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「いざ鎌倉!腰越強行突破」’08鎌倉・東京建築紀行 その11“宿泊熱望”

2008年12月11日 19時11分45秒 | DOCOMOMO
 麻布十番の駅から歩いた為、急な登り坂を歩くはめになった。「国際文化会館」の敷地前に着いた時には、息が切れてしまった。
 この日は結婚式の披露宴が行われていたようである。カフェやレストランもあるのでごく普通に中に入ることが出来た。ただやはり中庭からこの建築を見てみたかった。しかし宿泊客ではないため、それは叶わない。
 1階部分の壁は鎌倉近美でも使われている大谷石で、DOCOMOMO JAPANのプレートも設置されていた。(mさんがご自分のブログで掲載されていたので、真似して載せてみた。)

 ネット上の写真で改修工事の様子を見ることが出来るのだが、かなり大掛かりと云うか、しっかりした工事を行っており、この建築が末永く使われていくのだろうと分かる。
 改修直後、本オープン前にpenkou師匠は宿泊されたのだが、その時は桜の花とモダニズム建築が見事に調和した写真を掲載された。レストランのフルコース料理も召し上がられており、もの凄く羨ましい。

 エントランスの改修では、階段部分の手摺に木を用いていた。柔らかいカーブを描く木の手摺は好感が持てる。オリジナルの階段も同様だ。是非ともこの建築に宿泊し、自分もフルコース料理を食べたい。(結論が、あらぬ方向へ柔らかいカーブを描いてしまった。)

「国際文化会館」
設計者:前川國男・坂倉準三・吉村順三 竣工:1955年
東京都港区六本木5-11-16
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