6月3日 前日の初診を受けて、この日言語の聞き分けの検査(語音明瞭度検査)を受けに赤十字病院にむかった。
3時の予約なので2時40分に到着したが、前日とはうってかわって受付まわりや待合には誰もいない。静かな中で一人検査をまった。
検査は、前日と同じ部屋で同じ椅子にすわっておこなわれた。この検査は、本来は無音室でおこなうことになっているが、それは「原則」ということらしい。無音室の設備は金がかかる。左右の耳別々にランダムに発せられる語音、たとえば「い」「し」「た」「お」という音をヘッドホンから聞き取ってオウム返しに自分で発声する。書き取る場合もあるようだが、これも声で答えれば机もいらない。
ヘッドホンから聞こえる語音は繰り返すたびに次第にちいさくなっていく。比較的ましな左の耳では、最初の段階ではうるさく感じた。しかし、第3段階からは聞き分けられない音がまじりはじめ、第4段階では聞き分けられない音がふえ、第5段階ではほとんど聞き取れなかった。
右の耳に移ると、予想外に最初はやはりうるさく感じ、第3段階で聞き分けられない音がふえ、第4段階ではほとんど聞き取れなくなった。昨日の聴音検査のとおり、右の耳も悪いとはいえまだ聞き取れているのだ。
やはり聞き取り易い音と聞き取りにくい音がある。舌を口蓋に近づけて発する音のように擦過音を含む音が区別しにくいように感じた。
両方の耳を検査するのに30分かかった。その間、壁に向かって音に神経を集中させていたのでなんだかすごく疲れた。検査の技師も「疲れたでしょう」と言葉をかけてきたので、やはりこういう検査は疲れるものらしい。
この日は、検査のみなのでこれで終わった。
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