野菜と共に!歌うファーマー!

農業がしたい!そんな思いで、丹波に入植してはや10年。畑と睨っこしながら暮らす新米夫婦の格闘の日々をお伝えします!!

春菊 と 週末出店します IN 愛農人

2009年03月25日 | 都会にて
ご存じのとおり、今は端境期ということもあって、野菜セットをお休みしています。


しかし、ちょっとしたお小遣いかせぎ&朝市や移動販売用に、ちょっとだけ野菜を作っています。

その中でも、いま春菊がやたらと収穫できています。
今はすごくいい感じでおいしいんですが、たぶん、2週間もすれば、花芽がついて、苦くなったりすることでしょう…。

皆さんは、春菊をどのようにお召し上がりになりますか??

鍋用の野菜のみ・・・などと、少し思われがちですが、おひたしにしてもよし、サラダなんかにしてもよし。スープに入れてもよし。炒めものにしてもいい感じにアクセントになる。

季節は春。ぜひ旬の春菊をご賞味あれ!!


レシピ調べてみました → 春菊レシピ

今週末、愛農人の朝市にこの春菊とホウレンソウ、菜の花なんかをもって出店します。
端境期の朝市なんで、ちょっとさびしいかもしれませんが、仲間のお漬物や、有機野菜を使ったお手製のベーグルなんかもでてくるかと思います。

野菜を買いに来るっていうより、遊びに来ていただくのありかな…。
ただ、野菜をやり取りするだけじゃなく、そこにくると楽しい…そんな空間にしたいんです。




新潟から帰って、一週間。

2009年03月22日 | Weblog
新潟から帰って、一週間たってしまいました。早く日記に書かねば…と思いつつ、思いのほか忙しかったり、疲れてたりしておりました…。


見知らぬ土地で、見知らぬ人に囲まれて、いろいろ刺激が多かったのですが、今となってしまえば夢のようです。

どんなことをしてたかというと、主には勉強と交流です。

着いて草々、記念講演で水俣病の話を聞きました。


これまで、地球上で事故やら薬害やら、直接的に汚染物質摂取して、結果、中毒がおこることはあったが、水俣病は工業廃水にふくまれたメチル水銀が環境を汚染し、魚介類に蓄積され、それを摂食した人に起こった中毒事件。
さらに、胎児性水俣病…つまり母親の胎盤を経由して、胎児に障害を与えてしまった事。人類史上初事態であったそうです。

発生の責任や償いなど、今も残る問題は多々あります。

けれど、化学物質は怖いものです。有機農業も同じことだけど、便利さや効率だけを求めて、自然に負荷をかけることがいいのか??改めて考えさえられました。

次に分科会。私は「提携」活動と食農教育というものに参加。

長年にわたり有機農家との提携を続けている消費者さん、新潟生協の職員さん、バリバリの有機農家さんのお話でした。
活動されてきたことの熱意、生産者さんと消費者さんの交流、新しい構想など、熱心な話をきくことができました。


それからそれから食事

持ち込まれてきた野菜やら、地元のもの…豪華でした。

温泉にもつかりました。

で、最後に新規就農者・若者のつどい
意外と参加者が少なかったのではありますが、熱いトークかましました。
悩みとか暗い話もありつつも、最後には「本物は必要とされ、ちゃんと残っていく」ってことで締めくくることができました。遠い所の新規就農者と知り合うことが出来てよかった。


で、就寝…と思ったのですが、たまたま隣に寝ていたおっちゃんとトーク。千葉の三芳村の生産者の方で、提携について熱いトークでした。

次の日は、朝一で一人散歩に出掛けたりしました。ちょっと頭の情報整理と思って、ひとり出掛けたり、温泉に行ったりしたのですが、さすが有機農業の全国大会。特に生産者の方は落ち着かないようで、朝っぱらから出歩いている人の多いこと多いこと。
会う方会う方にジャガイモ植えたいね…という、挨拶のような合言葉でした。

朝食の時は、ファーマーズマーケットを25年されているという生産者の方とお話しするチャンスがあって、ラッキーでした。参考になることはいろいろとありましたが、何よりも「継続は力」なんだなぁ。←私の好きな言葉です。

それから、種の交換会にも参加しました。そばや大豆、カボチャの種をゲット。

その後2分間のフリースピーチがありました。印象に残ったのは東京築地の方の話。
東京オリンピックを招致したいがために、築地は古くて汚いところだとのレッテルを張って、食品を取り扱うには不適切な用地に移転させようとされてる。(移転先は、元東京ガスの工場跡地なんだけど、土壌汚染の多い土地らしいです。)
10年後、20年後、30年後に築地が変わらなくてよかった…と思えることも改革の一つなのではないか??っておっしゃってました。

それから、操体法の分科会。体が喜ぶようなストレッチの講座のようなものなんですが、体を伸ばしてあおむけになっているうちにZZZZZZZZZZZZZZ ・・・やってしまいました。

日程の最後は現地見学会でした。

大豆加工施設や堆肥を作っているゆうきセンター。




日本有数の米作地帯の新潟県。転作も多く、実は大豆の生産量も多いらしいです。で、その大豆を使ったこだわりの豆腐や醤油が作られて売られてました。

有機農業推進のため…ということで作られたゆうきセンター。
大量に出るモミガラや家畜糞、豆腐を作ってできたオカラなどが混ぜられてできた堆肥でした。土壌改良には良い感じの堆肥だったと思います。

ただ、ぶっちゃげの感想としては、「攻め」ではない!?

こだわりの豆腐をつくりたいから…ホンマの素晴らしい堆肥を作りたいから…って理由でできた施設じゃないような…。
転作のものをどうにかしたい…とか、産業廃棄物をどうにか再利用したい…って理由が主じゃないのかな??って思いました。

その発想を否定する気は全然ないし、むしろ悪くないとは思うけど、有機農業の理念や熱意がちょっと弱くなってしまうような気がする。ゆえに、有機大豆をつくろうとか、堆肥づくりの研究がすごいってことにはならない。
大きなものを動かすのは大変だし、自分の町も似たような発想だから、偉そうなことは言えないんですが…。なんとなく、思ったままのことを書いてみました。


で、そんな感じで帰ってまいりました。
自分自身の成長に繋がると思うし、そこで知り合った人たちともいずれ何かの形が作られていくんじゃないか…そんな気がしています。

なんとかジャガイモも植え終わりました。夏野菜もリカバリー中です。

心の栄養補給はたっぷりできたことですし、頑張っていきます!!


最後に…自分用のお土産。


大河ドラマ「天地人」直江兼続の活躍の舞台ともあって、関連グッズがたくさんあったんだけど、殺風景な我が携帯電話にストラップ。
このドラマが特に好きってわけじゃないんだけど、「愛」「義」とか直江兼続の人となりを表わしているこの言葉がすき。

義理を重んじる愛のファーマーとしては当然っしょ。

日本有機農業研究会全国大会

2009年03月15日 | Weblog
日本有機農業研究会の全国大会で昨日から、新潟にきています。

色々お出会いやら、プログラムが盛り沢山。

事情を知ってる方が沢山、新潟どう?ってメールを下さるのですが、皆さんに返信の暇すらありません。

これから、最後のプログラムの現地見学ツアーです。

また報告します。

Yohei

夏野菜の苗が…(泣)

2009年03月10日 | 畑の様子

この写真では分かりにくいかもしれませんが…。

夏野菜の苗が壊滅状態になっています。

ようやくきれいに発芽したところだったのに…(泣)

原因は、踏み込み温床に忍び込んだ鼠が、踏み荒らし、新芽を食べつくしたからです。最悪です。

種代がむだになった。
新しい種を買わねばならない。
必死に温床の温度を上げた作業が無駄になった。
種まきの作業が無駄になった。
また種を播きなおさなくては…
これまでの管理の手間が無駄になった。
遅れる分、野菜の収量減は否めない。
早く野菜をお客さんに届けられない…。

定額給付金なんかでリカバーできひんわ。

愚痴を言い出したらきりがないけど、悔しいやら悲しいやら…ほんま一日くらい寝込みたくなった。

けれど、寝込んでる暇はないです。やり直しすることはもちろんですが、ジャガイモやら、ニンジン、春菊、ホウレンソウなどの種をまかなければならない…。のんびりしている暇はないんです。

百姓は、こんなトラブルやアクシデントはしょっちゅうです。ほんまに。
台風でビニルハウスが壊れたり、シカやイノシシの獣害、虫害、野菜の病気。気候による不作、豊作になったら今度は値段の暴落。
なんとも辛い商売です。
しかし、そんな中でものらりくらり生きている百姓は、なんともタフなのかもしれません。


先日の尾崎さんの講演の受け売りですが、今の世の中、こんなタフさだったり、自立の精神が必要なんだそうです。
国の借金はもはや800兆円を超え、保障というものがなくなるかもしれないからです。
今は、100年に一度という不景気らしいですが、百姓なんかは毎年が不景気でありピンチなんです。


トラブルにめげず、頑張ります。力強く生きていきます。
そして、それは今を生きる人、全てに言えるかもしれません。
みんながんばれ!!


最後に、下手人…じゃなくて、下手ネズミはひっとらえました。

先日の講演会、毎日新聞に…

2009年03月06日 | 都会にて
先日、神戸で行われたビレッジライフ懇話会のことが毎日新聞の兵庫版に載りました。

そーいえば、知り合いの新聞記者が写真をとっていたような…。

高校時代のツレから、久しぶりにメールをもらってこのことを知りました。
ちょっとびっくり。
意外とでかく写真撮られてる。髪の毛ボサボサだったし、ちょっと恥ずかしい…。

あれから、一週間も経ってないんだけど、今日、地元で有機農業のフォーラムがあって、パネルディスカッションのパネラーを勤めてきました。

こんなことって続きますよね。



これは、地元の特に生産者に、丹波有機の里づくり推進協議会…丹波市が、有機農業推進法に伴うモデルタウン事業に選ばれ、発足した団体…
を、対内的にPRしていこうというものです。

何人の人にきてもらえるか、ドキドキでしたが、今日が運良く!?雨だったから、生産者の方にたくさん来てもらうことができました。
(雨が降って参加者が多いとは…いかにも農業生産者っぽい)

基調講演で、能勢の尾崎零さんよりお話をいただきました。
尾崎さんの農業や活動を通じて、本質を見出し、自立することの大切さをお話しされていました。
まったくそのとおりと思いました。

私はというと、自己紹介や自分の活動を紹介させてもらったりしました。
もっと、色々触れたかったし、特に丹波市内の生産者に向けた発言もしたかったんだけど、ちょっと修行不足。上手に話出来なかったかな。

それでも、尾崎さんはじめ、市島町内の生産者の方にはだいぶ話がうまくなったとおほめの言葉をいただきました。うれしい。

それにしても、自分にしても、尾崎さんにしても、有機農業者がいろいろ講演に呼ばれるようになったもんだと思います。
それだけ、世の中に有機農業が必要とされているのだと感じます。

及ばずながら、有機農業と人とをつなぐために、頑張ろうと思います。

先週末は、トークしまくり。

2009年03月02日 | 都会にて

恒例の愛農人朝市に行ってきました。

今年は、暖かくて野菜が前倒しでできている…のは、先日お伝えした通りですが、今日はそのラストスパートと言わんばかりに、仲間全体で野菜がそこそこ集まったようです。

私の農園はあんましなかったのですが、小松菜、春菊、菜の花、コウサイタイなどをもって参戦!!

あっという間にいい感じで旅立って行きました。

ありがとうございました。




その後は、三宮の居酒屋「ぽんぽこりん」でビレッジライフ懇話会でした。

パワーポイントの写真を利用しつつ、つたない説明ながら、なんとか乗り切ったって感じです。
ほんま、司会者の保田先生と参加者の皆さんがフォローしてくれたり、一生懸命質問してくれたりしたおかげです。

その後の交流会でも、たくさんの方が私の所に来てくださり、なんか嬉しかったです。たくさんお名刺をいただきました。

今日にいたるまで、何通かメールもいただき、ほんとほんと感謝です。

「期待以上のすばらしい講演でした」…まぁ、考え方によっては、びみょーなお褒めの言葉ですが、素直なご感想です。自分にスッと入って、私も素直にうれしいご感想だと感じました。




朝市も、懇話会でも…一日中だれかとお話した一日だったと思います。

農業の話はもちろんですが、プライベートな話から、バカ話から、愚痴を聞きあったりと…。

農業や野菜の情報を伝える場として、こういった場は大切です。

でも、農業話や野菜のやり取りだけでなく、人と人との繋がりの場として、こういった集まりはあるべきだと思います。

お会いした人が、久しぶりの友人のように…またはホントの友人として、楽しく過ごせてよかったです。

重ねてありがとうございました。