今年度第3回歴史探訪は秀吉の甥、後の関白豊臣秀次が八幡山に城を築き信長亡き後の安土の町を再建する形で楽市楽座を移し多くの商人達も移り住み本格的な商業都市を誕生させた近江八幡を訪ねました。
割引乗車券の関係で参加人数は15名限定となり参加者は大角、大曾根、尾辻、小西、清水隆博、清水優、高瀬、中西、本田、前津、三岡、森、八幡、湯浅、紀伊の各氏でした.
名古屋から約2時間近江八幡駅に到着し街中まではバスにて約5分 町めぐりの始まりです。
最初に向かった先は道に迷いながらもヴォリーズ設計建築の住宅が数多く立ち並ぶ池田町洋風住宅街です。大正期にアメリカ式の外観住宅は当時は非常にモダンな建物だったと思われます。
郷土資料館、歴史民俗資料館、旧伴庄右衛門邸、旧西川利右衛門邸(国重文)から新町通りへ
歴史民俗資料館横の新町通り交差点で記念撮影
丁度雛祭りの時期で市のイベントとして各家に伝わる雛人形を町内32店舗で展示していた、伴家では商家に伝わる雛人形を一堂に展示、また雛人形に添えられた箪笥、長持ち、台所什器、等々のミニチュア等の遊び道具を通じて、商人の妻となる振る舞いや礼儀を身に付ける教育の場と考えていたようです。
江戸明治にかけて近江商人の繁栄を偲ばせる商家と白壁土蔵の新町通り
午前中の見て歩きを終わり昼食を予約の郷土料理店「喜兵衛」へ、 ここは肥料商として栄え270年続く商家で黒漆喰に格子窓は安政4年建築当時のままとの事。
近江の旬の食材を使った商家のおもてなし料理、近江牛のタタキ、鯉の煮つけ、小鮎の甘露煮、麩の辛し和え、、、お酒付きで皆さん満足
午後から映画などのロケ地によく利用されている「八幡掘り」の石畳遊歩道を通り、秀次の居城跡の八幡山へロープウエーにて上り格子状に整備された八幡城下町、琵琶湖、西の湖を中心の水郷地帯、遠く安土城等々が見渡せる。
防衛の掘割であり琵琶湖への水路であり商業流通の湖上交通 八幡掘り
八幡山北の丸跡から右安土城、左水郷西の湖方面を見る
旧ヴォリーズ住宅(近江兄弟社一柳記念館) にて近江八幡市にとっては欠かす事の出来ない名誉市民第1号ヴォリーズについて ビデオ学習を した、 宣教師で明治38年八幡商業高校の英語教師として来日、一柳満喜子と結婚日本に帰化し,建築家であり全国に1600程の建造物がある , またヴォリーズ記念病院、近江兄弟社学園高校、メンタームの近江兄弟社等々の事業創始者でもある。
最後は重要伝統的建造物保存地区の指定のある永原町通りを見学しながら小幡上筋バス停からバスで近江八幡駅へ 、幸いに前日の大荒れの天気から一転晴れて気温も寒くない程度に上がり見学しやすかった、事故も無く全員無事に予定通り夕刻6時には名古屋駅に帰る事が出来た
歴史探訪世話人:紀伊 敏雄
よく歩きよく食べよく学び、楽しい一日を過ごすことができ感謝してます。
少し寒かったけど、天気にも恵まれて良かったですね。