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補聴器外来

2021-06-06 10:06:30 | 難聴亭日録

6月2日、とうとうこの日がやってきた。

このひと月のあいだに耳が急速に衰えていることを感じていたが、もはや限界と思うようになった。

人のことばが聞き取れない。いや、聞き取れないのではなく聞こえなくなっている。聞こえないので耳に手を当てる。あまりにも年寄りくさい仕草だ。目の前で話している妻のことばがわからない。こんなことを次々と体験するうちに、補聴器のお世話になることを決断せざるをえない気持ちになった。

この日、予約しておいたさいたま赤十字病院の補聴器外来を受診した。めまいの治療で長いことおせわになっていたえがわ耳鼻咽喉科から紹介状をもらった。10時の予約だったが、かなり混雑していて待合の椅子はほとんどふさがっていた。

まず、看護師さんによる聴力検査があったが、これは耳鼻科でよくやる波長帯別の聞き取り検査(標準聴音力検査)だった。その後先生の診査を受けたが、ここで自分の耳の状態についての自分の認識の誤りに気づかされた。

私の右耳はかなり以前から悪くなり、もうほとんど聞こえなくなっていると思っていた。そこへ左の耳も聞こえなくなって生活に支障をきたすようになってきたのだと思っていた。でもあらためて検査してみると、右の耳もまだある程度聞こえているのだった。

左右で差があり、右の耳の方が悪いのだが、まだ右の耳も使いものにならないというわけではなかった。

検査結果のグラフを見せられたが、125ヘルツから2000ヘルツまでは左の方がいいのだが、4000ヘルツから上は逆に左の方が聞こえていない。「ああ、やっぱりね」と自分でも思ったのだが、かなり前から鳥の声や虫の声が聞こえなかった。

そこから補聴器の話になるのだが、補聴器は病院ではなく業者の管轄になる。リオネットとマキチエという2社があるという。この点は事前にネットで調べていた通りだ。

補聴器はずいぶんと高いものなので、自治体によっては助成制度があるところもある。しかし、さいたま市には子どもの難聴への補助以外にはないようだ。国の制度だろうが、きちんとした診断の下で補聴器を購入した場合、購入費が医療費控除の対象になると聞いた。そのことを先生に質問すると、まだ若いその先生はその制度については知らなかった。「ちょっと聞いてきますから」と待たされた結果、別の言語聞き分けの検査をして診断書をもらえば控除の対象になるという説明だった。

その検査は月木しかやっていないというので、翌日の検査を予約し、金曜日には補聴器の業者にもあうことになった。

 

 


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