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「いざ鎌倉!腰越強行突破」’08鎌倉・東京建築紀行 その7“絵画のような”

2008年12月03日 23時17分41秒 | DOCOMOMO
 「東京カテドラル聖マリア大聖堂」は催し物があっても内部見学可能とのことで、安心して尋ねた。日曜日であったためミサの準備が行われていた。教会建築を訪れる際ミサが行われていたりすると、物凄く恐縮しながら、さっと内部を見せていただき逃げるようにして退出する。この聖マリア大聖堂でも信者の方に声をかけていただいたのだが、やはり早々に出てきてしまった。

 この建築の様々な内部写真を見る度に、「まるで絵画を見ているようだ」と感じていたのだが、内部のコンクリート表しの壁は実際にこの目で見ても本当に絵を見ているようであった。どうにも現実の世界にいる感じがしない。2方向曲面のHPシェルも、何か視覚的効果をもたらしているのではないだろうか。
 ネコで打ったというコンクリートの地肌が強烈な印象を与える。外部の金属板の光が対照的でドラマチックだった。 

「東京カテドラル聖マリア大聖堂」
設計者:丹下健三 竣工:1964年 東京都文京区関口3-16-5
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