茶塾の閉講式があった基調講演は土屋鉄郎さん
全国茶品評会優等受賞者で町の著名人
お茶の全盛期は農協から前払いで現金が入った時代もあった
一軒に150人の働き手が来て一日に米1俵消費した家もあった
今 お茶が低迷しているというが 悪いのはお茶だけではない
すべてが悪いのに「お茶が悪い」というのが口癖のようになっている
何十年経って伐採してた山の木よりも良質の大根のほうが高く売れる
そんな中でも自信を持って売れるお茶を作ることに努力している
よいものなら金銭に糸目をつけずに購入してくれるお客もいる
キロ8万円のお茶も売れていくことが実証している
品評会出品者も町では9人になった 品評会のお茶作りは儲からないが
出品することで地域の名が売れ貢献できるので続けたい
改植して新しい茶木を育てることでよいお茶ができる
茶木が育つまで年数がかかるが 日々の成長を楽しむようにする
どれだけの仕事ができるかを楽しみ 樹木の成長を楽しみ
先の楽しみの前に 日々を楽しむことで続けることができる
お茶ほど楽なものはないと言う土屋さん
自園自製自販で良いお茶を提供し続けている
人柄がにじみ出た話は 閉講式にふさわしい話だった
会場の農林センター壁のカレンダーはなぜか10月
それはともかく 終了証書は和紙だった たぶん羽根田さんが漉いたものだろう
記念品は茶箱で私が家の法事で引き物にした前田さんのものだろう
講座は年間に開講式と閉講式を入れても5回だけだった
なのに立派な記念品までいただき申し訳ない いい話も聞けたし