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モダニズムだけじゃない建築ブログ

’06関西ド根性ツアー PART3

2006年05月26日 20時22分52秒 | DOCOMOMO
 翌年に竣工する「東京文化会館」に、やはり似ている。誰もがそう思うであろう「京都会館」は1960年の竣工である。設計者は言わずと知れた前川國男氏。今回の自主研修先に5人の学生が訪れるというので、自分も便乗した。
 残念なことに、ホールや会議室は企業のイベントがあり、入ることは出来なかったが、外部からでも前川建築のモダニズムを感じることは出来た。ピロティをくぐり、大ホール脇の階段を上って行く彼らは写真ではなく、実際に自分の目で見たこの建築から、何かを感じ取っただろうか。
 荒々しくも軽やかなイメージのコンクリートの躯体。水平ラインが強調されたモダニズムの王道を行くデザイン。出来れば喫茶店でゆっくりと、お茶でも飲みたかったが、清水寺に行きたい!という彼らに連れられ、後ろ髪を引かれつつこの建築を後にした。

「京都会館」
設計者:前川國男 竣工:1960年 京都市左京区岡崎最勝寺街13
DOCOMOMO JAPAN 100選 選定建築(当ブログ13件目)


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