〈川俳会〉ブログ

俳句を愛する人、この指とまれ。
四季の変遷を俳句で楽しんでいます。「吟行」もしていますよ。

拾い読み備忘録(182)

2018年10月03日 12時01分36秒 | 教育
人間は百二十五歳までの寿命をもっておるというのが吾輩予(かね)ての説である。しかしこれにはあえて深い論のある訳でない。生理学者の説に依ると、すべての動物は成熟期の五倍の生存力をもっておるというてある。そこで人間の成熟期は二十五歳というから、この理屈から推してその五倍、即ち百二十五歳まで生きられる訳である。勿論土地気候の関係や各人体質の如何に依りて長短の差は有ろうが、大体に於て百二十五の寿命というのがその趣旨である。随って吾輩の説からいうと、それ以上に生存した者でなければ長寿者といえぬのである。
(「大隈重信演説談話集」早稲田大学編 岩波文庫 2016年3月16日)富翁
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1 コメント

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素晴らしいです (安楽)
2018-10-03 14:38:33
なんか説得されました。弱気になってはいけない。生きることは、さほどに難しいことじゃないノダ!ふ

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