ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け34年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

今、ネット番組を見ていたら、大間違いを発見。悲しくなるね(20211017)

2021年10月17日 | その日暮らし

 沖縄の今日は、「(沖縄)そばの日」だ。ご存じの通り、沖縄は、1972年5月15日に日本に「復帰」した。しかし、小麦産の「そば」は、日本国の定義では、「そば」だと認められなかった。沖縄生麺協同組合の人々の熱い要望が、「沖縄そば」という名称を日本政府から勝ち取ったのだ。それが、1978年「10月17日」であって、由緒正しい日なのだ。

 もっとも今日の私は、風も強く、わざわざそばを食べに出かけなかった。それでも舌もなじんでくれば趣向も変わるものだと、実感している今日この頃だ。

 ところで、今夜、ネット配信のCLP(チューズ・ライフ・プロジェクト)の番組「#投票2021 なぜファクトチェックは必要なのか」で、とんでもない間違いがでてきたので、私は、またかよと、めげてしまった。本質的な問題だとはいえないが、立岩陽一郎という人が、沖縄の基地問題に触れて、ご自身が書いたようなのだが、強襲揚陸艦アメリカの絵に、後部にドックがある絵を提示した。ご丁寧に艦番に「6」と付されており、強襲揚陸艦アメリカを意識して書いたことは間違いない。

 この「LHAー6」にはドックは例外的についていないのだ。今時強襲揚陸など古い戦法なのだ。海辺からビーチングしてのり上がるとか、小型揚陸艇、水陸両用装甲車、LCAC(ビーチクラフト式揚陸艇)などで海からダイレクトに乗り込むにしても、事前に、敵のミサイルやレーダーを叩くのが先決だ。だからドックを外し、F-35B戦闘機などのスペースを広げた。事前に、これを発進させ、叩いてから上陸となるのだ。

 こうした間違いは、どうしておきたのだろうか。何を見本に見て書いたのだろうか。思い込みは困ったものだ。これじゃ、ファクトチェックする相手のネトウヨに馬鹿にされるぞ。どうも軍事は、煙たがられ、適当な認識が多すぎる。この原因は、軍事を考えるのは、息苦しいとか(私にも理解できるが)、めんどうだとか、憲法9条との違いが大きすぎるとか、からなのだろうが、もうちょっと真面目に考えていただきたい。「平和憲法」といっていたら事足りる時代は、とっくに終わっているのだ。

 ジャーナリストならば、事実を確かめながら、議論していきましょう。



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