ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け34年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

洋上遠征基地「ミゲルキース」が再びホワイトビーチに現れた(20211020)

2021年10月22日 | 米軍/自衛隊

2021年10月20日(水)8:50 うるま市の友から緊急連絡が飛び込んできた。今朝、あのミゲルキースがホワイトビーチに再入港したという。え、えー!だ。しかし10月8日に撮り逃がした私は駆けつけることを即決。ブログを1本書き上げ、12時前に家を出た。しかしバスとの遭遇が悪く、現地到着15:30。

上の児童公園に上がる前に見つけた。ミゲルキースにまちがいない。15:31

高台(児童公園)から。タグボートが着いている。15:35

この位置です。左が海軍岩壁、右が陸軍岸壁。中央奥にいる。15:37

あれ、半旗になっている。米兵がどこかで死んだのか、軍事関連の記念日なのか。15:38

海上自衛隊の掃海艇が戻ってきた。タグボートは2隻いるが、動くのか動かないのか分からない。

15:41

「691」 掃海艇「ししじま」だ。15:50

タグ2隻。15:50

ミゲルキースは、「遠征洋上機動基地」というのが的確だろう。敵地に殴り込むためには、通信・指令と軍備が必要だ。後方の司令部と結び、前進指揮所として、また揚陸にも一役買うのだろう。今回は10月5日から7日午前、ホワイトビーチ(沖合停泊)、9日佐世保港(いつでたか不明)、14日から岩国港(岩国基地)に停泊し、おそらく18日夜、出港し、20日早朝に着いたのだろう。

 これでホワイトビーチ、佐世保港、岩国港と回れば、中国への出撃態勢の下見をしたということだろう。佐世保軍港は揚陸艦隊の母港であり、岩国港は海兵隊のF-35B戦闘機などの基地であり、オスプレイの沖縄と「日本」を結ぶ中継基地だ。また米国空母艦載機の拠点でもあるのだ。米国は、こうしたすべての機能を併せ持つ作戦を展開することを考えているのだろう。ミゲルキースが「島嶼防衛」の中枢を担う船になるのか、私は注目していく。

掃海艇が入港する。15:51

掃海艇「ししじま」が、所定の場所に入る(左が海軍岸壁。その一番手前)。15:50

飛行機が南に飛んでいく。

一瞬、対潜哨戒機P-8かと思ったが、ANAのボーイング737だ。那覇空港におりるのだろう。15:53

タグボートが1隻こっちにやってくる。16:05

ヘリが離着艦訓練を繰り返す。【MH-60】(訂正)か。16:23

オスプレイ2機が普天間基地に戻る。中城湾上から普天間に入る。この前で右折。16:29

16:32 ヘリの離着艦訓練が繰り返されている。

16:39 タグボートは何をしているのか、要領をえない。

16:39 着岸するのかと思ったが、動きが見えない。この位置にいると、夕日を浴びたサイドからの撮影の機会を逃がしてしまう。ここいらで私は移動したい。

高台を辞し、右側へ移動。2階建て(?)。この船は、半潜没船体というそうだ。上の甲板にヘリ3機、下の船底に揚陸艇やLCACも搭載可能で、船体を沈めれば、このまま海に下ろせるそうだ。岸壁がなくとも乗り移れるという離れ業を可能とした新たな構造になっている。17:08

右(西)へ歩く。全長240m。最大幅50m。満載排水量81000トンだと。超大型艦だ。艦番は「ESB-5」2021年5月就役。17:12

陸軍岸壁をいれて。この位置に停泊中。アンカーをおろしているし、今夜は動かないだろう。17:14

後方。17:14

前方。17:21 私は、名護まで帰ります。

このまま「米・日VS中」が軍事力で張り合う政治を容認するのか、これを私たちは拒絶していくのか。沖縄・佐世保(長崎県)・岩国(山口県)の軍事拠点を結びつけていくのか、反対するのか、戦火はこのラインを通して燃え上がりかねないのだ。

 今、衆議院選挙の渦中だが、こうした問題に触れる候補がいてほしいものだ。 

 

 



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