玄関脇の小さなみかんの樹の下に屈んで
じっと耳を澄ますと ぷちぷち ぷちぷち 音がします。
あちこちから ほんとに小さな あぶくが弾けるような音。
音の主は 彼ら。

もう立冬を過ぎたというのに
そんなにのんびり葉っぱを食んでいて いいの?
蝶々になる前に 霜が降りてしまうよ。
アリとキリギリスのお話がよぎり、
毎朝 心配な母心で
葉を食む音を確認するのです。
じっと耳を澄ますと ぷちぷち ぷちぷち 音がします。
あちこちから ほんとに小さな あぶくが弾けるような音。
音の主は 彼ら。

もう立冬を過ぎたというのに
そんなにのんびり葉っぱを食んでいて いいの?
蝶々になる前に 霜が降りてしまうよ。
アリとキリギリスのお話がよぎり、
毎朝 心配な母心で
葉を食む音を確認するのです。