◇東京マラソン(2013年2月24日 都庁~東京ビッグサイトの42・195キロ)
2時間8分0秒の自己ベストをマークし、日本人トップの4位に入った前田和浩(31=九電工)。2時間8分切りには1秒届かなかったが、世界選手権(8月、モスクワ)の切符をほぼ手中に収めた。その激走の原動力は怒りだった。
最近のマラソン界は公務員の市民ランナー・川内優輝(25=埼玉県庁)、プロの藤原新(31=ミキハウス)という“非実業団ランナー”が席巻。特に川内の言葉は過激だ。11年の福岡では、前田に完勝しながら「こんなタイムじゃ五輪に選ばれない」。優勝した今月の別府大分でも、「数年前にあったような、日本人トップを狙う醜いレースはしたくない」。2年前の同大会、消極的なレースで日本人トップは前田だった。報道で川内発言を目にすると、前田の闘志に火が付いた。「こっちも一生懸命やってるんで、あまり実業団をバカにする感じで言ってほしくない」。
3日の別府大分毎日マラソンで優勝した川内も世界選手権出場が決定的。「出られたら、上位で走れるように頑張りたい」という前田が、ライバルとともに大舞台で熱いレースを見せる。
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<オープン戦:巨人2-1楽天>◇24日◇沖縄セルラー那覇
巨人大田泰示外野手(22)がオープン戦2試合で5打席連続空振り三振と、最悪のスタートを切ってしまった。
外角のスライダーにバットは空を切り続けた。試合後、延々とマシンが繰り出すスライダーを打ち続けた大田は「ちょっと気持ち的な部分で、突っ込んでしまっている。練習ではいい感じなので、練習でやってることを信じてやっていくしかない」と気持ちを切り替えた。
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「オープン戦、巨人‐楽天」(24日、沖セル)
巨人のドラフト1位・菅野(東海大)が先発した。
最速146キロをマークし、3回2安打無失点。昨年1年間、浪人生活を送っていた菅野にとっては480日ぶりの対外試合の登板だったが、ブランクを感じさせず、不安を一蹴した。
菅野は「あらためてジャイアンツに入ってよかった、やっとジャイアンツの一員になれたんだな、と思いました。そんなに(対外試合が)久しぶりという感じもしなかったです」と、オープン戦初登板を振り返った。観戦した祖父の原貢さんは「点数をつけるなら80点。見ていていい結果が出るとうれしいですよ」と目尻を下げた。
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(オープン戦、日本ハム0-1広島、24日、名護)日本ハムのドラフト1位、大谷翔平投手(18)=岩手・花巻東高=が代打で登場。四球を選び、オープン戦で初めて塁に出た。
六回、1死で代打の大谷は、広島・中田と対戦。カウント3-1からど真ん中の直球を見逃すも、フルカウントから真ん中低めを見極め、1度もバットを振ることなく、四球で歩いた。
続く杉谷の右前に落ちる難しい打球を、好判断で二進。指名打者の代打だったため、守備にはつかず、八回無死一塁、変則左腕・金丸の場面で打席が回ったが、代打を送られ退いた。
栗山監督は「翔平らしいですよね。(カウント3-1から)がっつりいきたいところだけど、あの辺が野球観があるというか」と評価。2打席目については「あの変則左腕は(打撃が)崩れるかもしれないので、やめました」と代打を送った理由を明かした。
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ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表「侍ジャパン」は24日、大阪・京セラドームでオーストラリアと壮行試合で対戦する。日本の先発投手は前田(広島)。オーストラリアの先発は、ローランドスミス。
前日のオーストラリア戦で侍ジャパンは、相川(ヤクルト)の逆転本塁打で3対2で辛勝したものの、打線は湿りがち。先発の田中(楽天)が先制されるなど、今後に課題を残した。3月2日のWBC予選1次ラウンドの初戦に向け、最後の外国勢との試合で、どのような戦いができるか、代表各選手の内容が問われる試合となる。【毎日jp編集部】
日本の先発メンバーは次の通り。1番(遊)坂本▽2番(二)松井▽3番(DH)内川▽4番(捕)阿部▽5番(中)長野▽6番(右)糸井▽7番(一)中田▽8番(左)角中▽9番(三)松田▽(投)前田
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世界選手権(8月、モスクワ)の男子代表選考を兼ねる「東京マラソン2013」は24日に行われ、昨年大会6位の前田和浩(九電工)は日本勢トップの4位でフィニッシュ。「7分台はいける」と力走をみせたが、自動内定となる代表派遣記録にわずか1秒届かなかった。
7位だった前田は35キロ過ぎから終盤にかけてケニア勢3人抜きをみせ、2時間8分0秒でゴールイン。力強いスパートに「ゴールが見えたので、代表になりたい気持ちもあって…7分台はいけるというのもあって、底力が出た」と惜しい結果にも笑顔でコメント。30キロまではスローペースで進んだが、「風が強くて(設定された)ペースで行けなかった。離れたらついて行こうと思っていたので、思いっきりはよかった」とレースを振り返った。
これで8月のモスクワ世界選手権代表の有力候補となったが、「世界選手権にはもちろん行きたい。もし行けたら今日以上の走りができるように頑張る」と先を見据えた。
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【メサ(米アリゾナ州)=田中潤】米大リーグ、カブスの藤川が22日、紅白戦に初登板し、「緊張した」と言いながらも1回を無安打無失点に抑えた。
三回にマウンドに登り、先頭打者の初球に最速の93マイル(約150キロ)をマーク。遊ゴロ、中飛で二死となった後に四球を与えたが、次打者を力ない一飛に切って取った。21球を投じたうち、特にカットボールに「手応えがあった」と振り返り、「実戦はもう4、5か月ぶりなので、その最初にしてはよかった」と笑顔を見せた。
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◆富士ゼロックス・スーパー杯 広島―柏(23日、東京・国立競技場) Jリーグのシーズン到来を告げる富士ゼロックス・スーパー杯は23日、J王者・広島と天皇杯覇者・柏が対戦する。22日は都内でJリーグ全40クラブの監督らが集まり「キックオフカンファレンス」が行われた。広島FW佐藤寿人(30)は、2013年最初の試合でゴール後の“新パフォーマンス”を披露することを明かし、タイトル獲得を誓った。一方の柏は公式戦初となる3バックの導入で、広島の攻撃を封じ込める。
シーズン開幕の号砲は、この男が鳴らす。昨季のJリーグMVP、得点王の佐藤は、今季初となる公式戦に向け「シーズン最初の試合に勝って、その後につなげていきたい」と言い切った。さらに“広島名物”のゴールパフォーマンスも「1発目なんで、できれば2013年バージョンをやりたい」とうなずいた。
過去に数々のパフォーマンスで注目を集めてきたが、昨季まで“お笑い担当”としてアイデアの中心的存在だったDF森脇は浦和に移籍。しかし佐藤は「森脇がいなくなったんで、もうすべることはないと思います」と“戦力ダウン”はきっぱり否定。この日の夕食の席で選手たちで話し合うことを明かした。候補は明かさず「見たことあるなって言われるのはちょっと…」と新作を投入する意欲をみせた。
広島は08年にゼロックス・スーパー杯に初出場。この時は、鹿島がリーグと天皇杯の両方を制したため、天皇杯準優勝ながら繰り上げで出場し、初優勝を遂げた。広島はこの年、圧倒的な強さでJ2を制し、佐藤もJ2得点王を獲得。「08年はゼロックスで勝ったことが、シーズンにつながったので、必ず勝ちたい」と森脇以外は主力が残り、昨季以上に熟成された攻撃サッカーでの今季初タイトルを見据えた。
この日は運動記者クラブが選ぶ2012年のMVPにも選出された。次点だった日本代表MF香川=マンチェスターU=を抑えての受賞に「(香川)真司より上にいったことを、息子がすごく喜んでくれた。この賞は2人の息子にささげたい」とほほ笑んだ佐藤。「国立で(カップを)掲げられるチャンスはあまりない。必ずタイトルを取りたい」。J最高のストライカーが、2年連続で主役の座を狙う。
◆広島の主なゴールパフォーマンス
▽釣り 魚になりきって地面に横たわった選手を、ほかの選手が協力して釣り上げる。
▽弓矢のポーズ 得点を決めた選手が、弓を引き絞って放つポーズをとる。チーム名のサンフレッチェ(3本の矢)の由来にちなんだもの。
▽ボウリング 1人の選手がボウリングのボールを転がすポーズを決め、ピンとなった選手たちが次々倒れる。
▽だるまさんが転んだ 鬼になった選手に、ほかの選手たちが近づき、タッチして逃げる選手たちを鬼が追いかける。
◆広島の08年ゼロックス杯 前年度Jリーグ王者の鹿島と対戦。0―2からFW久保、FW佐藤の得点で2―2に追いつき、PK戦4―3で勝利した。J2勢の勝利は初。タイトルで勢いをつけた広島は、9月28日のC大阪戦で、佐藤が4戦連続ゴールを決め、史上初めて9月中でのJ2優勝を達成。1年でのJ1復帰を果たした。
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沙羅、最年少Vならず。ノルディックスキーの世界選手権ジャンプ女子は22日(日本時間23日)、イタリアのバルディフィエメでノーマルヒル(HS106メートル、K点95メートル)を行い、高梨沙羅(16=グレースマウンテン・インターナショナル)は合計251・0点で2位に終わり、大会史上最年少金メダルは惜しくも逃した。
1回目に104・5メートルをマークした高梨は、最長不倒の106メートルをマークしたサラ・ヘンドリクソン(米国)に次いで2位につけ、逆転を狙った2回目も103メートルの大ジャンプ。しかし、ヘンドリクソンも103メートルを飛び、2・7点及ばなかった。
すでにW杯個人総合優勝を決めている高梨。先月の世界ジュニアを含め、シーズン個人タイトル“3冠”はならなかったが、プレッシャーのかかる舞台で2回とも好ジャンプをそろえ、ライバルのヘンドリクソンと好勝負を演じたことは、来年のソチ冬季五輪に向けて大きな収穫とも言えそうだ。
ほかの日本勢は伊藤有希(18=北海道・下川商高)が20位、茂野美咲(26=ライズ)は22位、平山友梨香(22=北翔大ク)は24位だった。
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◇侍ジャパン壮行試合 日本―オーストラリア(2013年2月23日 京セラドーム)
すり足でステップして鋭く軸回転した。打球は京セラドーム左中間の3階席へ。中田(日本ハム)は確かな手応えを感じていた。
「しっかり捉えたときには、ボールが楽に飛んでいる。押し込みができているということ」。宮崎合宿最終日の特打で、それまで高く上げてステップしていた左足をすり足に変えた。狙いはステップと同時に体が投手方向に突っ込む悪癖の修正だ。本番直前のフォーム矯正には不安が残るが「辛抱強く、一打席一打席考えながらやっていきたい」と言った。
ロングティーでは理想的な軸回転で打てる。だが、投手が投げたボールを打とうとすると悪癖がのぞく。実戦だと「余計に突っ込んでしまう」という。そこで立浪打撃コーチが提案。「足を上げるのが早すぎていた。本番までにあの形を固められればいい」。緊急改造ながら特大の3階席弾に光明が見えている。
フリー打撃後、山本監督から「どうや?」と声を掛けられた。新打法について約3分間の打撃談議。間の取り方などのアドバイスを受けた。23日のオーストラリア戦は一塁での先発出場が有力。「侍の大砲」は本番までに新たなすり足打法に磨きをかける。
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二刀流を目指す日本ハムのドラフト1位・大谷翔平投手(18=花巻東)が、23日のオープン戦初戦となる阪神戦で対外試合デビューを果たす。代打で途中出場する予定で、結果を残せば24日の広島戦でスタメン起用される可能性も十分にある。
いきなりチャンスが巡ってきた。栗山監督は、この日1軍キャンプに合流したばかりの大谷について「(試合で)使うために(1軍に)上げたんだから。体の状態を見てからだけど、他の選手と同じで出てもらうつもり」と阪神戦で起用することを明言した。
首脳陣は当初、DHでの先発起用まで検討したが、阪神の先発が左腕・岩田ということを考慮。2安打を放った17日の紅白戦に続き、代打での起用を決めた。だが再び結果を残せば、24日の広島戦で「プロ初スタメン」が実現する可能性は十分にある。大谷は「ストライクなら見逃さないで積極的にいく。どんな球でも食らいついていきたい」と意気込んだ。
初の1軍キャンプでは、金子誠、小谷野らのフリー打撃中に右翼の守備に入り、3年目・谷口に「名護はこんなに風が吹くんですか?」などと質問しながら生きた打球を懸命に追った。まだ実戦では守備に就いていないが、糸井のオリックス移籍により右翼のレギュラーが決まっていないことも追い風。大谷の守備について指揮官は「何も練習させなくてもいいかな」と独特の言い回しで合格点を与えた。
フリー打撃では、38スイングで柵越え1本。安打性の当たりも9本にとどまった。だが大谷がすでに木製バットに順応しているのは、1月の合同自主トレから一度もバットを折っていないことが証明している。昼すぎには全体練習が終了する軽めのメニューにも「(1軍は)凄くレベルが高い。練習が長く感じたし、凄く楽しかった」と充実感をにじませた。
23日の試合前は投手メニューをこなした後、ベンチで出番を待つ。28日のキャンプ打ち上げまでにシート打撃登板も予定されるが、それまでの実戦3試合は野手一本で臨む。「ベンチの雰囲気だったり、相手の投手を見るだけで勉強になるし、いい経験になる」。花巻東の卒業式に出席するため3月1日に一時チームを離れるが、まずは打者・大谷の評価を高める。
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日本ハムのドラフト1位・大谷翔平投手(18)=花巻東=が22日、右翼手デビューに意欲を示した。この日から沖縄・名護の1軍キャンプに合流。23日の阪神とのオープン戦(名護)には代打で出場する。右翼の守備に就く可能性もあり「いってほしいと言われたところで、結果を出せるように準備したい」と力を込めた。
フリー打撃が行われている中、大谷は3年目の谷口とともに右翼に入った。高校時代は投手兼外野手。2軍キャンプでも外野ノックは受けていたが、「金子(誠)さんとか、逆方向でも伸びていた」と初体感した1軍主力の打球に驚いた様子だった。「頭を越されないようにしたい」と実戦での守りにも意欲。糸井のオリックス移籍で空いた右翼の開幕レギュラー争いに殴り込みをかける。
練習前には先輩ナインへあいさつ。打撃練習では38スイングでサク越え1本のみで、一塁方向への凡打が目立った。「すごく打撃投手の球が速かった。引っかけた打球は最悪」と猛省。この日はキャンプ唯一の6勤となる第5クール4日目のため、全体練習は午後1時で終了。大谷は静養し疲労回復に努めた。
23日はブルペンに入らない予定。指揮官は起用法について「頭からでもと思ったけど、相手の先発が(左の)岩田だからやめた。DHだけというわけにはいかないので、外野を守る可能性を持ちながらね」と含みを持たせた。大谷は「ストライクは見逃さないように。どんな球でも食らいついていきたい」と、積極果敢にアピールする。
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日本ハムのドラフト1位・大谷は今後、28日の打ち上げまで1軍キャンプで過ごす。
栗山監督は「1軍に上げたわけじゃなく、(千葉県鎌ケ谷の2軍施設で調整するより)暖かいところでやらせてあげたほうがいい」と話した一方で、「まずは状態を見てから。元気であれば(試合に)出て課題を見つけてあげたい」と言及。同期間中に予定されている実戦3試合での起用する方針を示した。
キャンプ打ち上げ後は3月2日に花巻東の卒業式、4日にNPBの新人研修会に出席するため一時チームを離れる。再合流は5日に札幌市内で行われる激励会。翌6日には巨人とのオープン戦(札幌ドーム)前に、恒例の新人紹介が行われ、本拠地のファンの前で初めてユニホーム姿を披露する。
大谷自身はこれまで「巨人打線を相手に投げてみたい」と話していたが、島崎投手コーチは「コーチの立場から言って、いきなり1軍のオープン戦に登板するということはさせたくない」。まずは打者として巨人投手陣を相手に本拠地デビューを飾ることになる。
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日本ハムのドラフト1位・大谷翔平投手(花巻東)が1軍の名護キャンプに合流した。
初日は全体練習前に助っ投・モルケンにからかわれるなど、笑顔のスタート。投内連係練習は、同じく合流初日だったドラフト3位・鍵谷(中大)と見学した。その後のフリー打撃は37スイングで1本の柵越え。自身の打撃後は、右翼の定位置に入って打球を追った。23日の阪神とのオープン戦を控え、チームは午後1時前には練習を終えた。
大谷は「長く感じましたけど、いい先輩ばかりで話しかけてもらったりして、やりやすい1日でした」と楽しげ。翌日からの実戦に向け「チャンスをもらえたら、積極的にどんな球でも食らいついていきたい」と、意気込みを語った。
練習を見た栗山監督は「ちょっと疲れてたね。バッティングは悪かった」と、1軍初体験のルーキーを気遣った。試合での起用については「チャンスがあれば出る。あしたの体の状態を見ながら」と話していた。
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日本ハム春季キャンプ(22日、名護)ドラフト1位、大谷(花巻東高)がプロ入り初の1軍キャンプに合流した。二刀流を目指すルーキーはこの日は野手組に入った。フリー打撃では右翼席中段への本塁打を含む10本のヒット性の当たりを披露。ケージ裏で見守る栗山監督へ強烈弾でアピールした。
この日はキャンプ打ち上げとなり、最終日で1軍合流となった大谷は「キャンプは長く感じたし、すごく楽しかった」と笑顔。オープン戦開幕となる23日の阪神戦、24日の広島戦(ともに名護)での1軍デビューの可能性があるが「いってほしいといわれたら、しっかり結果を残せるようにやりたい。積極的にいきたい」と話した。
また栗山監督は「(大谷は)ちょっと疲れているかなあという感じ」とルーキーに気遣い。オープン戦での出場については「他の選手と同じ。チャンスがあれば出る。投手に関しては、まだ段階を踏まないといけない」と野手としての出場の可能性を示唆。「ただ疲れがあるようだし(出場は)明日の体の状態を見てから」と話した。
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