【 保護犬:ハッチ日記 】

成犬の保護犬、里親日記

尿路結石 ・ 膀胱炎

2018-09-15 | 保護犬ハッチ
先日9月11日の夕方、畳の上に米粒大くらいの赤いものが落ちていた。
よく見ると……、鮮血だった。

慌ててすぐに、ハッチの身体を触って調べるが、原因が分からず…
しかし、その後
ハッチが、ブルブルっと身体を振った時に
血のしずくが床に散らばった。

そう、ハッチの尿に、血が混じっていたのだ。

急いで、その日のうちに動物病院へ行き、
血液検査、そして注射をしてもらった。
(血液検査の結果、肝臓・腎臓の数値は正常だった)

フィラリアからの影響による血尿を心配されたが、
検査の結果、その影響ではないことも分かった。

薬を処方され、まずは様子を見ましょう、と。
それでも出血があるようなら、再度受診することになった。

ハッチ、家に帰ってからも少量の出血があり、
翌日の朝の散歩でも、尿に鮮血が混じっていた。
さらに、散歩中に何度も何度も片足をあげて
おしっこをしたがるのに、
まったく出ない……という状況が続いた。
そして、追い打ちをかけるように、便も軟便になった。

この時点では、血尿の原因がはっきりしていないため、
ハッチに血尿が出たのは
ストレスが原因の一つだったんじゃないか…、と
クッションを変えたことを悔やんだりした。

また、オス犬が去勢をしていても、ごく稀に、前立腺ガンになる犬もいる
との話を聞き、
もしかして…、と、悩んだりもした。

薬の服用により、少し薄い血の色になったけれど、
少量ではあるが出血は続き、
散歩中に残尿感があるのか、何度も何度もおしっこをしたがることも
続いた。
ただ、食欲もあり、散歩中の歩くスピードや距離も普段と
変わらなかった。

2日後、薄い血とはいえ出血があるため、再度、動物病院へ受診。
腹部の超音波検査(エコー)をしてもらった。

ハッチ、エリザベスカラーを首に巻かれ、
診察台の上に仰向けになり、
両手両足を看護師さんに押さえてもらって、
先生が、ハッチの腹部の毛をバリカンで剃ってから
エコー検査開始。

もし、ハッチが暴れるようなら、鎮静剤を投与しなければならないと
先生に言われたけれど、ハッチ、おとなしくじっと我慢できた!

…そして、エコー検査が続き……

腎臓など臓器は正常。
しかし、結石が見つかった。
『尿路結石』だった。
3ミリの結石に、さらに細かな結石が6個ほど並んでいた。

【尿路結石・膀胱炎】
ハッチの血尿の原因が特定された。

検査の間、嫌がる素振りはあるものの、
じっと我慢した、ハッチ。
「はっちゃん、お利口さんだね」
「はっちゃん、がんばってえらいねぇ!」
先生や看護師さん、受付担当者さんたちから誉められたハッチ。
ハッチ、本当によく頑張った!


そして、ここからが大事なことで
「なぜ尿路結石になったのか?」ということ。

動物病院の受付担当者さんと話しをしていて
ハッチのおやつの話をした時、おそらくそれが原因ではないか…?
という食べ物が分かった。

それは……「煮干し」だ。
柴犬は、認知症になりやすいと聞いたことがあったため、
魚を食べさせた方が良いと思い、
せっせとおやつにあげていたのが、「ペット用の煮干し」だった。

良かれと思って与えていたおやつが、ハッチにとっては
「結石」という痛い、苦しい思いをさせる結果となってしまった…。

ハッチ、本当にごめんね。
痛い、苦しい、辛い思いをさせてしまって、ハッチ、申し訳ない…。

“無知は、悪”だ。
しっかり調べずに、ハッチにあげていたことを後悔している。

とにかく、一日も早く結石がなくなるように、
薬の服用を継続していかなければならない。
ハッチ、治療して、必ず治そう。

病因から帰宅後、疲れて布団の上で横になる、ハッチ

僕、お腹の毛がなくなっちゃったよ…の、ハッチ

僕、本当に我慢して、がんばったんだよ!の、ハッチ

ハッチ……ごめんなさい。