工房アパート時々倉庫

仕事半分、趣味半分。

箱男

2015年10月13日 | 日記・エッセイ・コラム
「箱男」と言えば阿部公房の小説。
学生時代に読んでシユール過ぎて途中で挫折。

バイ・ザ・ウェイ、何を隠そうワタシは昔から箱男でして・・・。
箱男と言うよりはズバリ箱フェチのオヤジであります。

コレ、最近某料亭でのお持ち帰りウナギが入っていた箱です。



当然、ウナギを食べれば棄ててしまう入れ物としての箱なので
丈夫に作ってある訳でも綺麗に作ってもいない木の器です。

ほんのり木の香りもするし食べ物を引き立たせる心意気が
自己主張もせずに奥ゆかしく感じられる箱です。

この箱と同じ心意気が感じられるのが
あの崎陽軒のシウマイ弁当の入れ物ですね。

弁当の箱も陶器の器も応援団の「押忍」の心意気。
主役を陰で支える縁の下の力持ちです。

オレがオレがと自己主張しているようじゃダメ。
大いに反省してます。

この箱、ワタシは捨てません。