碧緑香華

中国語、武侠小説、ドラマの話などなどにたまに日常の話を織り交ぜて

陸小鳳伝奇 (銀鈎賭坊 よ)

2007-05-25 08:51:24 | 古龍

大変長い間、浮気をしていました(蹴) 実は『侠客行』の中の狗雑種くんに心を奪われていました。そして、ドラマ『碧血剣』袁承志への思いも、ドラマで袁承志を演じる台湾の俳優さん『?智孔』と共に再燃してしまった次第(ただいま碧血剣を再読中)でも、決して陸の旦那をないがしろにしていた訳ではなく、コツコツと妄想訳をしていました(笑)

『笑い出す間もなく彼はすぐに気を失ってしまった。』

 霧は分散して消え去り、空には満天の星が輝き、風の中で度々蝉の鳴き声が聞こえ、露に打たれて地面がすでに濡れている。

 陸小鳳の着物もすでにずぶ濡れである。

 彼が目覚めた時、ちょうど良く東方の暗い空が、穏やかで希望を満たした夜明けの空の色に変わった。

 あたかも彼が目覚めるのと時を同じくして、ちょうど大地も蘇ろうとしている。

 彼が立ち上がるのを待って、薄暗い遠くの山がエメラルドグリーンに姿を現し、風の中にも遠くの山から木の葉のすがすがしい香りが運ばれてきた。

 山間のくぼ地からは、炊事の煙が立ち上り、近くにはまったく農家は見当たらない。

  もしも此処が昨晩、車を止めて降りた場所なら、あの鉄板の家は?

  もしも此処は彼が昨晩言った場所では無いのなら、彼はどの様にして此処へたどり着いたのだ?

 あいつらは骨身を惜しまず罠を仕掛け、彼を罠におとしめ、荒れ野で一晩を加護させる為に此処へ送り届けたと言うのか?

 陸小鳳は奴らが何で何の目的が有るのかが、更に信じられなく思い当たらなかった。

 だから彼はすぐに濡れた服を脱いで、肩に掛け大股で帰り始めた。

 彼は町の「五福旅館」に泊まっていた。帰ったらまず先に熱い風呂を浴び、美味しい物を食べ、眠る事だけを考え、そしてこの思いがけない出来事を再び考えようと思った。

 五福旅館の肉饅頭は中々のものだ、鶏汁麺もとても旨い、寝床のシーツは昨日換えたばかりのように整っている。

 はるか遠くに、五福旅館の金字看板が見える、彼はすぐにすべての不愉快な出来事を忘れられる、なぜならそこには愉快な事が彼を待ち受けているから。

 誰知ろう、そこで彼を待っているのが、二振りの剣、四刀の刀、七本の赤い房のついた槍、そして一本の鎖だと

・。・゜★・。・。☆・゜・。・゜ ☆.。.:*・゜☆.。 続く ・。・゜★・。・。☆・゜・。・゜ ☆.。.:*・゜☆.。

 ★さて、不可解な出来事に巻き込まれた、陸小鳳。心と体の疲れを癒そうと彼のお気に入りの旅籠に向かったのだが・・・・・そこでまた何かが起こりそうです★

?さて、最後にとっても素敵な袁承志君の写真をご披露して、碧血剣を読みたくなる人を増やそう(笑)?

Bi6 Bil2 Bil3 Bil6 Bil7


最新の画像もっと見る

コメントを投稿