ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け34年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

毎日毎日これかよ(20200810)

2020年08月10日 | その日暮らし
 朝起きて、新聞を読む。8月10日だから9日の長崎の話が出ている。安倍首相、長崎では2問しか受け付けず。原稿を読み、原稿で応える。楽だなー。そんなだから感情が籠もるはずがない。
 平和記念式典では「原子爆弾の犠牲となられた数多くの御霊に対し、謹んで哀悼の意を捧げます」から始まるから、75年前の長崎に人が生きていたことへの想像力が生まれようもない。「神様(国家神道)は不滅」なのだ。人への想像力のない者が首相をやっているから、この国は落ちていくのだ。Go To Travelを推進し、コロナ禍を全国的にまき散らし、沖縄などでは米兵の入国を相変わらず、自由往来を認めている(米軍は検査しているとのことだが)。米国でのコロナ感染者は2020年8月8日時点で500万人を超え、米軍内では3万人を超えたと報じられている。
 核は爆発するまで見えないし、コロナは自身の身体に変調が来なければ分からない。しかし核は爆発してしまったら、遅いのだ。昔のような米ソ冷戦構造は崩壊し、米露が5800発余り対6300発余りと睨み合い、この他、フランス・イギリス・中国・インド・パキスタン・イスラエル・朝鮮民主主義共和国など様々な国がもっている。75年前と違い運搬手段は多様化され、命中度も格段に上がり、小型化と爆発力の強化は著しい。
 トランプ大統領は米国の核爆弾の開発と75年前の2発の投下に賛辞を贈り、使える核爆弾を作ると公言している。私がこれまで観察してきた限り、権力者達は「理性」をもたず。「力が正義」、「武力による安全保障」の一点張りだ。こうした奢りがコロナ禍でも油断を招いてきたのだろう。ウイルスに武力は無意味だから。
 遺憾ながら私たちは、悩むしかない。しかしこれだけははっきりしている。地に着いた政治家と自治体の長がコロナ禍と立ち向かっている。核廃絶にも立ち向かっている。ここに私は可能性を見る。私たちが必要としているのは、同じ人間としての感覚をもつ地域に根付いた人々と、こうした人々が選んだ自治体の長だろう。
 毎日毎日これかよと嘆かざるをえないが、私たちは新たな希望を探りながら生きていこう。

註:安倍首相の広島での挨拶の私のコメントは以下


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