野菜と共に!歌うファーマー!

農業がしたい!そんな思いで、丹波に入植してはや10年。畑と睨っこしながら暮らす新米夫婦の格闘の日々をお伝えします!!

第2弾 葉物は好調

2007年10月31日 | 畑の様子
おいしそうなほうれん草でしょ!?

先日、とっても悲惨な小松菜の写真を掲載しましたが、第2弾…9月の中旬に蒔いた葉物ができ始めました…といいますか、ここ1週間ほど、とても暖かくて、急激にできちゃっております。

寒い中、少しずつ大きくなった葉物を順次収穫していく予定だったのですが、予想外に大きくなるのがはやくて、一気に収穫することを余儀なくされています。明日も直売所の出張販売に、ほうれん草、小松菜を沢山もっていく予定です。

野菜が無くて困ることを考えれば、多すぎて困る方がいいのではありますが、3週間後に野菜セットに入れるはずのものがなくならないか・・・先のことがチョット心配なんです。

特に葉物は保存が利くわけでもないし、予想外に成長したりその逆だったり…。

そりゃあ、化石燃料や化学肥料、大きな施設で栽培するなら栽培の管理はしやすいかもしれないけど、有機農業で、自然の下で野菜の生長を完璧にコントロールすることはできません。
だから、一般市場では値崩れが起こったりする。
ほんま、改めて思うに、農業って難しい。

あ、でも野菜が一番できる時期…つまり旬の野菜は一番美味しくて、栄養価も高いと言われています。
向こう2週間くらいは、我が農園の野菜セットはほうれん草が2束入ったり…とにかく葉物中心の野菜セットになると思いますが、食べ協力お願いします。一番美味しく食べれる時期の野菜をたっぷりと楽しんでくださいね。


海の上より

2007年10月29日 | 都会にて

農業とはゼンゼン関係ないのですが…。

従兄弟の結婚式に参加してきました。
「ルミナス神戸2」。船の上での結婚式でした。美味しいお酒、美味しい料理、明石海峡大橋の雄大な景色を堪能してきました。
「時間が許す限り楽しんで行って下さい」いう従兄弟の挨拶
↑↑↑
帰りたくても船動いてる限りは帰れへんやん…とツッコミたくなったり、船の微妙な揺れが、ほろ酔い加減のオイラの頭を気持ちよくシェイクしてくれて、さらに気持ちよくなったり…とご機嫌でした。

オイラと同じで、ご機嫌な人が沢山いて、賑やかでもありましたが、素敵な結婚式でしたよ。
結婚式の開催と同時に、出航。2人の人生の船出とかけてるんだろうか。そんなイキな計らいやったんかな。素敵な家庭を築いて欲しいもんです。

農業まっしぐらである、ここ最近。こんな息抜きができるとなんか嬉しい。



あたたたたっ

2007年10月21日 | 畑の様子

 写真…これなんでしょうか?

 これはボロボロになった小松菜です。
 オイラの野菜は、少々虫食いがあったとしても、有機農業を「買い支えて」いただきたい…という思いから、出荷しています。で、お客さんにも納得していただいていると思います。
 とはいえ、ここまでいくと、無理です。さすがに。

 初秋の虫害はここ数年とても多いです。その他に、勢いのある雑草、獣害、自然災害など、有機野菜の生育にはお邪魔虫がいっぱいです。

 有機農業技術や研究も、少しずつ進んでいるので、野菜を上手に作るコツがあったり、経験に伴う勘というのもあります。でも、野菜を完璧に作るマニュアルなんてものは有りません。自分より経験の多い先輩百姓もやっぱり失敗しています。

 有機農業は、日々、失敗やトラブルと隣り合わせ。ファーマーズマーケットや野菜セットの野菜もこういったことを踏まえたうえで、成り立たせています。
 まぁ、だからこそ育ってくれた野菜の生命力とありがたさを感じたりできるのですが。

 自分にとっての生業だから、あんまり感傷的になりすぎてもいかんのですが、自分の野菜を食べてくれる皆さんに少しでも自分の気持ちを伝えていけたらと思います。

 第一弾の小松菜さんはこのようにボロボロですが、第二弾は美味しそうに育ってます。11月はじめには出荷できるかと思います。

我が農園の「滝野川ごぼう」

2007年10月18日 | 畑の様子
 うわさの「滝野川ごぼう」の写真です。

 今時期から、お正月にかけて頑張って出荷していこうとおもっています。今年の3月29日に播種。こんなにも大きくなりました。根っこはドンドン土の中を突き進んでいくもんだから、掘るのがなかなか大変です。ツルハシなんかも必要とします。
 しかしながら、苦労のやりがいもあるような美味しいゴボウです。もう最高!
 でかくなりすぎて、たまに「ス」が入ることも。けど、それでも問題なし。キンピラでもなんでも美味しく召し上がれます。「ス」いりゴボウを輪切りにして、肉を詰めちゃう人もいるんですよ。

 その他、ゴボウのスープ。柳川鍋。すき焼きの中に。天ぷら。ゴボウサラダ。何でもござれです。

 今年もおいしく成長してくれたゴボウ達に感謝です。

サツマイモ堀でした。

2007年10月15日 | 畑の様子


昨日は、サツマイモ堀りでした。都会から、地元、老若男女、総勢20人ほどにもなり、賑やかに楽しめたんじゃないかと思っています。最初は3~4人のごくごく内輪でショボイ、ヌルイと思ってたのに、沢山きてくれてありがとうございます。

前日、天気予報が雨かもしれないとあったのでどうなるかと思っていたんだけど、日ごろの行いがよかったのか、見事に晴れ。皆さんが帰るまで雨に降られることは一切ありませんでした。
馬鹿でっかいサツマイモを沢山掘ってもらい、お土産も持って帰ってもらいました。4種類のサツマイモを食べ比べてみてくださいね。

そうそう、すぐにお召し上がりになるよりも、2~3日以上天日干ししたほうが、甘みがましておいしいそうです。

皆さん、がんばってくれて早々と400本分の収穫が終わりました。
その後は、バーベキューを楽しみました。E気分で、馬鹿話から、まじめな話から馬鹿話まで…。

また、有機農業に触れにおいでくださいね。

PS
来客で、ドタバタ過ごした週末でしたが…いつの間にか、タイガースがドラゴンズに蹴散らされている!?いつの間にか、オイラのもうひとつの「今シーズン」が終わってたわ。

雑草海からの脱出

2007年10月14日 | 畑の様子

先日、雑草に埋もれていた九条葱地帯…。日記に書いたあの日以来、コツコツと雑草取りしておりました。
で、昨日、マイミクMARIE嬢に手伝っていただいたこともあり、一通り草取り完了といった感じになりました。ありがとー。うほほーい。

写真は、先日とほぼ同じ場所からパシャリ。カメラは違いますが…。


実は、前の火曜日くらいから季節の変わり目の風邪を引いていたようです。水曜日の晩くらいから、本格的にしんどくなって、木曜日の晩にはノックダウン。


しんどかった中やったけど、あんまし農作業を休む気にもなれず…。

そんななか、やった野良仕事というのが、この葱の草取り。「ぼー」としながらでもできる作業。そして、何よりも漂う葱の香りが、風邪気味の体に何とも優しいのです。風邪引いたら葱が良いってホンマなんですね。
おしりの穴に挿したいとは思いませんけど…。


体調を悪くされたら、是非、葱の草取りの援農に…!なんてね。

今日は、芋ほりです。天気がもってくれるといいんですがねぇ。

10月の野菜

2007年10月10日 | 畑の様子
 10月の野菜セットを簡単に紹介。
 トマトもすっかり無くなってしまいまして、その他、オクラ、茄子、万願寺唐辛子、伏見甘長唐辛子、ニガウリなども弱くなってきました。

 一方で、ニンジンの間引き菜、春菊、ゴボウ、サツマイモが仲間入り。

 その他、玉ねぎ、ジャガイモ、ニンニク、かぼちゃなど、貯蔵しているものも、ボチボチ出荷しているところです。

 暖かかったせいか、最初に蒔いた大根、カブ、小松菜などがボロボロに…ちょっと悲惨な状況。
 ハクサイ、キャベツ、ブロッコリー、第2回の大根や小松菜なども弱くはあるが、力強く成長しています。
 その他、ターサイ、水菜、菜の花、レタスなどはプラグポットに種を落として育苗しています。とても雨が少なかったので…。

 あ、葱やほうれん草は結構順調です。

 そうそう、残念ですが、黒豆が今、アライグマの被害にあっています。あわてて網を張って対応しているのですが、果たしてその運命やいかに!?
 正直、枝豆は期待できそうにありませぬ。

 小さいころ、「ラスカル」っていうアライグマのアニメで、お茶の間の感動を呼んでいたのですが…。オイラもよく観てたけど、いまは「フザケンナ!」って感じです。

 せめて、となりの落花生くらいは何とか成長して欲しいです。今のところ大丈夫だけど。

雑草に埋もれてます

2007年10月09日 | 畑の様子

何の畑でしょうか???

最近、ファーマーズマーケットやら、従姉妹の結婚式やら、農業以外のことでも多忙、農業も、植え付け、種まき、その場所作りが優先になってしまい、草むしりができないでおる。

これ、9月上旬に植え付けした九条ねぎなんやけど、すっかり雑草に埋もれてしまった。えらいこっちゃぁ~

土壌分析をした上で、施肥をきっちりしたからか、雑草の中でも葱は今のところ元気やし、去年みたいに赤錆病もでてない。けど、あんまし放置プレイもあかんと思う。野菜だって人間と同じ命。エサ…栄養分があったとしても、あんまし息苦しいとやっぱり弱ってしまう。

植物の生命力を信じつつ、ボチボチ草むしりもしていきますが、孤軍奮闘している地球防衛軍5号手伝いに来てくれると嬉しいなぁ。


JASマーク

2007年10月05日 | 都会にて

 皆さん!有機JASマークをご存知でしょうか?
 有機農産物の表示に関する法律によって、「有機農産物」とか「オーガニック」と表示して販売するには、登録認定機関に申請して認証を受けなければならないのです。で、その上で写真↑↑のJASマークを貼り付けるなり、印刷するなりしなければならんのです。
 
 つまり、JASマークの無い有機農産物という表示は、嘘んこなんです。法律上では…。 
 JAS有機の申請をしてないけど、オイラより高いスタンダードとっクオリティの野菜を作ってはる生産者は沢山おります。が、有機農業の表示はできんのです。


 今日は、一年に一回のJASの事業者であるオイラが、必ず受けなければいけない指定講座でした。あらためて、記録や管理の徹底を言われてまいりました。ええ加減ではいかんのです。


 オイラは時々思います。
 俺、一生懸命有機農業に取り組んでます。そんな俺が、何で、有機農業を実践してもいない人に…。地元のエライ人でもない人に…。お金を出して、沢山の書類を提出して、お願いして、「アンタの野菜は有機農産物」などと、認めていただかなくちゃいけないんでしょうか?って。

 ましてや、ご家庭と提携して野菜を販売したり、ファーマーズマーケットで都会に足を運んだり…。顔の見える関係を築いていく野菜販売を主にしている自分にとったら必要の無いことなんじゃないだろうか??沢山の書類を書いたりしているうちに、ヤになることもたびたびです。

 それでも、JASマークを取っているのには理由があります。
 有機農産物で人や環境を良くしていくという、自分の目標。モチロン一番大事なのは顔の見える家族、友人、仲間、お客さん、ソレカラ地元環境なんですが…。
 それだけに収まりたくないんです。顔の見えない人や、幅広い地域で有機農業が広まって、もっと沢山のHAPPYを生み出したい!
 自分の能力には限界はあります。けど、限界を定めたくない。わからねーけど、とにかく多くの人やモノをHAPPYにできる男になりたいんですよ。

 それから、時代も変わってきます。少しずつだけど、確実に有機農業はもっと必要とされてきます。そうなると、日本という国も変わってきます。国策としての農業も有機農業に重きが置かれるようになります。っていうか、そうならんとあかんでしょ。ホンマ今の環境問題は、我々が思っている以上に深刻なんだから。

 そんなわけで、有機農業のモノサシたる、JASマークを取らないといかんって思えるんです。

 幸い、オイラの町では、有機JASを取った事業者に助成金がおりる制度があるし、面倒な思いをしてJASを取った仲間が沢山いるし…。他の地域で取得することを考えると、恵まれてるし、心強くもあります。

 こんなシールごときに、結構な信念と時間を使っております。
 ちょっとでも、知っていただければと思ってブログに書いてみました。


今月は、
10月6日(土) 阪神高速(神戸行き)、白川PA内 AM10時~PM17時
10月20日(土) 神戸北野坂 ドゥマン前 AM9時30~昼ごろ
10月27日(土) 神戸東灘 愛農人前 AM10時~昼ごろ

 これらのところで、ファーマーズマーケットを開催!
モチロン、JASマークを貼って参戦予定です。お暇でしたら、いえいえ、お暇じゃなくても冷やかしにきてくださーい。

 オイラは、ゴボウ、オクラ、万願寺唐辛子、落花生(←10月後半)、黒豆(←後半)などを出荷予定です。