野菜と共に!歌うファーマー!

農業がしたい!そんな思いで、丹波に入植してはや10年。畑と睨っこしながら暮らす新米夫婦の格闘の日々をお伝えします!!

JASマーク

2007年10月05日 | 都会にて

 皆さん!有機JASマークをご存知でしょうか?
 有機農産物の表示に関する法律によって、「有機農産物」とか「オーガニック」と表示して販売するには、登録認定機関に申請して認証を受けなければならないのです。で、その上で写真↑↑のJASマークを貼り付けるなり、印刷するなりしなければならんのです。
 
 つまり、JASマークの無い有機農産物という表示は、嘘んこなんです。法律上では…。 
 JAS有機の申請をしてないけど、オイラより高いスタンダードとっクオリティの野菜を作ってはる生産者は沢山おります。が、有機農業の表示はできんのです。


 今日は、一年に一回のJASの事業者であるオイラが、必ず受けなければいけない指定講座でした。あらためて、記録や管理の徹底を言われてまいりました。ええ加減ではいかんのです。


 オイラは時々思います。
 俺、一生懸命有機農業に取り組んでます。そんな俺が、何で、有機農業を実践してもいない人に…。地元のエライ人でもない人に…。お金を出して、沢山の書類を提出して、お願いして、「アンタの野菜は有機農産物」などと、認めていただかなくちゃいけないんでしょうか?って。

 ましてや、ご家庭と提携して野菜を販売したり、ファーマーズマーケットで都会に足を運んだり…。顔の見える関係を築いていく野菜販売を主にしている自分にとったら必要の無いことなんじゃないだろうか??沢山の書類を書いたりしているうちに、ヤになることもたびたびです。

 それでも、JASマークを取っているのには理由があります。
 有機農産物で人や環境を良くしていくという、自分の目標。モチロン一番大事なのは顔の見える家族、友人、仲間、お客さん、ソレカラ地元環境なんですが…。
 それだけに収まりたくないんです。顔の見えない人や、幅広い地域で有機農業が広まって、もっと沢山のHAPPYを生み出したい!
 自分の能力には限界はあります。けど、限界を定めたくない。わからねーけど、とにかく多くの人やモノをHAPPYにできる男になりたいんですよ。

 それから、時代も変わってきます。少しずつだけど、確実に有機農業はもっと必要とされてきます。そうなると、日本という国も変わってきます。国策としての農業も有機農業に重きが置かれるようになります。っていうか、そうならんとあかんでしょ。ホンマ今の環境問題は、我々が思っている以上に深刻なんだから。

 そんなわけで、有機農業のモノサシたる、JASマークを取らないといかんって思えるんです。

 幸い、オイラの町では、有機JASを取った事業者に助成金がおりる制度があるし、面倒な思いをしてJASを取った仲間が沢山いるし…。他の地域で取得することを考えると、恵まれてるし、心強くもあります。

 こんなシールごときに、結構な信念と時間を使っております。
 ちょっとでも、知っていただければと思ってブログに書いてみました。


今月は、
10月6日(土) 阪神高速(神戸行き)、白川PA内 AM10時~PM17時
10月20日(土) 神戸北野坂 ドゥマン前 AM9時30~昼ごろ
10月27日(土) 神戸東灘 愛農人前 AM10時~昼ごろ

 これらのところで、ファーマーズマーケットを開催!
モチロン、JASマークを貼って参戦予定です。お暇でしたら、いえいえ、お暇じゃなくても冷やかしにきてくださーい。

 オイラは、ゴボウ、オクラ、万願寺唐辛子、落花生(←10月後半)、黒豆(←後半)などを出荷予定です。