しております。
①11月30日(土)坂上淳一(初期メンバーfrom東京)他
②12月 1日(日)昼の部 肥後にわか キンキラ劇団 座長 キンキラ陽子さん
③12月 1日(日)夜の部 出演者とのお茶飲み会
(注)40年史資料や諸々の展示コーナーあり。

お忙しい中とは存じますが、出演者スタッフ一同、皆様のお越しをお待ちしております。」