碧緑香華

中国語、武侠小説、ドラマの話などなどにたまに日常の話を織り交ぜて

陸小鳳伝奇 再び

2021-05-02 17:35:25 | 古龍
陸小鳳伝奇(四本眉のおっさん再び登場)
だいぶ昔に、妄想訳をアップしていましたが、
中国語の独学を兼ねて、今回は原文も載せることにしました。

妄想訳が、此処は変だとか間違ってるという所が有れば
ビシバシ、指摘訂正してください。

             银钩赌坊

《好心救美》

夜。秋夜。
残秋。
黑暗的长巷里静寂无人,只有一盏灯。
残旧的白色灯笼几乎一变成了死灰色,斜挂在长巷尽头的窄门上,
灯笼下却挂着个发亮的银钩,就像是渔翁用的钓钩一样。
银钩不停的在秋风中摇晃,秋风仿佛在叹息,叹息着世上为何会有
那么多人愿意被钓上这个银钩?
方玉飞从阴暗潮湿的冷雾中,走进了灯火辉煌的银钩赌坊,脱下了
深色的斗篷,露出了他那件剪裁极合身,手工极精致的银锻子衣裳。

陸小鳳伝奇 四 「銀鈎賭坊」

 【好心救美】

 夜、秋の夜。
 晩秋
 暗く静まり返った長い坑道には、人ひとりも居なくただ一つの明かりだけが有った。
 残された白い提灯は、ほとんどがとっくに灰色に変わってしまっている、傾いた
坑道の狭い突き当りの門の上には、提灯の明かりに光っている銀の引っ掛け鈎が有る
それは、まさに漁師の親父が使う釣り針のようだ。
 銀鈎は秋風の中で停まることなくゆらゆらと揺れている。秋風はまるでため息をついて
いるようだ、ため息は、何故に世の中の人々の多くがこの銀鈎に吊り上げられたいと思う
ことが有ろうか?
 方玉飛は暗く、湿った冷たい霧の中から、まばゆく明るい銀鈎賭坊の中へ入った。
濃い色のマントを脱ぐと、その下から、彼の体にぴったりと設えられた極めて手の込んだ
銀緞子の衣装が現れた。

本日は、これまで少しずつ時間のある時に載せていくので、途中間隔があくと思いますが、
お付き合いくださると嬉しいです。

原文のピンインを思い出すのが大変でした。
あの頃は、読みたいがために必死で辞書にかぶりついていたように思います。
今は、中国語への情熱は冷めていないのですが、自分自身の時間が中々ないのが現状です。

では、次回、またお会いできることを・・・・・